電子書籍
対話する社会へ
著者 暉峻淑子著
個人の成長過程で,地域で,社会で,国家間で…あらゆる局面で,今いかに「対話」が喪われていて,その結果何が起こっているのか.逆に「対話」があれば,どんなことが可能になるのか...
対話する社会へ
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対話する社会へ (岩波新書 新赤版)
商品説明
個人の成長過程で,地域で,社会で,国家間で…あらゆる局面で,今いかに「対話」が喪われていて,その結果何が起こっているのか.逆に「対話」があれば,どんなことが可能になるのか.新しい視野が開け,何年もたってから大きな解が得られる対話とは,そもそも人間にとって何なのか.豊富な事例をもとに説く,渾身の警世の書.
目次
- 目 次
- まえがき
- 第1章 思い出の中の対話
- 最初の対話/知ることほど人生に楽しいことはない/ 「あなたは僕のお母さんですか」/ありがとう、と言ったり言われたり/恩師との研究的対話/対話の思い出がない?/本との対話/あるドイツ女性との対話
- 第2章 対話に飢えた人びと──対話的研究会のはじまり
- 本当の話がしたい/添加物のない自然の水/人間の考えはいろいろ/聞き手さえいれば/人びとは生の人間との対話に飢えている/対話の定義
- 第3章 対話の思想──なぜ人間には対話が不可欠なのか
- 子どもの発達と対話/対話と人権/対話への旅路/バフチンの「対話の思想」
- 第4章 対話を喪ったとき
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紙の本
戦争の反対語は「対話」
2021/10/05 17:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争・暴力の反対語は平和ではなく対話です―。
そんな言葉が引用してあるコピーに引かれ、手に取った。
読みやすく、一気に読んだ。
経済学者であり、ベストセラー新書「豊かさとは何か」で知られる暉峻淑子さんの著書。
人と人とをつなぎ、平和や民主主義を生み出す「対話」の意義を説いてあった。
では「対話」とは何か。
単なる「会話」でも、二手に分かれてどちらかに軍配を上げるような「討論」でもない。双方の主張を足して2で割る「妥協」でもないそうだ。
暉峻さんの言う「対話」とは互いに人格を認め合い、対等な立場で向き合うこと。
実際に暉峻さんが地元でそうした場を設けていることも知り、非常に感銘を受けた。
今の世の中には、すぐに敵か味方かとか左か右かとか善か悪かとか、単純に二元化して相手をたたきのめすような風潮がある。
現実には、私たち人間はそんな単純に二元化できるものではなく、一人の人間の中にも、さまざまな思考が複雑に存在している。
「対話」というと当たり前に聞こえるが、案外難しい。
まずはそうした姿勢になることから始めていかなければ。
電子書籍
戦争・暴力の反対語は、平和ではなく対話だ。
2023/04/18 07:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「戦争・暴力の反対語は、平和ではなく対話です」。
平和というと、ただ戦争がない状態という漠然としたイメージになりがち。
「対話」となると、そこには目の前の一人の人が存在する具体的な出来事になる。
「対話が続いている間は殴り合いは起こらない」とも。
学生時代の恩師との対話。
難民支援の現場での対話。
教育現場での対話。
精神医療の現場での対話。
様々な実例をあげ、対話の持つダイナミズムを具体化している。
対話とは、話すことではなく聞くこと、とも。
対話こそ、人が人である証拠なのだ。
紙の本
戦争・暴力の反対語は、平和ではなく対話だ。
2022/02/24 11:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「戦争・暴力の反対語は、平和ではなく対話です」。
平和というと、ただ戦争がない状態という漠然としたイメージになりがち。
「対話」となると、そこには目の前の一人の人が存在する具体的な出来事になる。
「対話が続いている間は殴り合いは起こらない」とも。
学生時代の恩師との対話。
難民支援の現場での対話。
教育現場での対話。
精神医療の現場での対話。
様々な実例をあげ、対話の持つダイナミズムを具体化している。
対話とは、話すことではなく聞くこと、とも。
対話こそ、人が人である証拠なのだ。