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電子書籍
分子レベルで見た触媒の働き 反応はなぜ速く進むのか
著者 松本吉泰
化学反応には触媒が必要であるということは、化学を学んだ人なら誰でも知っていることです。では、なぜ触媒は、触媒としての働きをするのでしょうか? それを解き明かすには、触媒の...
分子レベルで見た触媒の働き 反応はなぜ速く進むのか
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分子レベルで見た触媒の働き 反応はなぜ速く進むのか (ブルーバックス)
商品説明
化学反応には触媒が必要であるということは、化学を学んだ人なら誰でも知っていることです。では、なぜ触媒は、触媒としての働きをするのでしょうか? それを解き明かすには、触媒の表面で起こっていることを、分子レベルで調べる必要があります。本書は最新の表面科学の研究で明らかになったミクロでダイナミックな触媒の働きを、高校化学のレベルの化学の知識で、興味深くかつ分かり易く解説します。(ブルーバックス・2015年6月刊)
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紙の本
触媒を通じて起こる化学変化をミクロな視点から検証した一冊です!
2020/02/05 11:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、多分野の知識を分かり易く教示してくれることで好評の「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は触媒の働きを分子レベルで分析した画期的な科学書です。触媒というのは、化学反応を起こさせるために必要な物質ですが、触媒が触媒として作用するということはどういうことなのでしょうか。また、どのような化学変化が起こっているのでしょうか。同書では、こうした化学反応の元となっている触媒が起こす変化をミクロな視点から興味深く解説した一冊です。高校の化学の知識レベルで分かり易く解説されているので、とっても分かり易いです。
紙の本
「境界」という特殊な環境を研究する表面科学。
2015/09/20 10:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある金属を加えておくと、他のある物質の反応がその金属の表面に接することで促進される。そんな現象である触媒反応のひとつ、物質表面で起こる反応の原理を調べる表面科学を紹介する本である。最初の触媒反応の実用化がアンモニア合成であったことなどにも触れられていて、工業化や戦争への歴史も垣間見ることができるという、科学解説とは少し異なる面白さも楽しめた。
原理の説明自体は、著者は「わかりやすく」と努力しているのだろうが、専門外の読み手としては細部までイメージを作ることは簡単ではないというのが正直なところであった。それでも「表面」という、異なる物質のぶつかるところ、という特殊環境の興味深さは十分伝わってくる。
人間でも「他者を引き付けて反応させ、離れていく。自分自身は変わらない」という性格の人はいそうだ、なんてことも考えた。
紙の本
触媒科学の限界
2015/08/21 16:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワインアドバイザー - この投稿者のレビュー一覧を見る
触媒科学がとても分かりやすく解説されているが、理工系大学の学部程度の知識がないと読破するのは難しいように思った。表面分析の手法や、結晶工学の基礎がないと読み進めるのは難しいと思う。触媒科学の現状がわかりやすく述べられているが、超高真空中での観察と、in situでの観察は一致しないため実際の触媒反応の解析が未だに難しいことが理解できた。