目次
- はじめに
- 第1章 僕が「365日24時間」チャット相談を始めた理由
- なぜ僕はNPOを立ち上げたのか
- 壊れ始めた日常/僕の居場所がなくなった日
- 僕を苦しめた父との確執
- 暴力に追い詰められる日々
- 眠れない夜に考えていたこと
- 情けなさと申し訳なさで見ていた風景
- 生きる苦しみと死ぬ怖さがせめぎ合う
- 入院によって、さらに深まる孤独
- 東京で、ふたたび孤独な生活が始まった
- 「普通」を演じ続けた中学時代
- 高校入学、そしてニュージーランドへ
- 「普通の幸せ」を味わった留学時代
- 母との壮絶な争いと「普通」の生活
- 限界に達した僕が送った一通のメール/初めて出会った「信頼できる大人」
- 過去を悲観するより、どう生きたいのかを考える
- 理不尽な社会のしくみを変えたい
- 大学へ進学後、「あなたのいばしょ」設立へ
- 第2章 孤独を感じたら、迷わず誰かに頼って欲しい
- 孤独は、どんな状況でも起こり得る
- 誰でも、何歳でも孤独になることがある
- 誰かに頼ることが、なぜ大事なのか?
- 「積極的な孤独」と「望まない孤独」の2種類がある/「望まない孤独」をなくしたい/人は協力し、つながりあって生きてきた
- 苦しいときは、気軽に頼っていい
- 知らない相手だから相談できることもある/どんなことを相談してもいい
- 誰もが「頼る力」を持っている
- 僕たちの社会は支え合いでできている/間違った思い込みに気づこう/誰かに頼るのは、ケガで病院に行くのと同じこと
- 人に頼るのは難しくない
- 話すだけで心が軽くなる/相談内容が漠然としていてもいい/誰かに話すことで問題が整理できる
- 人に頼る方法はいろいろある
- メールや手紙で相談してもいい/雑談するだけでも心が軽くなる
- 相談したのに、かえって苦しくなる答えが返ってきたら
- 複数の相談相手を持とう/相手の返答は加点方式で考える/ゼロからでも信頼関係は結べる/どんな相手に頼ってもいい
- 第3章 「悩み」を「苦しみ」に変えないためにできること
- 進路や受験の不安を乗り越えるには
- 結果ではなく「プロセス」を見る/自分が培った精神力や自信はゆらがない
- 恋愛問題で悩んだら、こう考えよう
- 相手への依存に注意する/失恋の痛みから立ち直るには/セクシュアリティに関する悩み
- 自分を好きになれないときは、比較をやめてみよう
- 「理想の自分」に近づくきっかけにする
- 先生との関係に悩んだら
- いじめや虐待は、すぐに相談が必要
- 虐待を受けていたら、勇気を出して頼って欲しい
- 「悩み」を「苦しみ」に変えないために
- 「事実」と「妄想」を切り分けよう/冷静になり、事実を客観視する/一番の問題をつき止めることが大事
- インターネットやSNSとのつきあい方を学ぼう
- SNSも普段の生活の延長線上にある
- つらい夜を乗り切るには
- 睡眠時間の確保はマスト
- 休み明けに学校へ行きたくないと思ったら
- できるところから工夫していく
- 「苦しみの出口」を自分でつくる
- 「親ガチャ」という言葉に救われた
- 「死んでもいいけど…」と僕が言う本当の理由
- 第4章 自分の人生の主人公として生きる
- いま、孤独を感じる人が増えている
- 責任はすべて自分にあると考えるのは間違い/本来の自己責任とはポジティブなもの
- 自分を認められると自己肯定感が上がる
- 自分の長所の見つけ方
- 短所は意識しなくていい
- 長所を見ていくと自己肯定感が上がる
- 自分中心で物事を考えてみよう
- 紙に書き出せば、自分の気持ちや状況が整理できる/自分に質問して、心のフタを開けてみよう
- 「生きる意味」は見つけなくていい
- 日々起きることを味わうのが「生きる意味」
- 夢は必ずしも必要ではない
- どんな有名人も、「あなた」にはなれない
- やりたいことが見つからなくても焦らなくていい
- あなたも誰かを救える存在
- 誰かの役に立てるのはすばらしいこと/特別な技術がなくても人を助けられる/5秒だけ目を閉じて、周囲の人を思い浮かべる/たった一言の声かけで救われることがある/「本気の他人事」で考えよう
- 話を聞いてもらうだけで人は救われる
- ゆるいつながりをつくっていこう
- 大丈夫、なるようになる
- 誰かとつながって、「生きる権利」を使い続けていこう
- おわりに
- 相談窓口紹介
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