紙の本
シリーズ10作目を読み返し、いまもまだ面白い。
2020/11/05 15:27
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ10作目。主人公・真島誠も池袋のチームGボーイズのキング・タカシもあまり年をとっていないのに違和感を感じないのは、もうすでにサザエさんとかドラえもんみたいなロングラン作品の位置づけに近づいたからだろうか?
実は、アニメが始まったタイミングで、目についた旧作を再読。本書は、単行本発刊から10年たって再読しているが、いつも世の中のダーティな部分の今を捉えるアンテナは健在だったなぁと思う。作家の石田衣良さんは、どこでこうゆうことを取材するんだろう。
本作は、「無くしたはずの携帯電話のデータをネタにしたゆすり」とか、「秋葉系アイドルとファンの話」、「自転車による悲惨な交通事故」、そして、「残忍なレイプの話」。
みんな、その断片をTVなどで見て、たぶんココロのどこかに引っかかっていたことばかり。ただ、物語のテーマがだんだん陰湿でスケールも小さくなりがちで、そのまま、社会の雰囲気がせこく、しかし陰湿にじめじめ湿ってきたことを表してもいる。
紙の本
第1シーズン完結
2020/10/12 13:32
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投稿者:gunners - この投稿者のレビュー一覧を見る
この10巻で第1シーズンは終了となってますが、その後も11巻の憎悪のパレードが発売されてます。一応シリーズ終了の為か最後にタカシと会話しているシーンはほのぼのとします
紙の本
池袋ウエストゲートパーク PRIDE
2012/10/09 23:21
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投稿者:いぬさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一部完結編です。やはり面白いですね。
電子書籍
ブクロのハードボイルド
2021/12/23 22:34
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
恐喝、ひき逃げ、傷害と今回も様々な事件に巻き込まれるマコト。でもやっぱ表題作の「PRIDE」が突出の出来。緊迫感ある展開が最高でした。
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今回はキング回と言っていいほどキングの出番が多かった。しかも、今までのクールなタカシとは違う、人間臭いキングが沢山描写されてて大満足。
最後のプライドにはレイプ被害者の苦しみや絶望、それを乗り越えて生きる女性の美しさに涙しそうになった。
ユウリとタカシ、マコトとリンには幸せになってほしい。
きっと将来終わりは来るのだけど未来永劫この2組のカップルが幸せで、寄り添い続けてほしい。
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年に一冊、おなじみIWGP。私にとっては、この季節に必ずやってくる秋競馬の始まりと同じく季節の風物詩的なシリーズ、第10弾。
この巻もこれまでと同様、個人情報流出、自転車ブーム、地下アイドル、貧困ビジネスを題材に話が進む。
いつも通りに一冊の中で四季が巡り、池袋の移ろう季節の中で起こる事件の数々。持ち込まれる事件はその時代時代の風俗を切り取り、回りに描かれる細かな風景やファッションはそれを際立たせる。暗い話を描いて余りくどくならず、ほどほど理想的に終わるっていう安心感。
最初の3つのお話しは、そうしたこのシリーズの特徴そのままに平凡な話が進む。Ⅵを読んだ時に『かつてあった緊迫感と斬れ味が薄くなっている気がする』と書いたことがあるけど、ここ数年のテンションそのまま。
ところが最後の最後の標題作になって一変。4人組の暴行魔を探してほしいという被害者の依頼で調査を始めたマコトは池袋で注目を集めるホームレス自立支援組織に疑いを抱く…ということで、車に拉致して暴行する犯人を追う話に、失業者や多重債務者を利用して稼ぐ貧困ビジネスの話を組み合わせ、このシリーズの真骨頂というべきお話になった。
で、最後になってビックリ。IWGP、終わっちゃうの?今回、えらくタカシの恋バナが多かったりしたのだけど、歳を取らないマコトとタカシにも、そろそろ安息が必要だった訳ね。
弱者がより弱者を喰いものにしていく社会、というのが最近のこのシリーズの底に流れる主題なのだけど、こうなってしまった社会への憂いとそれでも生きている人々に対するエールを最後に。
『目のまえにある仕事にガッツをだしてとりくめ。心が折れそうになったら、とりあえずちょっと休め。だが、決してあきらめるな。最低の人間にも幸運は必ずやってくる。プライドを胸に、どんなに攻められても耐え抜け。チャンスはくる。そのときは思い切りシュートを決めてやれ』
季節の風物詩と書いたけど、あると思っていたものがなくなるのって寂しいな…。
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IWGP最新刊。巻末に第一期完結とありびっくりしましたが確かにそろそろ難しいのかなあと思ったりもしました。IWGPは割と初期から読んでますがこの頃は昔のスピード感がなくなってきたかなあと思ったりしておりましたので。マコトも年なのかな(笑)
このシリーズは割と時事ニュースを取り上げていることが多いのでそう言えばこんなこともあったなあと思い返すことが多いです。色々と痛ましい事件も多いですがそれでも負けるな、生きろ、と言うメッセージが根本に流れていてそれだからこのシリーズもここまで愛されたのかなあと思いました。マコトは本当に健全な青年で彼のメッセージは基本的にぶれないし、誘惑に負けない。だからマコトは愛されるんだろうなあ。
マコトの軽いんだけど流されない柔軟さと、タカシの機転とスピードと人望。本当に無敵のタッグですね。シリーズ中、色々な人物が登場しましたがやはりIWGPと言えばマコトとタカシだな、としみじみ思います。とりあえずお疲れさまでした。まだ引退はしてほしくないですし、出来なさそうですが少し休んでパワーアップして戻ってきてもらいたいものです。
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IWGPも長くなったが、
キングの恋だったりマコトの恋だったり、
あまりなかったサブ要素がちょこちょこ入っててよかった。
今までにもあった題材だが、表題のPRIDEは泣きながら読んだ。。負けない人間はどのくらいいるんだろう。私なら耐えられないと思う。
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とりあえずのピリオドになった本作。一年一冊で四季の四篇が収録されてると思ってたIWGPシリーズ。本作で10巻だから、28歳ぐらいだと思っていたマコトが20代前半だった。そのマコトは久し振りに主人公らしかった。表題作のプライドはここ最近で一番マコトが活躍したように思える。今回のタカシは怒ったりテレたりで、必見。
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シリーズも一区切りの今回は、タカシは相当の出席率でしたが、サルは全く登場せず…。ファンとしては寂しい所ですが、条例等うるさい時期でしたからしょうがないか。
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データBOXの蜘蛛/鬼子母神ランダウン/北口アイドル・アンダーグラウンド/PRIDE―プライド
池袋でおきる揉め事・困り事、マコトくんが解決します。
いろんなことがあったね。
リンさんの勇気には感服します。
そんな目にあったら心を放棄してしまうかもしれないのに……
せめて幸せな明日をすごして欲しいと思います
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IWGPの10巻目にして,完結作.
最後の最後で,ネタ切れを感じさせるキレがの無さ・・・
完結も仕方がないのかな~
でも,なんだろう.
面白いとか,面白くないとじゃなく,
「マコトともう会いえないのか」という寂しさは残る.
読者を本の世界に引き込む作品は数多くあるけど,
主人公が本から出てくるように感じる作品は少ない.
そういう作品が終わってしまうのは,やっぱり寂しいな.
是非,パワーアップした第二期を待ちたい.
まだ,マコトと会ってない人は,是非,第一巻から読んでみてほしい.
きっと,マコトに惚れちゃいますよw
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良くも悪くも今までの作品よりも緊張感なく読めた。これまでなかったタカシの恋愛模様が描かれた点と表題作PRIDEで締めくくった点は好印象。
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IWGP第1期完結。
ということは、第2期があるってこと?
表題作はずっしり重い内容。
確かに最初の頃のスピード感はなくなっているけど
読ませてくれます。
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「こうして生きていくしか、オレには選択肢がないのだ」
マコトが感じた閉塞感。マコトはそれを自分しかできない仕事と捉えることで解決しようとした。そこにはゼロワンのような達観も多少なりとも含まれていたのかも知れない。
これは全ての大人が通る閉塞感なのかもしれない。
どうしたらマコトのように弱くても自分の足で立てるようになるのだろうか。