「人文書」旭川店の読者は、こんな本を読んでいた！ランキングフェア開催

2020年は本当にいろいろな事がありました。コロナ禍という近年経験したことのない環境下で、ジュンク堂書店旭川店でも売れてゆく本に変化がありました。その中でも人文書は「コロナ禍を生きる」ためのヒントを探しに旭川店に足を運び、自ら本を選び、思索を重ねた読者の多かったジャンルと思われます。人文（じんぶん）というジャンルは、人間や人間が作り出しているものを対象とした学問や研究に関する本が並ぶ棚で、時代や社会の変化とともに様々に変化を遂げながら、読者の興味や関心を呼び起こし、読者の「知りたい」「学びたい」を書物を通して強力にバックアップするジャンルです。そして、人文書コーナーの本を手にする読者は、本好きで学びに対する姿勢が積極的。何を読めば今の自分の知りたいニーズを満たすことができるのかを的確に判断できる目利きの読者が多いジャンルです。その旭川店の「本好き」「目利き」の読者が2020年、人文書のどんな本を読んでいたのかを担当者がリサーチ、「思想・哲学・社会学」「歴史」「宗教」「心理学」「精神世界」「教育」のカテゴリーでのトップ5をランキング、それぞれ上位の書籍を並べてフェアを展開しています。旭川店を利用してくださっている旭川や道北に住む人たちが「人間に関する本」のジャンルで、何に興味をいだき、何を思い、何を考え、何を導き出そうとしているのか、このランキングの中から見えてきます。旭川店にお越しの際は、どうぞ人文書コーナーにお立ち寄りください。あなたがコロナ禍の2020年から2021年を生きながら感じている言葉にならない「何か」に、静かな覚悟や希望を感じさせてくれる本がそこで待っているかもしれません。
■人文書コーナー、緑橋エスカレータ側通路に面したフェア台で開催中