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あらすじ
『拝啓天皇陛下様』
幼い頃に両親と死別し、その後は貧しい親戚の間をたらい回しにあれてきた山正こと山田正助。昭和6年彼は初年兵として軍隊に入隊。軍隊は腹いっぱい三度のメシにありつける上、棒給まで貰え、遊郭に行けば兵隊さんは半額ときている。山正にとって軍隊はまさに天国、上官のイビリさえもつらくはなかった。そして1度は除隊する山正だが、昭和12年に日華事変が始まると、喜んで軍隊に戻ってきた。そのうちに戦争が終わるという噂が流れ、山正はあわてて最愛の天皇陛下にもっと軍隊においてくれと手紙を書くのであった。
『続拝啓天皇陛下様』
幼い頃から天涯孤独の山口善助。熱心な天皇崇拝者だ。支那事変まっただ中の昭和14年、彼にも召集令状が届く。待ちに待った吉報だ。軍隊は衣食住が完備され、金持ちも貧乏人も平等の世界だからだ。勇躍入隊した善助は、軍隊犬部隊に配属され友春号の飼育係に任命される。その日から元の飼い主ヤエノ夫人との文通が始まり、やがて憧れるように。終戦を迎え復員した善助は住みにくいシャバで様々な仕事に精を出す。全ては憧れの夫人のためだった・・・。
『白昼堂々』
かつてスリの名人だったワタ勝こと渡辺勝次。故郷・北九州の炭鉱で真面目に働いていたが不景気で会社が倒産。再びスリ稼業の仲間を集めて万引き集団を結成し上京してきた。昔、ワタ勝とスリの腕を競い合ったことのあるデパートの保安員・富田銀三の協力やスゴ腕の女スリ・腰石よし子の加入で万事順調に荒稼ぎを繰り返していたが、次第に警察の動きが活発になり、仲間が次々と捕まっていった。いよいよおいつめられたワタ勝は最後の大勝負に賭ける。それはデパートの莫大な売上金を盗み出すことだった・・・。
『でっかいでっかい野郎』
北九州の初夏の朝。三池の保護司から厄介払いされた鬼殺しの松こと南田松次郎は父親の故郷である若松で働きたいと若松の保護司・山口医院を訪ねた。院長の山口は夫人や看護婦、婦長の反対を押し切って松に医院の一室とダルマ船の清掃夫の就職まで世話をする。しかし、仕事は長続きせず、大酒を飲んで暴れ、クビを宣告されてしまう。ところが、思わぬ事件のお陰で一躍話題の人となり「二代目無法松」と騒がれ、すっかりその気になる松。だが無学文盲の悲しさ、彼はまたまた珍騒動を巻き起こしていく。
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