電子書籍
イニシエーション・ラブ
著者 乾くるみ (著)
2014年3月3日、日本テレビ『しゃべくり007』で、紹介された作品です。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと...
イニシエーション・ラブ
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イニシエーション・ラブ (文春文庫)
商品説明
2014年3月3日、日本テレビ『しゃべくり007』で、紹介された作品です。
「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがて恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説──と思いきや、最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう。
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書店員レビュー
「最後から二つめのセリフ…
honto事務局さん
「最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう。」
文庫版の表紙は手を繋いだ男女のイラスト。タイトルから推察するに恋愛小説だろう。冒頭に挙げた商品説明の一文が引っかかる。某通販サイトのレビューでも「レビューは読んじゃ駄目」と評されている。単なる恋愛小説ということではないようだ。
とりあえず先入観抜きでこの本を読んでみる。
1980年代後半、バブル期の東京と地方都市を舞台に繰り広げられる男女の恋模様。パラパラと読み進めるうちに、最後から二つめのセリフに行き着く。
そして、この本はそれまでの数百ページとまったく違う物語になった。なるほどこういう本の楽しみ方もあるのかと感心した。たしかにレビューは絶対に読まない方がいい。
しかし、冒頭に挙げた商品説明に付け加えたい一言がある。
それは、「バブル期に青春を謳歌したかどうかでこの本の面白さは変わるかもしれません」ということ。伏線がバブル期特有のキーワードに張られていたりするので、知っているか知らないかで物語の理解度がだいぶ変わると思う。
バブルを知らないロスジェネ世代の私は、その点でこの物語の世界に浸ることができなかったが、当時の若者文化を学ぶという面で大変楽しむことができた。
バブル期が青春時代な世代の方はきっと読んでいて懐かしい気持ちになるであろうし、伏線の数々もピンと来るはず。
とはいえバブルを知らないからと予習をする必要はない。まずは先入観抜きで、読んでほしい1冊。
(評者:ハイブリッド総合書店honto 書誌データベース担当 AT)
紙の本
うーん
2015/05/28 17:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリ好きが読むには少々むず痒いです。最後の一文ばかり強調されて、期待して呼んだのに、肩透かしを食らった気分。同じ叙述トリックを読むのなら我孫子武丸氏の殺戮に至る病の方が上。面白さも個人的にはそっちの方が上かな。恋愛小説好きにはいいのかもしれませんが。
紙の本
少々混乱しています
2019/06/16 16:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私的な読後メモとして(ネタバレ注意)
書店に平積みされていて、帯にいろんな人の推薦文が載っていて興味を持ち手に取った一冊なのだが……。
まず、読後感はあまりよくない。
最初は、胸キュンで、あの頃の時代を感じさせる物語で、ほほえましく読んでいたのだが、後半になるにつれて、読むのがつらくなってきた。
この後どうなるんだろうというドキドキで、読みたくない思いと早く結末を知りたい思いとが交錯した。
最後の二行で全く違った物語になる、とあったのだけれど、私には意味がよくわからなかった。
作者は数学科出身で、理系ならではの緻密なプロットを仕掛けているのだろうけれど、私には把握しきれず、何が何だか意味分からず、混乱している。
何で最後に語り手の名前が変わってるの? 語り手の「僕」は二人いるということ? おとなしい「僕」と凶暴でワイルドな「僕」が二人? 「僕」は二重人格者なのか? 「僕」が体調不良を訴えるのは何かの伏線だったのか? 「なあ美弥子」って台詞があるが、三回デートしただけでそんな言い方になる? マユとの思い出が全然違ってるのだけれどどういうこと? マユも二股かけてたってこと? 美弥子は魔性の女?
ああ、もうわけがわからない……。
だからこそ、二度目を読むということになるのだろうけど…。
今のところその気力無し。
紙の本
噂に違わず
2015/03/19 09:30
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
噂に違わず、最後の最後に衝撃の事実。
ん?なんでこんな性格になってるんだ?
って違和感はありつつも、
そんなもんなのかなぁって流してたら
まさかまさかの。
わかった瞬間、色んなところで、ちゃんとわかるようになってることに気がつく。
あそこも!?ここも!?
それが楽しい。
まだ二度目読めてないけど
いつか読みます。
紙の本
ミステリー好きにはオススメしません。
2014/04/29 05:47
18人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ninico - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的に、近年読んだ本の中で群を抜いて「時間を無駄にした」と思わされた作品でした。
帯でトリック(とは最早呼べない)に期待し過ぎた感は否めませんが、そもそもがあまりに薄っぺらくつまらない内容なので、帯買いしなくても低評価だったと思います。
途中「まさか、帯の煽りはコレじゃないよね?もっと大きなどんでん返しがあるんだよね?まさかまさかね!?」と思いながら頑張って読み進めましたが、何の裏切りも起きず。
普通に読んでいればオチも何もありません。
ただただ分かり切った形で終わるだけです。
最後から2行目で、全く違った物語に変貌する・・?
最後の2行で「あんなにも、あまりにあまりな内容に耐えた仕打ちが、過去の名作劣化版焼き直しなのか...」と震える!の間違いじゃなくて?と思ってしまいました。
まぁある意味、(読み始める前とは)全く違った物語に(悪い意味で)変貌はしましたが。。
せめてなぁ、登場人物に魅力があるとか、物語に起伏があるとか、内容のぐだぐだ感を払拭するくらいの伏線とトリックがあるとか・・・一つでも当てはまれば、こんなに「時間を返せ!」と腹を立てる事も無かった気がします。
未だに書店で面陳されているのが一番のミステリーかもしれません。
電子書籍
えー…
2016/09/16 08:50
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず登場人物が男も女も自分に酔い過ぎで主張が気持ち悪く、読んでて不愉快なのでオチまで辿り着くのがキツかったです。
オチがスゴイ!と聞いたので、この不愉快さに意味があるのか?と我慢して最後まで読みましたが、読み進めていくうちに予想がついた通りの結末にガッカリしました。
この話は「最後にどんでん返しがある」という触れ込みで有名になってしまった時点で魅力は無くなってしまったんじゃないでしょうか。あれだけどんでん返しがあると宣伝されてたんだし途中で予想がついたオチ以外の何かがあるはずだ!!と期待して読み進めると待っているのは落胆だけです。「最後にどんでん返しがある小説」を期待している場合は全くオススメできません。
ただ、オチはオマケの恋愛小説と考えた場合も、とにかく登場人物に全く魅力を感じないしときめくわけでもなく、ひと昔前の人達の考え方や日常を楽しめるかというとそういう魅力もなく、全くオススメできない事にかわりはありません。
とても残念です。
紙の本
無理でした
2016/09/12 02:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半まではどうにか頑張って読んでいたが、
後半の何ページかを読んで、「これって○○じゃないのかな」と思った途端、疲れが出てきて、読む気がしなくなった。
飛ばし読みで、ラストまでこぎつけたが、結局思った通りだったのでガッカリしたのと同時に、最後まで頑張って読まなくて良かったと思った。
紙の本
うーん…
2016/05/16 22:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
煽り文句が気になったのですが、最後まで読んでも私は正直イマイチでした。
登場人物といい、物語といい、うーん…。読むのが辛かったかな。
最後まで読んでも普通にそうだと思っていたし、驚かなくて二度読みする気はおきませんでした。っていうかこれがトリックなの?
電子書籍
ミステリーではない
2023/02/02 18:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の感想は、これはミステリーではない、です。ですから、最初から、ミステリーを読みたい方にはおすすめはできません。しかし……、ちょっと変わったタイプのミステリー風の小説を、読みたい方にはおすすめ
電子書籍
1度でいい。
2020/06/22 20:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前評判が高いせいか、期待しすぎたようです。
何がミステリーなんだろう?
単にお互いが、二股だっただけでしょう。多分。
理解の仕方は人それぞれだけどね。
わざわざ夕樹(ゆうき)をたっくんって呼ぶ時点でわかったよ!
最初から嫌な女って感じはしてたけどね。
元々のたっくんは、最悪だけど、他の登場人物も不愉快。二度読みたくなるって前触れだったけど、2度も読みたくない。
きっと、夕樹はいい男なんだろうけど、選んだのが繭子って時点で、モヤモヤする。
背景が、バブル期っていうのも、イラっとする。学生で高級レストランとかね。
電子書籍
恋愛/ミステリー どちらも超チープ
2017/07/28 14:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えんげ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんでん返しでも何でもない。
最後にひっくり返ることがあったとして、
「…んで、だから何?」
最後まで、そこら辺に転がってるチープな恋愛物語が延々続きます。
電子書籍
ラストのためだけに読む本
2015/07/23 13:17
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カメルーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
知人が大絶賛して貸してくれたので読んでみた。何度も眠りに落ちそうになりながらも2日かけて読破。
本当にラストのカラクリだけのために、平々凡々な構成を長々と読まされる本。そんな感じ。途中がつまらないからラストが分かってもへ~って感じだった。
登場人物に魅力も無い。
言うなればまゆが聖人君子じゃなくて良かったかな。
違和感は感じてたけど、これといって読み返そうとも思いませんでした。
紙の本
ミステリではない
2015/10/31 20:23
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たる - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋愛小説としてはふつう。ミステリとして読むには物足りない。女の子のほうが一枚上手だったなあ。マユは夕樹のイニシエーションラブに足元すくわれるんだろう。
紙の本
未読です。
2014/03/31 14:18
15人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ラビッツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近話題のようなので(芸能人の影響?)、本屋へ行って確認してみました。
内容は一切確認していません。表紙、裏表紙、帯で購入決めるタイプです。
残念ながら購入に至らず。感性が合いませんでしたね。
本書を否定する意味合いはありません。
機会があれば読みたいと思います。
電子書籍
ジャンル分けが難しい・・。
2017/02/16 01:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後の感想は「これは恋愛小説だな」でした。ただし、この小説を恋愛小説として読むと早々にオチが分かってしまうので、恋愛小説と銘うって仕舞うわけにはいかないのでしょうね。
確かに、ミステリーは守備範囲の広いジャンルではあります。しかし、本作は事実の描写よりも登場人物の心情の方がメインで描かれているので、やっぱりミステリーというよりも恋愛小説なんだと思います。
それと、舞台が80年代です。ネタの設定上この時代の方が描きやすかったのもあると思いますが、登場人物たちの自己本位で自己陶酔気味な雰囲気が、浮かれていた時代にマッチしていると感じました。
電子書籍
うーん…
2016/01/20 16:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ショコラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気書籍!となっていたので気になって読んでみました。
期待したほどではないし、2度読み返そうと思いませんでした。
暇つぶしでかるーい物が読みたい人にはお勧めです。