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落下する緑
著者 田中啓文
バンド、「唐島栄治クインテット」のテナーサックス奏者・永見緋太郎は、ある日、バンドのリーダー唐島に誘われ、絵画展にやってきた。ところが、永見たちが見ている目の前でちょっと...
落下する緑
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落下する緑
落下する緑 (創元推理文庫 永見緋太郎の事件簿)
商品説明
バンド、「唐島栄治クインテット」のテナーサックス奏者・永見緋太郎は、ある日、バンドのリーダー唐島に誘われ、絵画展にやってきた。ところが、永見たちが見ている目の前でちょっとした騒ぎが起きる。絵画展のメインでもある抽象画「落下する緑」が上下逆さまに展示されているというのだ。その場に居合わせた絵の作者・宮堀重吉は大激怒。しかし、展覧会の初日には確かに正しく絵は展示されていたという…。果たして誰が、いつ、何の目的で絵を逆さまにしたのか?永見緋太郎の推理が冴え渡る、痛快ミステリー小説。
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オチの切れ味
2022/05/10 14:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
一芸に秀でたものは多芸に通ず...ということわざがあるが、そのことわざを短編小説にしたような作品である。ジャズと抽象画という一見関係なさそうな2つの芸術をうまく繋いでいる。短編小説に必須の幕切れオチの切れ味も大変に素晴らしい。
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音楽ミステリ短編集の大傑作!
2021/01/30 17:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
天才肌のサックス奏者永見の飄々としたキャラに好感が持てます。名探偵ぶりも見事だが、軽快さが印象的。ジャズのことがよく知らなくてもとても楽しく読める音楽ミステリでした。また本格ミステリ短編集としても高いレベルで、特に表題作の「落下する緑」は盲点をうまくついた作品でした。他の作品も論理のうまさが際立つものが多く、かなり贅沢なミステリに仕上がっていると感じました。