目次
エキゾチックペットの命を守る本 もしもに備える救急ガイド
- サニー カミヤ(著)/ 小沼 守(監修)
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第1章 エキゾチックペットの救命救急法
1 日常の注意点
1.「助かる命を助ける」ヒーローは飼い主自身
2.飼養管理の基本と危機管理
環境を本来の生息条件に近づける/健康観察を習慣とし、わずかな変化にいち早く気づいて対応する/
「ちょっと目を離した隙」が事故原因/「様子をみてしまって」が重症化の原因/
動物病院に連れて行くべきとき/動物種ごとの健康特性
2 救命の連鎖
1.救命処置と応急処置
救命処置/応急処置
2.命のバトンをつなぐ
3 救命救急法(心肺蘇生法)の基本
1.観察、意識・反応の確認
2.搬送手段と動物病院の手配
3.呼吸の確認
普段の呼吸状態を知っておく/呼吸困難
4.気道内の確認
異物誤飲の原因/異物の摘出
5.心肺蘇生法(胸部圧迫、人工呼吸)
舌を引き出して気道を確保/胸部圧迫(心臓マッサージ)/
人工呼吸/ウサギの心肺蘇生法/反復練習が大事
6.蘇生した際の注意点
第2章 救急疾患と日常の危機に対する応急処置
1 救急疾患
1.呼吸困難
2.虚脱・低体温症
3.下痢・脱腸
4.ケガ・出血
5.発作・ふるえ
6.中毒
7.足がおかしい
8.尿がおかしい
2 日常で遭遇する危機への応急処置
1.止血法
止血法の手順/金属やガラスなどによる刺し傷・切り傷への対応
2.骨折時の処置
3.アナフィラキシーショック
4.やけど
5.感電
6.熱中症・低体温症
症状と応急処置/熱中症・低体温症予防/エキゾチックペットの疑似冬眠
7.その他の事故への対策・対応
咬傷事故/ファンへの巻き込まれ/外傷
第3章 エキゾチックペットの防災対策
1 地震への備えと発生時の対応
1.地震に備えてペットを守る
過去の震災からみえてきた課題/ハザードマップ
2.災害発生直後のペットの探し方
3.地震発生時の行動手順
初動/地震後の火災への対応/避難
4.ペット救助に必要な道具
5.災害時の情報収集
6.避難放棄ペットを出さないために
日頃からの取り組み/飼い主が自宅にいるとは限らない/マイクロチップの装着
7 熊本地震におけるウサギの被災状況と今後の課題
大地震がウサギに及ぼした影響/避難状況/被災して困ったこと/
被災経験からの教訓/被災後の取り組み
2 水害・台風への備えと発生時の対応
1.水害をどうやって予測するか?
自治体などの情報を取得しておく/避難情報を活用して早めの行動を
2.水害時の危険
3 噴火への備えと発生時の対応
1.日本には100以上の活火山が存在する
2.火山灰の影響と危険度の予測
給水施設/排水施設/道路/交通機関/精密機器
3.火山灰への対応と処理
第4章 エキゾチックペットの同行・同伴避難
1 日頃の備え
1.環境省のガイドラインにはエキゾチックペットの記載がほぼない
2.避難する前に知っておきたいこと、備えておくべきこと
3.同行避難と同伴避難
ペットとの同行避難は動物愛護の観点からも重要/同伴避難の事例/
避難中のペットの飼養環境/いざというときに助けてくれる存在は?
4.災害時の感染症対策
災害時の健康危機管理と感染症/災害発生後の衛生面の課題/エキゾチックペットからうつる感染症を知ろう
2 エキゾチックペットの避難用備蓄品
1.エキゾチックペット用の救援物資は届かないことを前提に
2.避難用備蓄品の例
優先順位/温度管理への備え/避難用備蓄品リスト
付録 エキゾチックペットの同伴入院
飼い主が長期入院するとなったら、ペットはどうなる?/ペット同伴入院やペット連れ面会を実現するために/ペットがもたらす回復効果
【 TOPIC 】
ペットの虐待を減らすために/違法輸入などを減らすために/魚類、両生類の心肺蘇生法は困難/エキゾチックペットにかまれたときの対処法/エキゾチックペットの捕獲に必要な道具と準備/宇宙天気現象/動物のいる避難所が癒しになる?/熊本地震における地域獣医師会の取り組み(犬・猫)/次のパンデミックを引き起こす可能性も/里親プログラムの標準化