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電子書籍
図解 内臓の進化 形と機能に刻まれた激動の歴史
著者 岩堀修明 (著)
水中から陸上へ進出するとき呼吸器系に迫られた改革、肉食から草食へ移行するため講じられた「奇策」、体内の水を浪費しないための尿のつくり方の工夫、大敵「乾燥」を克服するため生...
図解 内臓の進化 形と機能に刻まれた激動の歴史
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図解・内臓の進化 形と機能に刻まれた激動の歴史 (ブルーバックス)
商品説明
水中から陸上へ進出するとき呼吸器系に迫られた改革、肉食から草食へ移行するため講じられた「奇策」、体内の水を浪費しないための尿のつくり方の工夫、大敵「乾燥」を克服するため生殖器が採ったさまざまな戦略、ホヤに原型をもつ甲状腺ほか内分泌系の不思議な進化、そして昆虫と私たちの内臓の意外な類似性と決定的な違い――前作『図解 感覚器の進化』に続く「器官の進化シリーズ」第2弾、「内臓進化」の一大絵巻です。(ブルーバックス・2014年2月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
目次
- はじめに
- 目次
- 第1章 内臓の基礎知識
- 第2章 呼吸器系の進化
- 第3章 消化器系の進化
- 第4章 泌尿器系の進化
- 第5章 生殖器系の進化
- 第6章 内分泌系の進化
- 第7章 昆虫類の内臓
- おわりに
著者紹介
岩堀修明 (著)
- 略歴
- 1938年東京都生まれ。京都大学医学部卒業。長崎大学医学部教授を経て、長崎国際大学健康管理学部教授。専攻は解剖学。著書に「神経解剖学」「解剖生理学テキスト」など。
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紙の本
動物に備わっている内容器官が、なぜ、このような複雑な機能をもつようになったのかを分かり易く解説してくれます!
2020/02/16 09:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たちの身体の大部分を占めている内臓器官について、その機能と同時に、進化、発展の歴史についても詳細に検証した興味深い科学書です。私たち人間をはじめ、動物の身体には、呼吸器、消化器、泌尿器、生殖器、内分泌器と様々な内臓器官が備わっています。では、こうした内容器官は、いつからこんな形になったのでしょうか。また、なぜこれほど巧妙な機能が備わったのでしょうか。同書では、こうした素朴な問いに答えるために、動物たちが海から陸へ、肉食から草食へと生活様式を激変させてきた痕跡を辿りながら、分かりやすく解説してくれます。
紙の本
包括的な理解を助けてくれる。
2016/09/16 15:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
消化器系、呼吸器系など、内臓のそれぞれは動物の系統でどのように違っているのか。図を豊富に入れ、完結だが丁寧な説明で、脊椎動物に限らず、形態の関連性を広い視野で捉えてある。消化器系のところでは発生学で必ず習う「ウニの初期発生」解説も入れてあり、かなり違うシステムになっている昆虫類にも最終章をあててあるので、人や哺乳類の以外の生き物の構造への興味から読み始めても大変参考になると思う。
カエルの発声器官がヒトなどの発声器官とどう違うのかとか、サメの肉がアンモニア臭くなる理由などは、単独で読んでも面白い話題であった。
根本的なところだが「内臓」といったときに専門的には循環器=心臓や血管系は含まれないということは少し驚きであった。いろいろな学問分野で感じることであるが、初期に「とりあえず」学問を進めるために置かれた定義や用語などがその後の道筋を決めてしまっていることが多い。決めることで大いに進めやすくなったことは事実だが、不便を感じるようになることもあるのだろう。「内臓」もその定義だと思う。
包括的に理解するのに、量も多すぎずとてもよくまとまっている。小さ目の参考書物として手元に置いておきたい。
紙の本
生物進化の戦略が隠されている
2017/02/25 21:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aki - この投稿者のレビュー一覧を見る
内臓とは、体内にある器官系の内、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌系の5つを一括したもの。この5つの器官系がそれぞれどのように進化・発展してきたかを詳細なイラストを用いて解説してくれる。そこには種が発展していくための戦略が隠されている。生物のからだがうまくできていることがよくわかる。