目次
キリシタン時代の良心問題 インド・日本・中国の「倫理」の足跡
- 浅見 雅一(著)
- 序説 良心問題とは何か
- 一、本書の視角
- 二、本書の構成
- 第一章 発見地の領有と異教徒の権利
- 一、はじめに
- 二、サラマンカ学派の言説
- 三、グロティウス『自由海論』の言説
- 四、フレイタスのインド洋領有論
- 五、結び
- 第二章 キリシタン時代の神学と良心問題
- 一、はじめに
- 二、トマス神学の教育
- 三、キリシタン時代の良心問題
- 四、ヴァリニャーノの良心問題決疑論
- 五、一七世紀以後の良心問題
- 六、結び
- 第三章 信仰と奴隷制
- 一、はじめに
- 二、インドにおける奴隷制
- 三、インドの日本人奴隷
- 四、結び
- 第四章 フランシスコ・ロドリゲスの日本の婚姻問題決疑論
- 一、はじめに
- 二、日本の婚姻問題
- 三、神学的論拠の検討
- 四、日本の特殊事例
- 五、結び
- 第五章 キリシタン大名大友宗麟をめぐる良心問題
- 一、はじめに
- 二、祭具の貸与の可否
- 三、宗麟の婚姻問題
- 四、結び
- 第六章 イエズス会のインド史研究と日本書翰集の編纂
- 一、はじめに
- 二、インドおよび日本書翰集の印刷
- 三、インド管区における書翰の保存と書翰集の送付要求
- 四、マッフェイの『インド史』
- 五、エヴォラ版『日本書翰集』の送付
- 六、結び
- 第七章 「神学」に加えられた日本人の祖先崇拝
- 一、はじめに
- 二、日本人の祖先の救済
- 三、ゴメスの布教論
- 四、禅宗の霊魂観とゴメスの霊魂観
- 五、結び
- 第八章 キリシタン時代の良心問題に関する手引書について
- 一、はじめに
- 二、良心問題の手引書
- 三、ナバーロの手引書
- 四、改訂版とキリシタン版
- 五、結び
- 第九章 殉教の論理と潜伏の論理
- 一、はじめに
- 二、迫害下の信仰告白
- 三、潜伏とコンチリサンの論理
- 四、結び
- 第一〇章 キリシタン教会の殉教録と聖人伝
- 一、はじめに
- 二、聖人伝の系譜
- 三、日本の殉教録と聖人伝
- 四、殉教図の分析
- 五、中国の殉教録と聖人伝
- 六、結び
- 第一一章 艾儒略『滌罪正規』解題
- 一、はじめに
- 二、秘蹟と悔悛
- 三、良心問題の事例集か
- 四、結び
- 結論
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