書店員レビュー一覧

「拝金の大学も鼻垂れ...

「拝金の大学も鼻垂れの学生も知の鉄槌を食らうがよい！」
荒俣宏氏の素敵な帯の煽りに惹かれ思わず手に取るとそこには、
88円のカップ天ぷらそば（セブン＆アイ）を昼食にとりつつも50億円の
寄付金の使い道を考える東大教授の姿が…。
著者の遠藤秀紀氏は1965年生まれ東京都出身で現在東京大学総合研究
博物館教授・獣医師（「でも、イヌの命はひとつも助けたことがないんですよ」とのこと）、
講談社現代新書『解剖男』等著作多数。
「日記を書いてみてくれませんか？」との依頼により執筆されたそうですが、
実際は日記？エッセイ？小説？な本書。
そのどれでもあり、どれでもない東大夢教授と周囲の人々の奮闘の日々。
個人的には実在するのかしないのか福井さんかなりキテルと思われます。
（自然科学担当）