目次
「核兵器廃絶」と憲法9条
- 大久保 賢一(著)
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まえがき
「賢人会議」への要望書
序章 核兵器廃絶と憲法9条――ヒトは核兵器をなくすことができるのか
第1章 迫りくる核戦争の危機
一 心ある人たちの警告
二 「核戦争は戦ってはならない」は世界の「公理」
三 「公理」になっている理由
四 核戦争は本当に起きるのだろうか
五 もう一度世界の現状を確認しておく
第2章 日本政府は私たちをどこに導こうとしているのか
はじめに
一 政府は日本をどこに導こうとしているのか
二 複雑困難な安全保障環境の正体
三 米国の対中政策と日米関係
四 国内の補完勢力
五 対抗軸としての核抑止論評価
六 対抗軸としての非軍事平和思想
七 核兵器も戦争もない世界はユートピアではない
八 核兵器と戦争の関係
第3章 核と軍事力の呪縛から免れない人たち
一 ロシアの核兵器使用はあるか!? ――核兵器廃絶を視野に議論しよう
二 「破滅への道を避ける知性」が求められている――『毎日新聞』社説の知性と「反知性」
三 北朝鮮の核兵器先制使用政策――朝鮮戦争の休戦から終結へ
四 「広島ピジョン」は平和をもたらすのか ――「広島サミット」は核兵器国間の対立を深めている
五 現代の抑止論二題――たまご論とかかし論
コラム 核兵器について本音で話そう
六 日本は核武装すべきではない
第4章 反核平和のための営みア・ラ・カルト
一 靖國神社遊就館で考えたこと
二 罅(ひび)入りてやがて粉々に砕けたる あれは地球であったか知れず
三 「狂った人間だけが核を使える」――ムシャラフ元パキスタン大統領の述懐
四 抑止力に代わるものは何か――平和を愛する諸国民の公正と信義は対案たりえないのか
五 自衛隊に新たな「タガ」をはめる必要性――阪田雅裕氏が訴えかけていること
六 所沢から沖縄のたたかいへの連帯!!――日米政府はなぜ辺野古にこだわるのか
七 「アジアの未来」研究会の政策提言を読む
八 内藤功著『自衛隊違憲論の原点』に学ぶ
コラム 平和へ 今こそ外交を――元外務審議官田中均氏へのインタビューを読む
コラム 公開書簡 「九条の会」への感謝と期待
第5章 韓国の反核平和運動
一 韓国の反核運動の紹介――「民衆法廷」と「米国法廷訴訟」の準備
二 韓国人被爆者にとっての原爆投下の軍事的・政治的意味――日本の反核法律家の視点から
コラム 「未来志向の新たな時代」が意味すること――日韓の首脳が無視したことと優先したこと
あとがき 「市民社会」を信じて
喜寿のお祝いによせて 村山志穂
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