読割 50
電子書籍
風雲児たち 幕末編(11)
著者 みなもと太郎 (著)
安政の大地震で大きな被害を出した江戸。その江戸をあとに若き勝海舟たちは長崎海軍伝習所に向かう。ますます佳境に入る歴史大河ギャグ、待望の最新刊。
風雲児たち 幕末編(11)
風雲児たち 幕末編11 (SPコミックス)
著者紹介
みなもと太郎 (著)
- 略歴
- 1947年京都生まれ。まんが家、まんが研究家。手塚治虫文化賞特別賞受賞。
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紙の本
安政2年から4年あたりの話
2007/09/30 17:33
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻の冒頭が坂本竜馬の父親が死んだ場面で、時は1855年末となっている。そして巻末あたりの話が1857年なので、何と1冊で2年足らずしか時間が経過していないということになる。これでは何冊を費やしてもなかなか話が進まないはずだ。
それでもこの幕末編も11巻目になって、それなりに話が進んでいる。坂本龍馬が再び江戸へ上ってきた話、蕃書調所にかかわることになる前後の村田蔵六の話、適塾に福沢諭吉が戻ってきた話、勝海舟らが長崎から戻ってきた話、そしてアロー戦争、太平天国の乱を挟んで松下村塾を活発化させていた吉田松陰に母国へ帰る島津斉彬まで、わずか2年の間にもこれだけのことが起きていたことを変わらぬ筆致で描いているのだから、もう感心どころではない。それでもこの調子で幕末まで行くとしたら、あとどれくらい掛かるのだろう。
と思ってみたものの、よくよく見ればすでに1850年代なわけで、もうあと10年程もすれば大政奉還があるのだ。これからさらに描きつくされねばならない出来事や人物があるのだろうけれど、もうここまでこればあとわずかという気にもなる。
もう少し付き合い続けていきましょう!