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図書館でずいぶん昔に借りた本を、ふとまた読みたくなって借りてきました。
ミステリーの質とか、そういう難しいことはよくわからなくて、ただトリック?は単純に「おお、すごい!」と思うものでした。
ミステリーがどうのというより、石崎さんとミリアユリコンビのやりとりが面白くて大好き(*´∇`*)
文庫化されてたらぜったい買うのになー。(20120808)
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読了、65点。
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化学メーカ社員でミステリ好きの石崎幸二は、あるホテルグループの企画したミステリィツアーのモニタとして、
自殺して亡くなった著名なミステリィ作家来木来人の館へ招かれる。
そこで催されるイベントの謎を解いた人間には来木来人の遺作を目にする権利を与えられるとされ、その謎に大学のミステリィ研究会や評論家、ミステリィ作家などが挑戦する。
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石崎幸二さんのデビュー作品、一人称視点は同名の登場人物でこの館で知り合った女子高生ミリアとユリとの掛け合いと共に話が進んでいく。
ミリアとユリのミステリを皮肉った石崎とのやり取りが非常に楽しく、テンポ良く読める作品。
作中の謎も上手くツイストが効いていてこういう形で真相を持ってくるかと言うのがなかなか。
終盤の謎解きのある箇所はちょっと追いかける気がなくなってしまいますが、それでも全体としては面白い作品でした。
今年はこの作家さんの既読作品を頑張って読みたいところ。
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「おまえ計算早いな。西之園萌絵か。」息抜きに読むにはちょうど良い。森博嗣リスペクトとして十分に満足。
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手軽に読めるコミカルなミステリーでした。
女子高生2人の役回りに違和感があったものの、軽快なテンポで読みやすい文章でした。
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あらすじからして、いかにも本格ミステリーらしい設定でしたが、物語が進むにつれて徐々に脱線していきました。自分の好みではないので残念に思いましたが、ミステリーをコケにするような女子高生らの会話は最後まで楽しめました。
メインの「お金では買えない究極のトリック」は謎解きというより暗号解読という感じです。「よくここまで考えたな」と感心しましたが、脱力系の真相なので裏切られた気分でした。
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これはまた変な小説。というのも、ミステリだかコメディーだかつかめないのだ。
先に謎の死を遂げた人気ミステリ作家、来木来人の遺族が、故人が生前に残した手紙の謎を解明するために、「ミステリの館」なるイベントを開催する。そこに呼び出された「石崎幸二」と女子高生ミリアとユリは…。
のっけから、「ミステリには興味ないんだけどさあ」という女子高生2人の会話を中心に始まるし、著者と同じ名前の主人公が現れるしで、こういう作品はバカかイチビリと相場が決まっている。
イチビリながら、シリアスに話をすすめる、海堂尊スタイルで、本当に死人が出るのかとどんどんページはめくられるものの、「あれ?」という展開になる。
独特の言語感覚のせいで時々冷めてしまうものの、大きなイベントがない割にどんどん読み進めてしまうのは、かなりの実力派なのかもしれない。
ただ、オチはなあ。謎の数字が羅列し始めたあたりでわかったけどね。
で、この空気を読まずに引っ掻き回している間に事件を解決する「ミリア&ユリ」はシリーズになっているようで、そんなに魅力的なキャラクタなのかしらん…?
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ミステリ。コメディ。バカミス。
著者のデビュー作。ミリア&ユリのシリーズ1作目にもなるのか。
面白おかしく描かれたミステリ。ユーモアというよりも、コメディの方が近いかな。
ミステリを馬鹿にするような会話が満載で、気楽に読むと面白い。熱い講談社ノベルス推し。
完成度はともかく、嫌いな作風ではない。☆3.4くらい。
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この方の本は初めて読みました。
悪くはないのだけども、読むのが遅すぎましたね。
笑いの加齢臭が気になります。
当時ならもっとおもしろかったかもしれないです。
読むなら最新作を読んだ方が良かったかもしれません。