紙の本
児玉清さん絶賛
2014/01/26 10:36
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビドラマが始まるというので、原作も読んでみました。6話読み切りで構成されていますので、通勤電車の行き帰りで気軽に読むことができました。
内容は、還暦となった仲良し三人組が、私設自警団を立ち上げ、暇な時間を利用して町の犯罪退治に乗り出すという話です。さらに、孫の恋愛話も同時並行に進みます。温かいホームドラマに、サスペンスや時代劇的な要素も取り入れられていて、多世代に亘って楽しめる小説に仕上がっています。特に、悪をコテンパンに懲らしめるくだりは圧巻です。
この「三匹のおっさん」のように、仲の良い友達と余生を楽しむことができれば、最高でしょうね。いろんな意味で、夢のあるストーリーでした。
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登場人物自体がごく身近にいそうな人達ばかりで親しみが湧く。
2016/11/10 12:19
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
剣道家・柔道家・頭脳技術家という怪しい3匹の取り合わせと、その家族などの登場人物自体がごく身近にいそうな人達ばかりで親しみが湧く。また、起こる事件も新聞を見ていると毎日報道されているような良く知られた事件ばかり、というか多分新聞からネタを得てるのだろうから当然か。
このところ『植物図鑑』(2013)、『塩の街』(2010)、そして今度の『三匹のおっさん』(2012)と読んできたが、この人の文体一風変わってるね。若者言葉の口語調というのか格調高い文学小説の文体とは明らかに異なっている。ただ、『植物図鑑』(2013)、『塩の街』(2010)ではその違いはむしろリズミカルで新鮮でもあったが、今回の『三匹のおっさん』(2012)では文体はむしろ普通の文学小説的になった反面、時々主語などが不鮮明で意味不明になる文脈のあることが気になった。
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おっさん!?
2016/03/03 11:13
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投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
おっさん?そんな話でどう面白くするの?
半信半疑で読み始めたら止まらなかった。
キヨさんと祐希くんの関係から始まって祐希君と早苗ちゃんの関係。
そしてもちろんおっさんたちの活躍にドキドキしたりホロリとしたりスカっとしたり。。。
有川さんに人間書かせたら、右に出るものいないわね~
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ドラマはひどい
2016/01/28 20:19
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投稿者:夫はオジサン - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり原作が一番。テレビドラマは、なぜあんなにくだらなく安っぽいものに作り変えてしまうのだろう。
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世の中(街中?)の悪を〈必殺仕事人〉のようにバッサバッサと斬る(?)幼馴染みのおっさん3人は痛快至極。一方で若い2人の恋模様も微笑ましい。続編も読みたくなるステキな作品。有川さんの後書きや中江有里さんの解説まで読みがいのある一冊。
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還暦過ぎた柔道家が本当にそんなに強いんだろうかとか色々と心配になったりもするんだけども、とにかく面白かった。
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嬉しい文庫化。
「3匹のおっさん」は、3人とも素敵でかっこいい。
孫の祐希も自分というのをきちんと持っていて、いい味出している。でも、高校生は深夜バイト出来ないのでは・・・と気になって仕方がなかったw
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文庫化してたので少し迷いつつ購入。
買ってよかった!
有川浩が好きで、なおかつオジサン萌えできる人にはおすすめ、痛快活劇が好きならもっとおすすめ!
還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか、が帯の文言。まったくもって、最近の還暦はみな若い。
悪ガキ3匹が還暦になって始めた自警団、いろんな事件やトラブルを痛快に解決していきつつ、家族や地域、人と人との関わり方の変化なども実に人間臭く描かれる。
そうだよ、こういう人間味あふれる話が読みたかったんだよ、と声を大にして叫びたい。
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自らおっさん萌え・ジジイ萌えと書く有川浩。
定年を迎えた近所馴染みの3人のおっさんが『三匹の悪ガキ』のなれの果ての『三匹のおっさん』なる私設ボランティアとして街に降りかかる小さな火の粉を消し取っていくお話。
詐欺、痴漢、動物虐待、催眠商法に、今どきの子どもや学生、若夫婦に孤独な老人の話を絡めて、予定調和的な話の展開だけど、その分、安心感はあり。
祐希と早苗の付き合いなんていつもの面倒くささもどかしさ満開だし、登美子さんの件りなどハナからネタバレという感じだけど、どの話も収め方がキレイで気持ちが良いわな(カルガモの話だけはどうにも収まりつかないお話で、世の中の風潮に対する忸怩たる思いだけが残る)。
ただ、男は、よほど男前で優しさが滲み出る奴は別にして、やっぱり腕っぷしが強いか特殊技能を持たないと役に立たないということみたくて、それはそれで切ないねぇ。
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読んでても、読み終えても爽快の一冊。
相変わらずの、有川さんのテンポのイイ話、大好きです♪
しかも今回はオッサン達が主役なのに、かっこいいのなんのって!!
孫の祐希と清一のやりとりが読んでて微笑ましくって、思わず笑みが(笑)
前から読みたくてハードカバーで購入しようとした矢先の文庫発売だったので、ナイスタイミングでした☆
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有川浩さんの新シリーズの第一弾。
還暦を迎えた仲良し三人組が町内の事件や問題をスカッと解決してくれる活劇調の連作短編集である。
主人公の三人のおっさんに加えて、若者層から二人を配置し、テーマを老後、家族、恋愛とうまく広げてみせる。このあたりは有川さんお手の物。三匹のおっさん以上に心強い。
しかしながら、日常が舞台なので突拍子もない事件が起きるわけではない。よってそこに描かれる悪意は身近なものとなり、読む者に何とも言えない後味の悪さを残す。
とは言うものの、キヨ、シゲ、ノリ、祐希、早苗の5人の明るさのおかげで読後感は随分清々しくなっており、やはり有川さんさすがだなぁ、と感服させられる。
第一話 祐希とキヨが働くゲームセンターでの売り上げ強盗のカラクリを探れ!
第二話 多発する強姦未遂事件の犯人を捕まえろ!
第三話 シゲの奥さんに近づく年配の男の正体を探れ!
第四話 中学校で起きた鳥のヒナ虐待の犯人を見つけだせ!
第五話 早苗のクラスメイト潤子を脅す男を懲らしめろ!
第六話 高齢者狙いの悪徳商法から住民を救え!
85点(100点満点)
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勧善懲悪じーばーもの。
少し三匹が凄すぎる気もするが、作者の言うとおり時代劇テイストなのでそういう事なんでしょう。読んでいて気持ちいいだけでなく、子(親)や孫の成長など読みどころも多く満足です。
個人的には須藤真澄さんのイラストが嬉しい。須藤さんを選んだ有川浩さんのセンスには頭が下がります。
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めちゃめちゃ面白い‼
私の読書至上一番ハマったかも…
登場人物が全員好き!
私が大好きな連作短編で、これまた好きなオジさん達の活躍、家族愛…それに高校生のピュアなラブまでついてるなんて…どれだけ贅沢なんですか⁈
毎日、一話ずつニヤニヤしながら読み返してます。
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三匹のおっさんが、「三匹が斬る」よろしくご近所の悪を斬る…という話。安定の有川先生。胸くそ悪くなる悪党をハイスペックなおっさんたちが成敗していく様がかっこいい。しかしやりすぎ感もあるので、有川浩好きじゃない人には馴染まないかも。
エレクトリカルパレードの凶悪さに笑った。
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面白いだけでなく、すごく為になる。全ての世代にオススメできるけど、特に小さなお子さんがいるご夫婦に読んでほしいなぁ。親としての姿勢の教科書かも。
作者が熱望しただけあって、挿絵の雰囲気はピッタリ☆章の扉と終わりにある挿絵にぷっと笑ってしまうこともしばしば♪特に“エレクトリカルパレード発動1秒前”には笑いました☆