紙の本
キャラがいい
2002/04/08 14:41
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投稿者:朱鷺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「犯人は…おまえだあっ! なぜならお前の手元に残ったカードがばばだからだあっ!」 「しかし、ばばぬきで犯人を決めちゃうなんてミステリィおそるべし」。こんなことを語る登場人物が出てくる。ツヤツヤロングヘアの女子高生ふたり組。奇妙奇天烈な奴だ。しかし、それゆえに愛着も持てるのだ。上述のせりふでは一人で爆笑してしまった。
メフィスト賞受賞作。さすがだ。納得がいく。まずキャラの魅力は狙い通りという感じだ。しかし、キャラだけじゃない。この人には間違いなくある種のセンスがあるように思う。これからどんどん研ぎ澄ましていってもらいたい。軽妙な話なので誰でも読めそうな感じだ。シリーズ化しているみたいなので是非続きが読みたい。
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投稿者:バカミス万歳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近のミステリーは本格本格と、それにはもう食傷気味だ、という人にお勧めの本だ。
キャラもバカ、トリックもバカなら、事件もバカ。もう攻、走、守そろったバカミス三冠王である(もちろんこの場合のバカとは良い意味でのバカであるが)。
しかし、読後には真面目なミステリーを読んだような爽快感が残る。
それを可能としたのは、作者の、今までの名作と呼ばれたミステリー小説を、しっかりと消化し蓄えた賜物だろう。
現在まで、この作者は3冊本を出しているがどれもお勧めである。
そして、この作者には数少ないバカミスの書き手としてがんばってもらいたい。
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事件を解いていくというよりも暗号を解いていく話だと思います。トリックに関しては、それに気づく不自然さを感じます。
つまり強引なもっていきかたですね。
最後の解釈は探偵役の彼が無理やり解釈してしめてしまった気がします。
あと女子高生二人の描写がどうも・・・。
きゃぴきゃぴさの解釈が少しずれてる感じがしました。
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第18回メフィスト賞受賞作。突飛すぎるのも問題ですが、この本はメフィスト賞受賞作としては優等生的で、逆に期待はずれでした。
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第18回メフィスト賞受賞作。面白かったのだが、どうにも詰めが甘い印象。メフィスト受賞作だが、インパクトは薄いのか。(2007/08/30)
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【『ミステリィの館』へようこそ。
もともと当ホテルは密室で死んだ作家・来木来人の館。
これから行われるイベントでは、彼が遺したという
「お金では買えない究極のトリック」を
探っていただきます。
まずは趣向をこらした連続殺人劇をどうぞ。
ある日、届いた招待状を手にとある高原の
ホテルに集まるミステリー好きの面々。
お金では買えないトリックとは?】
メフィスト賞受賞作。
主人公が行き先のバスで知り合った
女子高生2人の軽い口調が鼻につきつつ
なんとか読んでたら途中からは面白くなり
まぁ、最後はなるほどと笑えました(笑)
いろいろと趣向をこらしててよく考え付くな〜と
感心しちゃいました。
おどろおどろしい殺人が続くミステリーかと
思ってたら全然違ってて面白かったです。
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20160806 再読
"「さらに、俺が予想している今後の被害者の名前をここに並べると……」石崎が一度言葉を切った。
「実際の殺人事件で、こんなふうに次の被害者を予想して偉そうに説明してるやつなんか、最低のやつだからな」石崎が顔を上げてミリアとユリを見つめた。
ミリアとユリは黙って頷く。
「それでだ、名前を書いてみるぞおー」石崎は急に明るい声で話し始めた。"[p.99]
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窓際中年・石崎幸二と、分かりやすい高校生・御園ミリアと相川ユリの話です。
多分…どころでなく、100%石崎が主人公だと思うのですが
あまりのインパクトに、高校生コンビの方が印象に残りますw
やりたい放題の高校生コンビ。
それに振り回される中年。
高校生コンビのせいか、非常に軽いのりになっていて
分かりやすく読みやすいです。
ちなみに、犯人探しものではなかったです。
純粋に(?)謎を解くだけでw
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先日ハマりかけた(?)東川篤哉を読んだせいでどうしても
石崎作品を読みたくなり図書館へ。
ハチャメチャ度、ギャグ度においてはやはり東川作品の方が
突き抜けてますが、石崎作品は本格の要素をしっかりと
残していますよねー。
その前振りとしてしっかりギャグ要素を仕込んでおいての
本格な謎解きっていうのが憎いです。
これ読んだら今度は霧舎作品読みたくなったw。
一緒に借りてくるべきだったなー。
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ミステリーの館。それは本当は密室で死んだ作家のホテルひ一室だった。
そこにはお金では買えない究極のトリックがしかけられていました。
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「おまえ計算速いな、西之園萌絵か」
ってセリフが読みたいがために入手。
主人公とその相方(?)の女子高生ズの会話が中心に進められていくミステリなんですけど、なんだかしっくりこないのですよね・・・
いまどきの女子高生って、犬印知ってんの?
つか「きゃははは」って笑う女子高生って、今どきライトノベルにもいないんじゃないかしら?
オチもなんだかなぁ・・・って感じでした。
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人が殺されることは無く、提示された「謎」を解くお話。
デビュー作としては、こんなものじゃないでしょうか。
手放しで「すげぇ!」と絶賛するレベルではないかもしれないが、今後このシリーズを引き続き読んでいくと右肩上がりに評価が上がることを祈って、評価は★3つ。
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ミリア&ユリと石崎が運命の出会いを果たすシリーズ一作目。
最初からかっ飛んでる会話が相変わらず楽しい。
どうしてこの三人とこんなに波長が合っちゃうんだろう。謎。
謎解きは正直言って、ほぼ斜め読み。
数字はほとんど無視してました。
煙に巻かれたようなラストだけど、楽しく読めたからまあいいか。
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意外におもしろかったです。メフィストの中でもいい順位ですかね。こういう模擬推理合戦、実際に参加してみたいですなあ。くまさんがいい味出してました。
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20世紀最後の「メフィスト賞」受賞作。
ミステリィの館で謎解き合戦!
女子高生2人とサラリーマン:石崎が謎を解くお話ですが、石崎さんのいじられっぷりがすごい(笑)
仲良くなるヒマもなく女子高生達に良いようにされている石崎さんのはじけっぷりがみものです。
ただ終わりが好きじゃありません。
もうちょっとつっこんでほしかった!
でも好きなシリーズなので次も期待。