紙の本
やりたいことを「創造的」にやろう。
2004/01/20 23:29
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投稿者:あーみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「無能」という言葉が強烈すぎる感じがするんだけど、
しかし危機感増幅ナド訴求効果は抜群ですね。
30年も前に出版されてたとは、驚きました。
「キャリアプラン」や「自分マーケティング」やらが
一般的になりつつある今だから出て来たのかと思って
いましたらば。
この本は私にとっては啓蒙本でした。
(誰にとってもそう?)
生き方は自分で決めなくちゃ!!
と、強く訴えてくれました。
周囲の期待にこたえてるだけでは、間違いなく「無能」
になるよ、と。
(まだそのレベルに到達していないことを切に祈る!!!!!)
そして、「やりたいこと」がまず最初でいいんだ。
と、心底思えた初の本でもありました。
「やりたいこと」を見つけて、そのために「できること」を
増やして、そしてそれを「やるべきこと」と認めてくれる
人を見つけたらいいんだ。
企業でキャリアプランを学習するとき、順番はちょっと違う。
まず「やるべきこと」はこれだ。
そのために「できること」を増やしなさい。(自己啓発で。)
やる気をもって啓発するためには、「やりたいこと」をそれに
リンクさせなさい。
と、言われている気がする。
自分で自分の面倒をみることが当たり前になりましたが、
そこで果たすべきことはまだまだお仕着せ感が、実は強い。
果たすべきことがなんであるか、そこにどう関わるか、までを
まず自分で考え、決めてから周りと関れるようになりたい。
そしてそれを選んだからには、とことん責任も果たせるように
なりたい。
それが「無能」の手前でふんばる力にもなるんじゃないで
しょぉか。
生きてくのが、ちょっと楽しくなってきました。
紙の本
パーキンソンよりも強烈
2016/12/07 09:58
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
自動昇進や無能のレベルなど、階層社会に対する皮肉が効いている。組織の中で人間性が失われていく様子は、今の社会をとらえている。
紙の本
実力主義社会での新法則は「人は必ず降格する」?
2004/09/26 14:42
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投稿者:六等星 - この投稿者のレビュー一覧を見る
30年以上前に書かれた本であるので、現代のように、昇格そのものが前提に無い、能力主義が大勢を占めている社会でこの法則は当てはまらないのではないか。つまり、人が無能レベルに達した場合は必ず降格するようになれば、全ての人は無能レベルのひとつ下に落ち着く。そして全てのポストは有能な人々で埋めつくされる。すなわち世の中は有能な人であふれ、ありとあらゆる問題は解決する。すばらしい! ピーターの法則も過去の遺物となる。
ということは、やはりこれからは実力主義・能力主義をもっと徹底させるべきなのである。「人はかならず一度降格し、その後は二度と昇格できない」、という新たな法則が生まれ、人々の夢も希望も打ち砕いてしまうという問題に目をつぶることさえできれば、の話ではあるが…
ピーターの法則の検証自体に大きな意味は無いと思うが、組織運営を考える上での、ひとつの捉え方として忘れてはならない考え方である。
紙の本
出版社コメント
2003/12/16 19:50
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投稿者:ダイヤモンド社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
隠された真実を身もふたもなく暴くユーモア社会学の奇書にして、組織で生き残るための知恵を説く人生のバイブル。
「組織において人はおのおのその無能レベルまで昇進する」。ということは、「組織はいつかすべて無能な人々の集団となる」。だから、賢いはずの人々の集団が考えられないようなヘマをしでかす。無能レベルの手前で踏みとどまろう。そうすれば誰もが有能でいられる。世に「法則」は多いが、「ピーターの法則」ほど鋭い法則はない。
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2004/11/03読了。
ピーターの法則:階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する。
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会社勤めの人!この本読むべきです。私はこの本を呼んで入社3年目の時、即座に退職を決意しました。もっとも、これを読んで会社に残ることを選択した人もいます。そしてその人は会社で大成功しています。いずれにしても会社に勤めている人は「無能になるリスク」を少なからず秘めているのだと思います。もちろん、会社辞めれば有能ってわけではありませんが・・・
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この本のメインメッセージはこれ。
「階層社会にあっては、その構成員は(各自の力量に応じて)それぞれ無能のレベルに達する傾向がある。」
そして
「やがて、あらゆるポストは、職責を果たせない無能な人間によって占められる」
「仕事はまだ無能レベルに達していない人間によって行われている」
ということらしい。
このテーマは深い。それにしても「階層社会」(まあどんな組織でも階層は出来るわけだが)のポストは無能によって占められ、まだ無能に達していない人間によって仕事が行われているって。。 うっ、これは。
つまり、平社員が、課長や、部長に出世していって、それ以上、出世する能力がなくなると、そこにとどまることになる。そこが「無能レベル」なのだ。
まあ会社だったら、無能な人々(←その前までは優秀だった人)が役職について、彼らが地位を退かない限りは、衰退って事ですね。
学校だったら、長く勤めているという理由だけで、教務課長や教頭になってしまった古参教師たちのおかげで、有能な新人教師の採用枠がなくなっているって事かな。
さらに、ピーターの法則によると、無能に達したマネージャー達は、己が無能あるがために、組織の秩序を壊そうとするものを嫌うそうです。
例えば、成果を挙げようがあげまいが、今までの自分とは違ったやり方で行動するものを嫌って、否定して、潰そうとする傾向にあるし、逆にルールに従順な者を評価する。
したがって、もしオーソドックスな階層社会で昇進を求めるなら、「職業的機械人間」になるのがベスト、とピーター先生は言う。
職業的機械人間とは、言われたことをきちっとこなして、それ以上のこともそれ以下のこともやらない人間。
なぜそれが評価されるかといえば、無能に達した上のポストの人たちが、ルールに適合しているかどうかでしか、人を評価できないからなのである。
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本棚片付けプロジェクト第一弾。長らく積読状態だったのを、ようやく読了。
どうも仕事がどこか上の方でつっかえているなぁと感じる理由がわかる....かも?
ちょっとくどい印象もある。
まぁ、組織とか人間社会の見方のひとつとして参考にはなるかな。
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「組織は無能化する」という真理を語る本。つまり組織の中で有能な人は昇格する⇒結果として組織は「それ以上昇格できないポジションに留まる人=無能なレベルに達した人」で占められるようになるという結論は恐ろしいけど的を射ているなと感じます。実際には人に限らず、学説から個人のスキルまで、どんなものでも行き詰ったなと感じたものは何らかのかたちで無能レベルに達したと考えるべきなのでしょうね。「無能化」の避け方が気になる人は本書を読んでみてください。
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「昇進=成功」「昇進=喜ばしいこと」という考え方を根本からぐらつかせる本。成果をあげることにフォーカスすることで、自分自身を有能に保つことができる。決して、権限や役職を得ることで有能になれるわけではない。
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【090323】葦の髄から天井覗く
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― 櫻が咲いたね。
無能化する。
いずれ。
いつか。
女にとっての男。
男にとっての女。
階層社会にあっては、
その構成員は
(各自の器量に応じて)
それぞれ無能のレベルに
達する傾向がある。
法則とは普遍的だ。
その適用は
職業的階層社会のみに
限られなかろう。
それが
階層を内包する
関係であるならば。
― あぁ。今年も咲いた。
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読んで、少し衝撃を受けた・というか働く理由が分からなくなった。それを言ったらおしまいだよ。なんて内容。書かれてあることは事実と思う。もちろんすべて当てはまらないが、大方はそうだろう。使えない奴!と思っていた自分の部下が、少し賢く思えてきて、自分の幸せを真剣に考えてしまった。
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階層社会では、人はみな無能レベルに達する。
有能な人は次のポストへと出世していき、最終的に無能なポジションで出世が止まる。
つまり、世の中無能人間で構成されている。
スペシャリスト集団で構成される組織が理想だと思っていたけど、同じポジションにとどまる事の無い世の中で、そんな組織はあり得ないのですね。
言ってる事はよくわかる。だって、学生の頃は技術を習ってきたのに、それを使うのはほんの10年くらい。管理職になれば、技術とは関係ない仕事になるんだもん。
創造的無能のすすめ、自分は出来ない人間であることをアピールして、これ以上出世しないようにしむけること。一つ上、ないしは二つ上を見て、自分に向いてないなと思えば、出世しないようにしむける。これで人は幸せになれます。
言ってる事はわかる。けど、人は無能でもいいじゃない。失敗しました、てへっ、で私は良いと思う。人は失敗する生き物です。そして、失敗して学ぶ生き物です。新しいポジションは自分が経験してない分、必ず学ぶことがある。同じところにとどまって、今のまま生活するのも幸せかもしれないけど、やっぱり新しいことにチャレンジして行く方が好き。失敗して、学んで、成長しよう。
無能だと判断したら、割り切る覚悟が大事ってことをこの本から教えてもらいました。
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想像的無能とは、昇進の推薦をされないように、意図的に無能を装うこと。いまひとつ。
ピーターの法則、あるポジションで優秀ならば昇進し、無能レベルに達したらそのポジションにとどまる。ということだが、面白いのはその法則ぐらいだった。
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階層社会では有能になって上り詰めると結局無能になってしまうという法則のことのよう。確かに身の回りによくある事象なので意識しておく必要はある。