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長く話す必要は必ずしもない
2015/03/13 23:19
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投稿者:のい - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだかんだで話が長くなる人が多く,私もそのうちの一人ですが,「長く話す必要は別にないよな」ということをあらためて感じました.
コンパクトにしゃべる技術と練習の本です.
紙の本
声に出すことが大事
2015/08/29 09:20
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投稿者:elfin - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わってから、勉強をしたら必ず要約して口にだすように心がけるようにしています。特に、英語などのアウトプットは、なるべく英語でまとめるようにするとより効果的に覚えられると気づきました。
紙の本
わかってはいるが。
2016/10/28 10:28
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投稿者:imikuto - この投稿者のレビュー一覧を見る
アウトプットがいい、というぐらいは前から知っていた。
たとえば、人に教える場合、人前で話す場合など
教えるべきことを事前にしっかりと勉強するし、
教えながら自分自身も納得しながら頭の中で反復している。
これは実践でわかっていた。
でも勉強するたびに、それを身に着けるためにアウトプットすることはなかなかできない。
それをやらんといかんのだろうなぁ。
覚えたいことがあれば、家族の者に声を出して授業するとかね。
家族はえらい迷惑かもw
紙の本
いい内容なんだけど・・・!
2015/12/19 13:06
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投稿者:森のくまさんか? - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の書かれていることは すごく納得できます。
でも 実践となると 自分の中のめんどくさがり心が
顔を出し、やっぱりやらない。
アウトプットできる場を 求めなければならぬかもしれません。
学生さんには ズバテキな 内容と思います。
社会人でもガッツがあれば、ズバテキなんでしょうけど、・・・。
要は 実践が めんどくさいです。
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例えば、ある教科書の中身を暗記するとしよう。そのとき、1人で何度も読み返すのが一般的だが、もっと短時間で効率的に読みこなす方法がある。その教科書を友人とともに読み、読んだ内容をその場で相互に説明し合うのである。そうすると、自分の言葉に置き換えるため、記憶の定着率が格段に高くなる。これが、「勉強」と「アウトプット」をワンセットにした勉強法だ。
私はこの方法を中学時代に発見し、そのめざましい成果に感嘆して以来、ずっと実践し続けてきた。そこに教科書があるかぎり、あらゆる教科で活用し、高校入試も大学入試も乗り切った自負がある。
例えばテキストの見開き2ぺージを9分で把握して1分でアウトプットすると、30分で3回のアウトプット、つまり6ぺージ分が頭に入ったことになる。
こう述べると、「6ぺージを30分かけて読むこととどう違うのか」と思われるかもしれない。実はここに、一般的な勉強の"落とし穴"がある。テキストを読んだり、あるいはノートに書き記しただけで、「わかったつもり」になることが少なくないのだ。その結果、「できるつもり」で試験に臨み、あえなく散ってしまうのである。
当然ながらふつうの本(テキスト)に「問い」はない。だから自分で設定する必要がある。では、どうやるか。
これにはいくつかの方法がある。もっとも単純なのは、テキストの見出しを疑問型に言い換えるパターンだ。例えば「世界恐慌とその影響」という見出しがあった場合、「世界恐慌とは何だったのか」および「世界恐慌の影響はどのようなものだったのか」と言い換えられる。こういう疑問を頭に入れて本文を読めば、必然的に「解」を求めて集中しやすくなるだろう。
まず、頭の中でなんとなく「3つ程度の要点」をまとめておく。そしてその要点ごとに、説明の際に欠かせないキーワードをさきほど囲んだ語句から抜き出して、「→」でつないだり「=」で結んだりしてまとめてみよう。そうすることで、ポイントがより明確に絞られていくだろう。
もし、事前にうまくポイントを抽出することができなくても、とりあえずキーワードを抜き出し、それらの関係性を図化してみよう。そうすることで、3つのポイントが何になるのか、整理されてくるはずだ。
A4またはB5のコピー用紙をタテにして、上部と下部に1本ずつ横線を引く。これが「川」イメージで、手前側の岸に「なぜ?」という「問い」、向こう岸にその答えがあると想定する。川を渡れば疑問が解けるわけだが、このままでは川幅が広くて渡れない。そこで川の中に、3個程度の踏み石を置く。そこを通れば、誰でも難なく渡れるという寸法だ。
これは人に簡潔にものを伝えるためのフォーマットでもある。人に話をするということは、この踏み石を置く作業に等しい。つまり聞き手の関心を引きつつ、無理なく誘導できるよう工夫するわけだ。
そのテキストを使って一分間アウトプット勉強法を実践し、前述のとおりいくつかのキーワードをピックアップしたとする。その際、目次を拡大コピーして、該当する見出しの部分にそのキーワードを書き込んでおくのである。
そうす���と、仮に1つの章に10の見出しがあり、そのすべてにキーワードを書き込めたとしたら、コピーを見るだけでその章について10分も話せることになる。ここまでくれば、章全体をほぽ完全に理解したと考えて間違いないだろう。
小説を読んでコメントや書評をする際のコツ
私が学生に指導する際には、「まず自分で気に入った場面を3力所挙げてみて」と課題を与える。その上で「なぜその3力所なのか、皆の前で1分で説明して」と促すと、だいたい立派なコメントや書評になるのである。
挙げた3力所の方向性がバラバラになることは、あまりない。たいていは何らかの共通点がある。それが本人の嗜好性であり、視点になる。それをキーワードでうまく表現できれば、聞き手を納得させることができるのである。
「テキストの見出しを疑問型に言い換える」というやり方も秀逸。
本やブログ等のタイトルにも疑問形が多いように、やはり「問い」があると、答えを求めてしまうのが、人の本性です。
なお、問いの表現の中でも、特に興味をそそられるのが「なぜ、○○は○○なのか」というパターンだそう。
そして、良い問いができれば、人に話したくなるわけで、それこそが齋藤先生の目指す、アウトプット中心の勉強法の本質なのだと思います。
◆加えて言うなら、アウトプットを前提としてインプットを行うと、その質も高くなるのも当然のこと。
齋藤先生の大学の授業でも、あらかじめ発表させることを前提として教える場合と、そうでない場合とでは、学生の聞く姿勢が全く違うのだそう。
これは何も授業に限った話ではなく、私たちも初めから、人に感想を話す前提で映画を見たり、本を読む場合、吸収の度合いが異なってきます。
もちろん私も、基本的に本を読む場合には、ブログに記事を書く前提でおりますし、きっと多くのブロガーの方も(書評系に限らず)そうではないか、と。
そういう意味では、Twitterのように、気軽にアウトプットできるツールが広まったことは、私たちのインプットのスタンスをも変えているのかもしれませんね。
◆なお本書では、上記目次をご覧頂ければお分かりのように、「世界史」「法律」「英語」「グラフ」と言ったテーマごとに、アウトプットの仕方を指南。
資格試験に使えないこともないですが、むしろ一般的なビジネスパーソンが、業務遂行上行うアウトプットのヒントになるのではないでしょうか?
例えば「英語」については、実際に齋藤先生の友人が、取引先の外国人に聞かれた「歌舞伎は能はどう違う?」という問いについて検討しています。
キチンと調べたうえで、細かく説明するやり方もあるでしょうが、ここではポイントを絞って「1分間スピーチ」を作成。
なるほど日頃から、本書で提唱されている「アウトプット勉強法」を実践していると、こういう回答ができるのかと、深く納得した次第です。
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「アウトプットすればするほどインプットの質が高まり、学習効果も上がる」と他の本で読んでいたので、どのようにアウトプットしたらよいのか良いのかを探っていたところで出会ったのがこの本。
どのようにインプットし、アウトプットしたらよいかが簡潔に書かれていた。
・まずは第三者にとって魅力的と思われるような「問い」を作る。
・それにこたえられるようなキーワードを抜き出す
・川のフォーマット(手前の岸に「問い」向こう岸に「答え」を書き、その間に3個程度の踏み石[論拠]を置く)を作る
・それを元に他者に話す
以上の流れを今後実践していきたいと思う。
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アウトプットは、「わかった」と「わかったつもり」の差に気付くための簡単な方法とし。
「1分」「10秒」相当で「なぜ?→○○だから」ストーリー性のある論理的文章を作ると、大事な事が定着しやすくなる、という話です。
最初30ページがこの本の肝。
あとは「世界史」「法律」「英語」「グラフ」の具体例と、周辺の余談です。
気になったのは、さらっと「試行を繰り返せば巧くなる」と書かれている事。
いや、その論理的思考がなかなか身につかず悩んでいる一読者でして……。
「高みに達すると自然とこういう勉強法ができるようになりますので、そのように基礎を磨いて下さい」という紹介本にも思えました。
キーワード抽出を間違えるとこういう感想になるという例です。
最後に。新書で、一部のページに色の付いた囲みがある作りが良いなと思いました。
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何らかの知識を獲得しようとする場合、アウトプットを前提にするとその知識の定着率が高まるというのは、よく言われること。
本書では、得た知識を一分間で人に対して説明=アウトプットすることを最も効率的な勉強法として提唱している。
確かに学校の授業では効果的な方法だろう。
個人での勉強では中々実践しがたいものがあるが、例えば身近な同僚や友人に説明することを前提にすれば良いかもしれない。
勉強で最も重要なのは、その目的は何か、勉強して得た知識をどこで発揮するのかを明確にすることだろう。
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・重要なのは、その知識を自分が置かれている現実とすり合わせること。
・どんなに難しい学習内容でも、あえて細かく区切って見出しを付ければ、吸収度は高まる。
・どれほど難解な事象でも、要素を三つ程度に絞り込み、聞き手におもしろいお話を聞かせてあげるつもりで提供する。いわば知識と物語の融合を図るわけだ。
・聞きながらチェックする作業は、アウトプットと同じような効果を期待できるのである。
・では、どういう「問い」なら興味をそそられるか。もっとも簡便なのは、「なぜ、○は○○なのか」というパターンだ。
・自らの欲望を刺激しつつ勉強に励む。そのために魅力的な「問い」を立てる。それが優れたアウトプットを生み、自分の知識として身につくとともに人からも「すごい」と言われる。
・へたに悩むよりも、シンプルに考えること。自分の勉強の手順・システムをつくり、徹底して量をこなすこと。「理解」と「習熟」の二つのプロセスを区別して、「『わかった』と『できる』とは違う」ことを肝に銘じること。
・およそ勉強の究極の目的とは、こうして自分なりの視点を獲得することではないだろうか。
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使うこと(アウトプット)を前提に知識を仕入れる(インプット)することで目的意識が高まり、1分間という時間制限で密度が濃くなる。この2つの効果を利用して自分の能力値を効果的にあげる。わかりやすく、理にかなった方法ですね。
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とても分かりやすくポイントを絞った書き方で真似しやすい勉強法ですね。自分でもよく実践する方法ですが、こうして文章でまとまっているとなるほど、と納得出来る。
ただし、頭でやり方が分かったとしても、マネはできるだろうが、自分で教科書を読んでアウトプットができるかどうかは別な問題だと思います。これは経験しなければ身につきませんね。読者の皆さんには簡単なものから数多くアウトプットに挑戦してみてもらいたいですね。
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勉強は実践だ!
勉強自体が目的ではなく、それをどうアウトプットするかが目的。
大人にとってのアウトプットの場は、話す活動。
単なる断片知識のひけらかしではなく、ストーリー性を持って一家言語れるくらいのレベルでなければ意味がない。
一分間アウトプット
・川のフォーマット(足元の問いから対岸の答えへ)
・問いは本質的に、応えはクリアに
・川を渡るポイントは3つに絞る
即実践しよう!
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「アウトプットを前提にインプットすると覚えやすい」ということを伝えている本。
例えば、本を読むとき、映画を見るときも、誰かに後で説明する(アウトプット)とかブログで感想を書く(アウトプット)ということを前提にインプット(本を読む、映画を見る)と成果が出やすいというわけだ。
実は、ボクは第4章の「英語」をアウトプットするが気になってこの本を入手。
語学は聞くが大事、音読が大事、会話のネタ作りが大事などオーソドックスな事が書かれています。
聞くことが大事というのは、よく言われているような自分の興味のあるオーディオブックを音読することで実践できそうです。
会話のネタ作りっていうのも、簡単な自分の自己紹介をお作っておくというのが効果的なのかと思います。
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勉強に「アウトプット」が大切なことはわかっていても、それをどう実行すればいいのか、科目別に具体的な実践方法が示されている。「勉強=実践」の回路を身につける方法が書かれている本。「1分間」という短さにも惹かれて、私も読み終わった後、すぐに実行してはみたものの、長くは続かなかった。思うように1分間が使えない。「わかった」ことと「できる」ことは違うんだと反省。
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■この本を知ったきっかけ
岡田斗司夫のtwitter公開読書の課題本だったため。
■読もうと思ったわけ
twitter公開読書前に読んでおこうと思ったのと、自分はアウトプットが苦手なので克服のために。
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現代人に求められている能力とは何か。それは、物事をわかりやすく説明したり、自分なりの視点からアイデアを提示する能力である。ただ勉強して物事を覚えるだけでは意味がない。それをいかに発揮するかにある。
つまり、アウトプットする能力が必要なのである。
アウトプットの能力を磨くには、ただ単に勉強するよりも、アウトプットによって練習することが近道である。そして、アウトプットを用いて勉強することによって、内容の定着率が上がるのである。
この本は、アウトプットによる勉強法を提示すると同時に、アウトプットによって勉強を活用する方法をも提示している。
「一分間アウトプット」は方法であると同時に、目的でもあるのだ。
本書は下記のように構成されている。
第一章で全体の流れを大まかに説明し、各章で具体的に説明していくスタイルをとっている。
・第一章「アウトプットがなければ勉強ではない」
・第二章「世界史をアウトプットする~基本編~」
・第三章「法律をアウトプットする~図解編~」
・第四章「英語をアウトプットする~語学編」
・第五章「グラフをアウトプットする~数値編~」
・第六章「10秒アウトプット」
・第七章「アウトプットが意欲を高める」
・第八章「視点を得るために勉強する」
本書の題名に「1分間アウトプット勉強法」とあるが、そもそもなぜ1分間なのか。筆者によると、3つの理由があるという。
一つは、おおよその話は1分程度にまとめられると言うもの。二つめは、話をするときに、1分だと時間の感覚が掴みやすいと言うこと。そして三つめに、相手が黙って聞いてくれやすいということを上げている。
そしてこの勉強法が上手くいく理由として挙げているのは、アウトプットによって知識が活用されると言う点である。
使う機会のない勉強では自分も真剣にはならないが、無理矢理にでもアウトプットすることで、定着させようというのである。
このアウトプットを上達させることによって、周囲の人に対して有益な情報を与えることができ、自分自身の人望にも繋がってくる。
日本人に足りないのはアウトプットの能力であり、それを伸ばすことができれば、国際競争力も高まるのではないかと記している。
自分自身としては全部が全部実践できるかというと疑問だが、一部参考になるところもあった。
内容を見ても、簡単な方法とは言いにくいし、体力を要する。面倒くさがりな人には向かないかもしれない。万人に勧められるとは言えない内容だが、かといって否定もできない。
意欲の高い人ならば、充分有用な一冊となるだろう。
(2011年4月13日)