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「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで (ブルーバックス)
国立がん研究センターで行われてきた研究成果を織り交ぜながら、がんはどのように理解され、またその克服に向けてどのような戦略や対策が取られてきたかについて、わかりやすく解説。...
「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで (ブルーバックス)
「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで
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商品説明
国立がん研究センターで行われてきた研究成果を織り交ぜながら、がんはどのように理解され、またその克服に向けてどのような戦略や対策が取られてきたかについて、わかりやすく解説。ゲノムが拓く新しいがん医療も紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
いまや日本人の2人に1人が一生に一度はがんにかかり、年間100万人以上が新たにがんを発症する時代。高齢化に伴い、今後も患者は増加すると予測されるが、現時点ではがんを根治する治療法は見つかっていない。しかし、ゲノム医療の急速な進展で、「がん根治」の手がかりが見えてきた。世界トップレベルの研究者たちが語ったがん研究の最前線
日本のがん罹患者数は年々増加し、最近では年間約100万人が新たにがんを発症し、死亡者の3人に1人にあたる約37万人ががんで亡くなっています。近年の統計からは、日本人の2人に1人が生涯に一度はがんに罹り、男性の4人に1人、女性の6人に1人ががんで死亡するものと推計されています。同時に、がんの診断及び治療技術も近年急速に改善してきました。直近の統計では、がん患者全体の5年相対生存率は60%を超えており、がんの経験者やがん治療を継続されている「がんサバイバー」の数は既に数百万人、日本対がん協会によると700万人を数えているとされています。正に「がんは国民病」と言える時代になったと言えます。
がん撲滅に向けて、医学者や科学者たちは懸命の努力を続けていますが、いまだがんを根治する方法は見つかっていません。しかしながら、近年のゲノム医療の進展で、「がん根治」の手がかりが見えてきています。分子標的薬によるオーダーメイド治療、免疫チェックポイント阻害薬などの画期的新薬も登場しています。日本のがん医療・研究の拠点として、がん研究に取り組んできた「国立がん研究センター研究所」のトップ科学者たちが、「がんのメカニズム」から最先端の「ゲノム医療」まで語り尽くします。
革新的な治療法や検査法が次々に開発
※血液1滴でがんの早期発見できる「エクソソーム解析」
※最適な抗がん剤が見つかる網羅的遺伝子検査
※「魔法の弾丸」分子標的薬でオーダーメイド治療
※公的医療保険が適用できるゲノム医療
【商品解説】
本書では、「がん」という病気について、医学と科学の基礎的な部分から解説していきます。そして最先端のがん治療や抗がん剤開発の最前線についても紹介していきます【本の内容】
目次
- 第1章 がんとは何か?
- 第2章 どうして生じるか?
- 第3章 がんがしぶとく活きる術
- 第4章 がんと老化の複雑な関係
- 第5章 再発と転移
- 第6章 がんを見つける、見極める
- 第7章 予防できるのか?
- 第8章 ゲノムが拓く新しいがん医療
著者紹介
国立がん研究センター研究所
- 略歴
- 1962年に日本のがん医療・がん研究の拠点となる国立の機関として創設された「国立がん研究センター」の基礎研究部門。これまで、国内的及び国際的に、がん研究に携わる人材を数多く育成・輩出してきた。創設以来、最新の技術・アプローチを駆使した独創的・イノベーティブながん基礎研究を土台として、発がん機構の理解から新しい診断・治療法の開発までを一貫して強力に進めている。現在、日本でのゲノム医療体制の構築と希少がん・小児がん・難治がん対策に重点的に取り込むとともに、製薬企業やアカデミアとの連携による基礎と臨床の橋渡し研究を積極的に推進している。
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最新のがん研究がわかる。
2018/08/20 20:29
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワインアドバイザー - この投稿者のレビュー一覧を見る
副題に「そのメカニズムからゲノム医療まで」とあるが、がんが何故できるのかについて、現在わかっている最新の研究を、がん研究センター研究所の人たちが、一般人にもわかりやくく解説したものが本書である。遺伝子レベルで、がんがどのようにして出来てくるのかろいうことが、ここまで来ているのかということは驚きでもあった。その一方で、がんの転移という最も恐ろしい現象については、白血病ではある程度解明されつつあるようだが、固形がんでは、まだまだこれから解明されていくだろうということを知って、がん研究の難しさを感じたが、固形がんに関しては、今後の研究の進展を期待したい。同じブルーバックスのシリーズで、太田邦史著「エピゲノムと生命」を読むと、本書の理解がいりスムーズになるので、当該ブルーバックスを合わせて読むこともお薦めである。
紙の本
がん治療の最前線がわかります!
2020/02/09 14:31
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、がん研究に取り組んできた国立がん研究センター研究所のトップ科学者たちによる<がんのメカニズム>から最先端の<ゲノム医療>までを語ってくれる「がん」についての最前線の一冊です。内容も、「第1章 がんとは何か」、「第2章 どうして生じるか」、「第3章 がんがしぶとく活きる術」、「第4章 がんと老化の複雑な関係」、「第5章 再発と転移」、「第6章 がんを見つける、見極める」、「第7章 予防できるのか」、「第8章 ゲノムが拓く新しいがん医療」と、初心者でも分かり易い記述となっていながら、現代医学の最前線の情報を教示してくれる興味深い一冊となっています。
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がん研
2018/07/10 11:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:walkalone - この投稿者のレビュー一覧を見る
肺がん、大腸がん、乳がんなどなど、がんはなぜできるのか、をそのメカニズムから詳しく教えてくれます。ゲノム医療などの最新治療についても書いてある。がん研著だから信頼できる内容だと思います。
紙の本
「がん」は「生活習慣」病の側面を持つ
2019/07/01 04:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の中にある、5つの生活習慣を守ると、何割か「がん」になるリスクが減らせると言うのは、予防の意味で、かなりの参考や、ヒントになる。ーーー本書を読むと、色々な「がん」への「攻撃」の手段が出てきているらしいが、「がん」も、さるもので、もう色々なる「変身」をとげてくるので、今の所では、まだ「がん」で死ぬことも、十分に可能だ。ーーーーまっ、そう簡単には安心できない状態だ。 まだ「がん」については、判らないことが沢山あるようだ。 だが、「がん」との最近のフロントでの闘いぶりを知るのに良い本。