ワインアドバイザーさんのレビュー一覧
投稿者:ワインアドバイザー
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紙の本「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで
2018/08/20 20:29
最新のがん研究がわかる。
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副題に「そのメカニズムからゲノム医療まで」とあるが、がんが何故できるのかについて、現在わかっている最新の研究を、がん研究センター研究所の人たちが、一般人にもわかりやくく解説したものが本書である。遺伝子レベルで、がんがどのようにして出来てくるのかろいうことが、ここまで来ているのかということは驚きでもあった。その一方で、がんの転移という最も恐ろしい現象については、白血病ではある程度解明されつつあるようだが、固形がんでは、まだまだこれから解明されていくだろうということを知って、がん研究の難しさを感じたが、固形がんに関しては、今後の研究の進展を期待したい。同じブルーバックスのシリーズで、太田邦史著「エピゲノムと生命」を読むと、本書の理解がいりスムーズになるので、当該ブルーバックスを合わせて読むこともお薦めである。
紙の本「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか
2019/08/12 15:25
現実に起こっていること
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本書に関しては、中国に肩入れしすぎだとの批判もあるようだが、現実には先端科学技術分野では、すでに現時点で日本は中国に太刀打ちできない分野が多すぎる。米国がもう少し早く中国に対して厳しい態度を取っていればと悔やまれる。本書に書かれていることは近い将来かなりの部分が現実となる。
2017/09/24 10:50
ルーズベルト大統領の実態がわかる。
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ルーズベルト大統領はアメリカでは立派な大統領として尊敬を集めているし、日本でも、ニューディール政策で大恐慌から立ち直らせたと歴史の教科書で学んだが、ハミルトン・フィッシュによれば、ニューディール政策は失敗だったという。ルーズベルトが真珠湾の奇襲を知っていたのに故意に知らせなかったとの言説が以前からあったが、本書を読み、「帝国の参謀:マーシャル」にも、日本軍が近々奇襲を行う可能性が高いが、場所までは特定できなかったとの認識が示されていたことと整合性が取れることがわかった。歴史上有名な、スティムソン陸軍長官やマーシャル元帥が全く通常語られている人物像とは全く異なる人物だったので大変驚いた。このような書物が1976年に米国で出版されたのに、歴史認識が変わらなかったのはなぜだろうか。戦勝国が書いた歴史が、正史として後世に伝わらないと、自分たちの拠りどころがなくなってしまうから、受け入れなかったのだろうか。最近は、米国の若者には、原爆投下を是としない考え方も増えているようなので、正しい歴史認識ができるように、日本人も鋭意努力しないといけないと、本書から強く感じた。
紙の本フィラデルフィア染色体 遺伝子の謎、死に至るがん、画期的な治療法発見の物語
2015/10/15 20:37
ワクワクする面白さ
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ラウス肉腫ウイルスとフィラデルフィア染色体の関係から白血病の治療薬のグリベックの開発に繋がっていく過程が生き生きと描かれていて、面白い推理小説のようにワクワクしながら読み終わってしまった。
2019/09/16 21:57
計量経済学がどのようなものかよくわかる。
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この本を読むまでは、計量経済学がどのような学問なのかよくわからなかったが、この本を読むと計量経済学の概略がわかる。統計学の適用の仕方と統計学によってパラメータ同誌にどのような相関関係があるのかということが、適切な事例を用いることによって把握できるわかりやすい本である。
2019/09/16 21:51
心温まる話
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NHKのドラマを見て内容に興味があったが、どの話も心温まるような内容で心が癒される本でした。
紙の本ヴィルヘルム2世 ドイツ帝国と命運を共にした「国民皇帝」
2019/08/12 15:30
ウイルヘルム2世の真実
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本書をよく前は、ステレオタイプでビスマルクは素晴らしく、ウィルヘルム2世は単純な愚か者と思っていたが、複雑な事情があり、歴史の必然としてやむを得ないとの感じがしてきた。
紙の本教養としての社会保障
2017/09/24 10:18
社会保障のことがわかりやすくよく整理されている。
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社会保障について、包括的かつ適切にわかりやすく書かれた良書である。著者は厚労省の元役人であるが、日本の国の在り方や今後の日本の進むべき方向性と社会保障は密接な関係があることをわかりやすく示しており、とても興味深く読めた。
2017/05/15 21:12
分子生物学の最新研究までわかる。
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小胞体ストレス応答の世界的権威が平易に紹介する分子生物学の世界が興味深く展開する。お決まりのワトソン・クリックの説明から始まり、最後には著者のライフワークである小胞体ストレス応答の最新研究までが紹介される。現在でも分からないことが多く、興味の尽きない分野がとても分かりやすく解説されている。
2019/07/06 11:26
遺伝子とエピジェネティクス
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遺伝子が発現するかどうかはヒストン修飾やメチル修飾などによるが、その変化は母体(オランダの例)や子供の時の環境などで主に決まるものかと思っていた。しかしながら、意外と日常生活の中でも遺伝子の発現が変化し(例えば、塩分の多い食事など)、かつ影響が長く続くことが書かれていて驚いた。そのため、エピゲノムの変化は日常生活をより良くすれば、良い方向に変わることがわかり、そのことを念頭において行動することが大切であることがわかった。エピジェネティクスに関しては、ブルーバックスの「エピゲノムと生命」などを参考にすると知識が深まると思う。最新の研究結果に基づく正しい知識が開陳されていて、とても良いと思うのですが、著者が星占いを信じているのは個人の自由ですが、長寿についての本の中で星占いの記述が少し冗長で不要だと感じたので、☆4つとした。
2015/08/21 16:27
触媒科学の限界
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触媒科学がとても分かりやすく解説されているが、理工系大学の学部程度の知識がないと読破するのは難しいように思った。表面分析の手法や、結晶工学の基礎がないと読み進めるのは難しいと思う。触媒科学の現状がわかりやすく述べられているが、超高真空中での観察と、in situでの観察は一致しないため実際の触媒反応の解析が未だに難しいことが理解できた。
紙の本日本人のための第一次世界大戦史 世界はなぜ戦争に突入したのか
2017/12/29 22:27
多面的で面白い。
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「日露戦争 資金調達の戦い」と同じ著者であったのと、第一次世界大戦には興味があったので、期待して読んだ。軍事戦略や戦術、戦争の進展だけでなく、技術開発に基づいた兵站や兵器開発、各国指導者の思惑などによって、進んでいく戦争を日本人にわかりやくく解説していて、読み応えがあり、第一次世界大戦が包括的に理解できる良書である。
2019/09/16 22:09
文政権の実態
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元韓国大使が書いた本であり、文政権の実態がよくわかる。文大統領は他人に厳しく自分に甘いとんでもない人物であることを明らかにしている。文大統領は検察庁改革にとても熱心だが、韓国では検察庁に力が集中しすぎているから改革が必要と言っているが、自分が大統領を辞めた後に、検察から訴追されないために検察改革をやっているだけである。このような人物が大統領をやっている限りは日韓関係は改善しないということがよくわかった。
紙の本世界の経済学50の名著
2019/09/16 22:02
経済学がどのような学問か鳥瞰できる
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経済学の名著50冊を通して、経済学の深みと幅広さがよく理解できる大変よくできたガイドブックとなっている。この本に挙げられている本を数冊読んだが、概略が理解できているので、興味深く読むことができた。
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