目次
映画のなかのロゴマーク 視覚言語と物語の構造
- 小谷 充(著)
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はじめに
シンボルに埋め尽くされた日常/映画のなかの標章
第一章 旗と記号×映画『七人の侍』
戦にひるがえる旗/古代エジプトの標章/卑弥呼の旗と『日本書紀』に記された旗/日本の旗に染め抜かれる家紋/平八が描いた団結と協働のビジョン
第二章 シンボルと紋章×映画『本格冒険科学映画20世紀少年』
ぼくらのマークを取り戻せ/眼のイメージがもたらすもの/手のイメージと指示マーク/シンボルマークの展開と西洋の紋章/ぼくらのマークは取り戻せたのか
第三章 企業表現とCI戦略×映画『モンスターズ・インク』
町一番の大企業・モンスターズ株式会社/企業を表現するCIとは何か/モンスターズ社のシンボル/計画的なVIシステムの開発/モンスターズ社のVIシステム/近代を象徴するCI
第四章 標章と視覚言語×映画『ゴーストバスターズ』
企業名が映画のタイトル/ゴーストバスターズの標章/標章の複製適性/中小企業の皮肉なVI計画/VI導入前後の文脈
第五章 標章による演出×映画『スーパーの女』
伊丹十三とグラフィックデザイン/対立する二つのスーパーマーケット/安売り大魔王のシンボル/正直屋のシンボル/業績の改善を可視化する/シンボルによる大団円の工夫
第六章 企業表現と近代性×映画『ジュラシック・パーク』
架空の恐竜公園は夢のテーマパーク/ジュラシック・パークの標章/大企業の大型プロジェクト/理性と野性の峡間/近代性への批判
第七章 おわりにかえて×映画『サマーウォーズ』
シンボルの拡大と成長/物語を牽引する標章/変化する集団のかたち
参考文献一覧
あとがき
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