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女子校育ち みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー168件

みんなの評価3.4

評価内訳

168 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

続編が読みたい

2011/06/10 11:02

18人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

辛酸なめ子。女子学院出身の才媛。その彼女が書いた「女子校」論である。女子校育ちの最大の特徴は「女の反発を買わないコツ」を6年間の中高一貫教育を通じて身につけてしまうことだと言う。著者のペンネームもこのノリであり、自虐的なネーミングなので、まず女の反発を買わないという意図が込められている。ふむふむ。しかし、小学校から大学まですべて自宅から歩いて通える場所にあった国公立の教育機関で過ごした私には、なんだか彼女の分析は、ただの思い込みのようでピンとこない。そもそも彼女は、女子校を偏差値重視の「庶民」が集う「進学校」と、ブルジョアの「お嬢様」が通う「お嬢様学校」に分類する。この分類からして実態をよく知っている人にとっては「?」なのだが、なめ子は更に踏み込んで「進学校の生徒は、お勉強に忙しくているうちに男性と縁遠くなり婚期を逃しがちだが、お嬢様学校の生徒はお勉強はちゃらんぽらんでも就職はコネでOK。結婚も親のアレンジでハッピーゴール」みたいに勝手に決め付けている。これはおかしい。そもそも今の日本に階級は存在せず、昔のような「お嬢様」は日本から消滅した。いるのは成金、高級サラリーマン、中級サラリーマン、労働者だが、明治大正のような「名門」は存在しない。ごく一部の大金持ち(成金)を除いては、日本には区々たる給与の差があるだけで、かつてのような「上流階級」は存在しない。搾取の構造は消滅し、いずこも同じ「板子一枚下は地獄」の資本主義社会に生きている以上、なまじ「成金」の家庭に育つと、かえって辛い人生を歩むということもありうる。日本の金持ちは子育てが下手だと言う。幼少期から甘やかし、金銭感覚がマヒするほどの贅沢を味あわせることが「子供をすくすくと育てる近道」と勘違いしている手合いが多いから、だいたいにおいて金遣いが荒く、金銭感覚に疎い大人になってしまう。社会は生き馬の目を抜くところだから、「努力」することを知らないボンボンは、往々にして騙され裏切られたりする。生活力がないから親の資産にすがりつくが、兄弟がいないひとりっ子なら良いが、兄弟姉妹もみんなそんなのだと相続争いは熾烈を極める。どいつもこいつも生活力が無いボンボンばかりだから必死になる。こうして「金持ち」の家系は空中分解してしまう。「親のアレンジでハッピーゴール」だって、怪しい。金持ちの親が紹介する男は金持ちの子供だろう。そうなると相手も甘やかされて育った金銭感覚の無いボンクラで、そういう奴に限って、十代の頃から女たらしの浮気性だったりする。都内で大病院を開業する親の御曹司(医者)と結婚し、都内の一流ホテルで芸能人まがいの派手な結婚式をしたはいいが、夫の浮気が原因で数年もたたずに離婚した美人を私は知っている。お嬢様学校出身だから幸せな結婚をし、進学校出身だから縁遠くなるというのはウソである。女子進学校出身で東大に入った女性でも幸せな結婚をする人はするし、お嬢様学校卒でも縁遠い人はいるのである。

あと、女子校を勝手に「勉強系(性超越系と努力型秀才系)」「ニュートラル系(モテ系、良妻賢母系、温室夢見がち乙女系)」「お嬢様系(お嬢様系、深層お嬢様系)」などと分類しているが、これも通俗な通念をなぞっただけで、軽率のそしりを免れない。私は通勤途中に東洋英和の女子生徒と一緒になるが、決して彼女らは、いわゆるモテ系でもなければファッションに敏感でもない。寝ぐせまんまの東洋英和もいるし、体育会系でセーラー服の首周りにタオルを巻いて登校する強者の東洋英和生も見かける。

本書の白眉は「女子校文化祭訪問ルポ」であろう。なぜ白眉かというと、最近の女子校の文化祭は、招待券が無いとおいそれとは入れないからだ。例外がOGと、受験生(小学生の女子)とその親である。幾ら桜蔭の文化祭に行きたいと強く念じても、招待券がなければ一般人はまず中には入れない。だから本書のルポは貴重なのである。ただ引っかかるのは著者の出身校女子学院のライバル?たる桜蔭の文化祭については詳しい取材が為され、どちらかというと桜蔭に批判的な辛口なコメントが横溢している一方で、肝心の母校・女子学院の文化祭については一切言及がない。これは片手落ちであり、フェアでは無い。是非、母校女子学院の文化祭も取材いただき、著者一流の辛口のコメントを読みたいものである。

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電子書籍

有名大学に進学した首都圏以外出身者にお勧め

2015/04/12 21:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:でんしゃずき - この投稿者のレビュー一覧を見る

長いタイトルで申し訳ない。
本書は良書なのだが,「書名をそのまま信じてはいけない」。
この本で取り上げられている「女子校」とは,「首都圏のそれ」に偏っている。更に,分類されてはいるが「進学校」という印象を受ける。即ち,私の出身高校に統合された県立女子高や,大学で知り合った,やはり私と同じ東北の,ウィキペディアによると共学化されたそうだが,他県の県立女子高について取材した本では「決して」無い。本書14・15ページに載っている「女子校」が中心の記述という印象である。
私は,20年前,首都圏の難関とかいわれる私大に進学させて貰った経験のある男である。有名大学という気もする。そういう大学だから,まあ,国内だけでもいろいろな高校から進学した人達と,「仲間」になったのだが,私という男をどう思っていたかは別にして,本書で多く記載された女子校出身者も中にはいた筈だ。高校名は自己紹介で名乗っただろうけれど,当時から自分の記憶に残ってはいなかったと思う。
こうして過日の私の様に,新しい生活を始めた,「首都圏以外出身」の皆さん。本書を読むと.彼女達と「クラスメートとして付き合う際」の参考になると思う。無論,人は一人一人違うと思うので,本書の記述「だけ」を絶対的に信じるのは疑問だが,これで「予習」しておくのだ。まあ,今の私なら,親しく付き合うまでは,「鈴木さんはどこどこ出身だから,こうだよね。『女子校育ち』っていう本に書いてあったよ」なんて言わないが。これは,「そういう女子校出身者に会った時」に使える実用書だと思う。男女問わず。首都圏出身者であっても,「そういう女子校」を知らなければ「参考書」にはなる。
ま,地方の公立共学校出身者も,「そういう女子校出身者」もしばらくすると教室の中で仲良くおしゃべりしている様子が見られるようになると思うよ。本音は分からないけど,「表面上」は。

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紙の本

抱腹絶倒の女子校ルポ

2011/08/04 15:02

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BH惺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 女子校──なんて甘美で妖しげな響きなのでしょう……と、知らない方はそう思うに違いない。しかしリアル女子校はもっと雑多でタフで大雑把なのだ。
 実は自分も女子校出身です。中・高・大(4年もいたし……さすがにイヤになった)と足かけ10年も女子校でお世話になった自称筋金入りです。なのでこの著作を一目見て即購入。女子校出身者はもちろん、そうでない方もネタとして充分楽しめます。爆笑できます!

第1部 女子校ワールドへようこそ!
 1 女子校タイプ別図鑑
 2 女子校イニシエーション
 3 女子校をめぐる男たち
第2部 「女子校育ち」その後
 1 女子校っぽさって何?
 2 女子校育ちの男選び
 3 「女子校育ち」のその後

女子校タイプ別図鑑 → 爆笑の3タイプ7分類☆
【勉強系】 ◎性超越  ◎努力型秀才  
【ニュートラル系】  ◎モテ系  ◎良妻賢母  ◎温室・夢見がち乙女
【お嬢様系】  ◎お嬢様 ◎深窓お嬢様 
 という、著者独自の分類方法が施されていて笑えます。性超越とか、温室・夢見がち乙女とか……一体……(汗)。
 ちゃんと著作では学校名も明記されているのですが、ここでは面倒なので省略させていただきます。

 中でも特に愉快だったのがこちらの3点。
「女子校の儀式論」→クリスマス時の礼拝や伝統のダンス、文化祭などなどの各種セレモニーについて。バカバカしくも何故か伝統としい生き残っている儀式。
「女子校の制服論」→人気制服ランキング! ブレザータイプが主流で、憧れの制服も実はクリーニングをあまりしないとか、ダサい制服を着用していると皆あきらめモードで謙虚で貞淑な性格になる(!!)とか、ウソかホントか判別しかねる論述も展開されたりして。
「女子校の掃除論」→進学系女子校は掃除よりも勉強ということで、将来的に「片づけられない症候群」になる可能性が高いらしい。
 逆にかなり掃除に力を入れている「掃除御三家」はハンパなくものすごい。あえて校名は挙げませんが、親の敵のようにトイレ掃除に力を入れている学校もあるそうで。そういう学校の卒業生はある意味トラウマに近い状態に陥って、完璧に掃除をこなしてしまうとか。

 もう全編爆笑モノの女子校レポです。
 その他男子校の学祭における女子校生の実態とか……自分的に、逆に男子校の学祭のあまりの過激ぶり(男子生徒2人による半裸ま○板ショーとか!!)の方が恐ろしかった。
 さらにお約束!! の女子校における秘密のプラトニックラブとかも、なかなか客観的に分析していて面白い。
 女子校にとっても興味ある方、もしくはこれからムスメさんを女子校にお受験させたい方には最適の書籍かと。
 ただ、取材時期が長期に渡っているので、現時点とは若干ズレがあるかもですね。女子校出身者として、リアリティ充分で納得・愉快すぎる1冊でした。

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紙の本

女子校の世界!?

2021/05/15 15:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る

娘が女子校に通うことになり、思わず読んでみました。楽しい一冊。自分自身は高校が男子校でしたが、通じるところとそうでないところと……。

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2011/03/25 22:30

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2011/03/31 15:47

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2011/04/12 14:44

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2011/04/11 22:24

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2011/04/06 20:19

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2011/04/30 12:26

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2011/04/12 22:23

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2011/04/13 17:24

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2011/04/13 15:38

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2011/04/16 01:23

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2011/04/18 20:59

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