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紙の本
「わびさび」系サプリ的作品
2007/03/07 16:05
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐倉ハイジ氏のマンガは、ものすごいテンションとかストーリーの盛り上がりとかいったものがないかわりに、ヒリヒリトゲトゲした人間関係の痛みもないためか、読むとなんだかリラックスして、いい気持になります。どのコミックも、おだやかに入眠を誘いたい就寝前のひとときにぴったりです。
このに収録されている二作は、読後、いつもの佐倉ハイジ作品よりも、若干しっとりめで切ないような印象がありましたが、もしかしたらいつもより、長めの作品だったからそう感じたのかも知れません。リラックス効果はいつも通りでした。
表題作の「これからどうしよう?」は、一定の距離感で安定していた友人との関係がじわじわと崩れ、一瞬の甘酸っぱさを経て別のものに変質していく過程が、これ以上ないというほどゆるゆると地味に描かれていて、なんともいえず脱力しました。もはやこれは「わびさび」の境地といえるかもしれません。
そのゆるさと脱力の中に埋もれてしまって、さっと一読しただけでは見逃してしまいそうな、登場人物たちの微細な照れや心の翳り、軽い韜晦などを、再読のたびに気づいて拾い上げることも、この作品を味わう際の一つの楽しみとなっています。 もう一つの収録作である「水をください」は、好きな相手の愛情を試すことに疲れて逃げ出した主人公のもとに、その相手が二年ぶりに現れるという、佐倉作品にあるまじきドラマチックな始まり方をするお話ですが、切なさのテンションが高まりそうになると、主人公が道ばたのゲロ踏んで転倒するなど、脱力の手を抜くことなくラストにたどりつくので、お話の主題となっている、主人公の気づきの言葉が、ちょっと大きめの活字で甘酸っぱくも切なくつぶやかれるときにも、脱力度は十分でした。
蛇足ですが、「これから〜」の善生は「お前は俺が引き取りたいんだ」と言い、「水を〜」の真銅さんは、「俺だって相応の覚悟でお前を引き受けようと思ったんだ」と言っています。このセリフの類似に気づいたとき、この二作品は、どちらも、相手を本当に失うことを怖れるあまり素直になれず、うっすらとした孤独のなかにある主人公が、実は最初から相手のなかに用意されていた、自分のための「居場所」を見つけるまでの、過程のお話なのだなあと気づいたのですが、普通に描かれれば、ごくありがちに痛いお話になりそうな、そういう切ない骨格さえも、「ハゲ」だの「デブ」だのという罵詈雑言や、どうにもならない寝癖のバリエーションなどにコーティングされ、あるいは適当に中和されてしまって、ほどよい眠りを誘う絶妙なサプリメントのようになっているのが、佐倉作品のなんとも凄いところだと思います。
紙の本
同級生が同僚に
2016/04/11 19:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ハゲ」「デブ」
好きだからこそ吐いてしまう受けの毒をゆるく受け止めてくれる攻めの包容力がいい。
他の作品も同様で、ツンデレの受けがゆるい攻めにじわじわ懐柔されていく様子に萌えました
紙の本
腐れ縁的カップル
2017/07/09 20:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
入庁したら高校の同級生と再会。
掴み処のない菊池に悪態をつく秋津だけど、何となく甘えてる感じ。
菊池も秋津にたいして遠慮がない。何やら思う所があるみたいです。
新人公務員は仕事も忙しくすれ違いもあり。恋愛だけでない働く男の姿もあり。
紙の本
ケンカップル・ツンデレ受・眼鏡攻
2017/08/31 23:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
同級生の再会BLは良いですね!
憎まれ口叩き合って相手がいつの間にか…というのは黄金パターンですね。
それまで受の憎まれ口を飄々と交わしてた攻が、「俺が引き取る」とか急にいい男になっちゃう展開にグッときました。
こういう攻は一度掴んだ腕は離さない、意地っ張りな受を包容してくれるような攻になるんだろうなと思います。
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