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トワイライト
著者 重松清 (著)
小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために、26年ぶりに母校で再会した同級生たち。夢と希望に満ちていたあのころ、未来が未来として輝いていたあの時代──。しかし...
トワイライト
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トワイライト （文春文庫）
商品説明
小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために、26年ぶりに母校で再会した同級生たち。夢と希望に満ちていたあのころ、未来が未来として輝いていたあの時代──。しかし、大人になった彼らにとって、夢はしょせん夢に終わり、厳しい現実がたちはだかる。人生の黄昏（トワイライト）に生きる彼らの幸せへの問いかけとは？
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紙の本
あななたたちは今、幸せですか？
2006/01/04 15:11
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校卒業時に埋めたタイムカプセルを、同窓会ついでに掘り起こそうと３９歳になった男女が集まった。数十年前の自分からのメッセージは、大いなる夢の実現を問い掛ける物だったり、他愛の無いおもちゃだったり。当時の自分の拙さに、苦笑する面々だったのだが。
カプセルの中に、当時担任だった女教師のメッセージが同梱されていた。その中の一文、「あなたたちは今、幸せですか？」。不倫の果てに相手の男に殺されてしまっていたその女教師のメッセージは、３９歳になった男女の胸に深く鋭く、突き刺さったのだった。
３９歳。人生の折り返し点に立って、各人各様に悩みを抱えていた。夫の暴力、リストラ、職場での立場。それらを乗り越えて、これからの半生をどうやって生きるべきか・・・。人生を諦めたわけじゃない、でも大体どの程度なのかは見えてしまった。そして、「幸せって何だろう。自分は一体、幸せなんだろうか。」と深く考えさせられてしまう。
奇しくも３０台後半の私、読んでいるこちらにまで「幸せですか？」の言葉は突き刺さってきた。人生の後半、段々と落ち始めた気力体力・・・。トライライト（たそがれ）というタイトルは、なんとうまい命名なのだと驚き、寒気を覚えた。
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シリアスなトピック満載
2022/05/02 23:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：あっきゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
飛行機で隣の方が読んでいて、太陽の塔の表紙が気になったので読むことに。初めての重松作品でしたが、流れるようなストーリーと各キャラクター心境が伝わってくるようなセリフが印象的でした。また、タイムカプセルやドラえもんのキャラクターからは想像できないほどのシリアスな社会問題に関するトピックも多く、ハラハラしました。
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今幸せですか？
2015/10/29 21:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あなたは今幸せですか？
学生時代はそういうことをよく考えましたが、大人になると日々に忙殺されてだんだん考えなくなっていきました。
紙の本
話がとびすぎ
2016/07/29 09:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
特定の主人公がいるわけではなく、複数人の視点から描かれている。それ自体はよくあることだと思われるが、話がぶつ切りで、視点が移動しすぎるので読みにくい。
（登場人物も多いので、これ誰だっけと考えながら読み、またどんな状態で前の話が終わったのかと思い出しながら読み進め、状況がつかめて面白くなってきたあたりでまた視点が変わるということが繰り返されるうちにだんだん嫌になってくる。）
ストーリーが悪くなくても演出が悪くて損している作品だと思う。
