イベント 開催終了 ジュンク堂書店 那覇店/MARUZEN那覇店(文具)
開催日時:2023年09月30日(土) 17:00~18:00
海を渡る祈りの響き2023~シターと歌い紡ぐ平和への祈り~ 沖縄から広島へ繋ぐ想いのバトン 「白梅学徒隊 きくさんの沖縄戦」に寄せて
日時:2023年9月30日(土)17時~
場所:ジュンク堂書店那覇店B1Fイベント会場
シター/白井朝香 歌/長嶺香織 朗読/磯崎主佳
☆プログラム
⒈椰子の実 作詞/島崎藤村 作曲/大中寅二
⒉てぃんさぐぬ花 沖縄県民謡
⒊月桃の花 作詞・作曲/海勢頭 豊
⒋花~全ての人の心に花を~ 作詞・作曲/喜納昌吉
沖縄戦の始まる前1944年10月10日。「十十空襲」と呼ばれる大規模な那覇空襲がありました。これを発端に1945年6月23日に首里城が陥落するまで、軍隊だけでなく子供を含む多くの市民が参戦し、犠牲者の数は、広島の原爆禍に匹敵すると言われています。私2016年に初めて沖縄の首里城でシターの公演した折に、白梅学徒隊 中山きくさんが後世に伝えたいと絵本に託した「きくさんの沖縄戦」の話に出会うまでは、沖縄の平和祈念日が6月23日であることも知りませんでした。それ以来 毎年沖縄で祈りの楽器シターと共に、慰霊のコンサートを開催、音楽物語 「きくさんの沖縄戦」として、平和祈念堂や沖縄県立博物館・美術館、学校公演などを通して、平和を祈念する音楽や、広島の原爆禍の話を交えながら、互いのことを知り思い遣る平和な心をもつことの大切さを伝えてきました。この度 初めて広島で 音楽物語「白梅学徒隊 きくさんの沖縄戦」を上演します。その前に、ジュンク堂で沖縄の皆さまにも聴いて頂けましたら幸いです。(シター奏者・白井朝香)
沖縄県立第二高等女学校の当時16歳だった中山きくさんは、看護要員として日本軍に動員されました。のちに「白梅学徒隊」と呼ばれた女学生たちが見た過酷な戦場の実態を、きくさんは亡くなるまでずっと語り続けました。「二度と同じ過ちを犯してはならない」今年きくさんは亡くなりましたが、その思いはこの絵本の中に息づいています。(磯崎主佳)
2023/09/27 掲載