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名作です
2016/02/29 10:22
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:torotoromai - この投稿者のレビュー一覧を見る
男同士の恋愛モノという単純な話ではないです。
何かが足りない男2人が補い合って、かけがえのないパートナーになっていくまでの過程をじっくり追っていく話です。主人公だけでなく、脇キャラからも鼓動とか体温が伝わってくるような血の通った物語だと思います。
色々詰まった濃い話なので、ゆっくり読むし考えてさせられる事も多々あります。時間と心に余裕があるときでないと、読むのがしんどくなるかもしれません。
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いつになったら
2018/12/08 00:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はる - この投稿者のレビュー一覧を見る
魚住くんシリーズフルで読めるのかなぁ
これは ほんとに名作だと思うのです。
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魚住くんシリーズ後半
2015/10/06 10:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
旧版も読んだのですが、こちらは、ハッピーバースデー2が入っており、これが、良かったです!!「悲しいのが多いのは、好きな人が多いからなんですよね」「死ぬ人もいるけど、生まれる人もいるんだ」が、とても印象的なセリフでした。
そして、旧版同様、「夏の子供」の太一に号泣でした。
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このシリーズを読むと、いつも泣きそうになる。
どうにもならない人生の不条理や、生と死、相反する心と体の痛みや切なさがひどく胸に刺さるから。
でもきっと、この作品を知っているのと知らないのとでは人生の豊かさが変わってくるんじゃないかな、と思う。
痛いことも苦しいことも、きっと知っていなくてはいけない。
いつまでも逃げ続けてはいられないのだと、あたしは魚住に教わったのかもしれない。
少しでも強くあれと、自分に言い聞かせたい時に読む本です。
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ーー人間は生きながら、ちょっとずつ死んでいるのよ。
みんなが進むべき道を見つけてくれて本当によかった。なんだか魚住も久留米もマリちゃんも響子もサリームも濱田さんもみんなみんなずっと生き続けている感じ。私の中で、っていうありきたりなことじゃなくてまたぽっと彼らの物語がどっかから生まれてきそう。須和先生の作品読んだ後に近い感覚を覚えました。
あとこの本(特に夏の子供)を読んで榎田尤利は本当に学のある人じゃないか、と思いました。別に学歴差別とかじゃなくて社会に対して一定の問題意識があってそれを勉強してきた人じゃないかな、って感じた。なんだか会社内での話とか女の子の大学院の話にまつわる言い回しが皮肉的。多分今書いてるのも読者層とニーズをよく考えた上でああなってるんじゃないかな。結果当たってるし本当に頭のいい人だと思う。あくまで推測だけど。
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「夏の塩」と同時に発売になった、魚住くんシリーズの豪華版です。
魚住くんシリーズは、文庫も持っていますが・・・・
まさか、ここにきて僅かでも書き下ろしが拝見できるとは夢にも思っていなかったので、見る価値はあります。
もう一度全部読み返し感慨に耽り、また・・・・もし、また何らかの形でこのシリーズの総集編が出たとしても、僅かな書き下ろしのために私は魚住くんを購入してしまうだろう~と、改めて思ったのでした。
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「夏の塩」に引き続き、とても良かったです。二人の関係の落とし所が絶妙。自分自身の人生をきっちり生きることも、好きな人と共にありたいという気持ちも、どっちも大切なんです。他人よりずっと重い人生を背負った魚住を、それでも変に甘やかさない作者の筆の温度が非常に心地よいと感じました。
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夏の塩の下巻です。
やっぱり期待を裏切らない面白さでした。
漸くくっついた二人ですが、久留米がちょっとだけ優しくなって魚住が更に可愛くなりました。
むしろもうちょっと続編希望。
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「おれはきみに会えるんだね。すごいね」
人が傷つきながら生きていくこと、人と関わること、死と向き合うこと、泣くことができること、信じられる人がいること、解り合えなくても支えてあげることはできることの大切さ、素晴らしさを教えてくれるお話。
不幸をたくさん経験してきた魚住が、苦しみながらも懸命に生きていく姿を母親になった気分で読んでました。ほんとうによかったね、うおずみぃぃ(涙)
何度も何度も読み返したい、一生傍らに置いておきたい本です。
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【あらすじ】
大切な人を事故で失った魚住真澄は死を意識し、自分にとって久留米充がどれほど特別な存在かを知る。出逢いと別れをくり返し、人は生きていく。自分の居場所を探しながら。誰かの幸福を願いながら。大切な人を得た時、世界が広がる―。
【感想】
魚住くんシリーズ下巻。さすが榎田さんです。
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夏の塩を読み終わった後で、なんでこっちも一緒に買わなかったんだ!ともの凄く後悔しました。
白いハードカバーに茶屋町さんのイラストが綺麗で、これがBL!?と思って買ってしまった本です。
魚住くんの成長ストーリーということで、ストーリーはゆっくり進みます。
急に好きになって、両思い!とかそんなのではなく、回りの人の不幸せと幸せの話と、ジェンダー論、生と死の話、性別の話とかをごっちゃにして詰め合わせた様な、そんなエピソードと一緒に話が進みます。
登場人物が、また異質。攻めキャラの元彼女と、インド人の血をひく隣人サリームとか、内容と相まって文学的です。
こんな本があるのか!と思う一方、JUNEで連載されたもの、と聞いてやっぱりJUNEすげぇなぁ、とか思います。
ありがちともいえるBLっぽい主人公、攻めに対して、暗いし、重いし、アレ?BL?的な話があったりとか、進展も遅いのでイマドキのBL小説読み慣れてて、軽いの好き!って人には向かないかもしれませんが、私はこれを読みたかったんだ!と思いました。作文的な。
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書き下ろしに、泣いたり萌えたり、もうたいへん。
久留米に出会えて、良かったなあ魚住。ちゃんと泣けて良かった。大切なことに気付けて、本当に良かった。
あとは、私の待ち望んだものが366ページに詰まっていて、とても嬉しいです。がっつく久留米にもだもだする。
文庫版の、例の珠玉の一行が、こちらでは省かれています。こういう差異って賛否両論ありそうですが、これに関しては私は大讃美です。
そんなこと、もう言わなくたって、みんな知ってるんだよ。
そんな気持ちになりました。
あの一行に救われた読者が、今度は笑顔で同じ言葉を言う側に回れる。
そんな感じ。とてもいい。
・・・私の予想では「さち」なんですが、皆さまのご意見はどうなのでしょう。
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一人ひとりが、自分の道を歩き始めます。
なんかこう、胸にぽっかりあいた穴って、決してなくなることはないのだけれど、
そして生きていく中で穴は増えていったりもするのだけれど、
同じように、普段の何気ないことからも、幸福みたいなものは生まれてくる。
穴も、幸福みたいなものも、どっちも抱えて進むんだ。
私は魚住君シリーズを読むと、悲しくもあるけど元気になります。
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約十年ぶりに読み返した「魚住くん」。当時と感じるところが同じのところもあれば違う感想も浮かんできたりするけど、読んで良かった。良かった。
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読んですぐ、自分の中でとても大切な本になりました。
こんな本に出会えてよかった、と思わせてくれました。