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バカとテストと召喚獣7.5
些細な切っ掛けから始まったゲームが小悪魔ふたりに蹂躙されて!? 『僕とダウトと男の尊厳』。学園長からのオイシイ話=惨劇フラグ! 『僕とホンネと召喚獣』。吉井家の食卓に地獄...
バカとテストと召喚獣7.5
バカとテストと召喚獣 7.5 (ファミ通文庫)
商品説明
些細な切っ掛けから始まったゲームが小悪魔ふたりに蹂躙されて!? 『僕とダウトと男の尊厳』。学園長からのオイシイ話=惨劇フラグ! 『僕とホンネと召喚獣』。吉井家の食卓に地獄の門が口を開く! 『僕と福引きと闇の鍋』。高校1年生の春、ドイツから帰国したばかりで戸惑う美波だったが──『ウチと日本と知らない言葉』の4本で贈る青春エクスプロージョンショートストーリー集
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紙の本
本編前巻と次巻を繋ぐエピソードあり
2010/03/01 20:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、「表紙の女の子、誰?」と思った諸兄は、その続きとなっている口絵の漫画を良く見てほしい(ストーリーでも「?」だったら髪と瞳の色で判別可)。作者と絵師さんの悲願(?)達成の瞬間らしい。なお、この表紙と本巻収録の短編全4話との関係は一切ない。
【僕とダウトと男の尊厳】
【僕と本音と召喚獣】
【僕と福引きと闇の鍋】
【ウチと日本と知らない言葉】
脱衣トランプで男の尊厳が脅かされる代わりに女性陣の強さが浮き彫りになったり、逆に自我を得た召喚獣によって本音を暴露されかけてオロオロしたり、闇鍋に姫路さんが絡めばどんなことになるか……だったりと、相変わらずの破壊力でメンバー達の日常的な風景が面白可笑しく描かれている。特に女性陣のしたたかさと腹黒さがクローズアップされており、明久達男性陣はタジタジである。ただ、闇鍋のオチは少々肩透かしだったかな?最後の話は、タイトルが示すように島田の過去話。文月学園入学当初の、突然の帰国による戸惑いが綴られるが、これを帰国子女から「人とのコミュニケーションが苦手な人」に置き換えるとなかなか含蓄のある話になったりもする。明久ラヴに至る経緯と、島田が自分のことを『ウチ』と言い始める理由が判明する。よくこれに理由を付けたなと思うし、「明久クン、意外にやるねぇ」という話でもある。
ここで特筆すべきは、闇鍋の話には後日談があって、これが本編(次巻)に繋がることである。なので、本巻を読んでおかないと次で「え?なんで突然姫路さんが……?」になると思うので要注意。
紙の本
四話四様の色調
2010/02/26 18:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
男子同士のちょっとした賭けトランプが、いつの間にか霧島&姫路を相手とする尊厳をかけた闘いに変化していく「僕とダウトと男の尊厳」。学園長の実験により、本音をダダ漏れさせるようになった召喚獣を巡る駆け引きを描く「僕とホンネと召喚獣」。ついに姫路の料理の犠牲者が女子組にも拡大?の「僕と福引と闇の鍋」。ドイツから帰国したばかりで日本語に苦労する島田と吉井の出会いを描く「ウチと日本と知らない言葉」の4本の短編を収録。
召喚獣というツールを介してはいるけれど、日常のちょっとした出来事を面白おかしく描くことが多いので、長編よりも短編の方が合っているような気がする。徹底的にバカバカしい話や、ちょっとまじめな話など、1冊で色々な話が読めるところも、短編の良いところだろう。
今後の展開に大きな影響を与えるのは3本目、吉井の吉井らしさが表れているのは4本目の話だと思う。