紙の本
読みやすいけど
2023/03/05 13:13
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
綿矢りささんのコロナ禍でのエッセー集。
平易な文体で読みやすいけれど、作者を知らなければ、そのへんのブロガーが書いたのかなという雰囲気(かなり普通な感じ)で、著名人だから出せた本、とい印象だ。もちろんファンにはたまらないだろうが、そうでないものにとっては、もっとためになる、というか、学びがる、あるいは棘があったりエッジのきいたりしたものが読みたかった。
紙の本
あのころ!が今も続いている!
2022/04/20 20:46
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投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
あのころが今も続いている!
あのころの延長線上にいると感じる!
今、手に取って読み、綿矢さんの感じ方を直に感じた一冊でした。
装丁が良い。
本の大きさ厚さが手に取り易く、文庫本よりも読みやすい。
バックに入れて、移動時間に読むにも良い大きさです!
この本の大きさで、多くの書物を出版して欲しいと思いました。
スキーのお話が印象に残りました。
スキー経験が無いゆえに、わからないところもあり。
コロナ収束後に、又、読みたいと思います。
電子書籍
二人……
2022/05/04 15:00
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京が二人……、こうして、聞くとウソみたいです。かれこれ二年以上コロナコロナと騒がれて、コロナが流行始めた頃を、綿矢りささんの文章で読むと、1日何千で緊急事態宣言解除してしまっていることが……。
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2021/10/18
コロナ流行始め〜が書かれてて,ああ、そうだったよなぁ。と遠い過去のように感じてしまった。もうずいぶん、長いことこの生活様式で過ごしてる気がしてる。
綿矢りさ大好きな作家なんだけど、エッセイは初めて読んだ。ときどき、ハッとする例えが出てくるので、さすがだなぁと思う。
テーマがコロナだったから仕方ないけど、読んでる時は楽しい気持ちではなかった。でも、そういうモヤモヤを、共感できた気がする。
そして余談だけど、カバーの絵がとても可愛らしい。
ーーどうして大変な出来事が起こっている時に、ほとんどそれに影響されてない小説を書くんだろうー理由は単純で,おそらく時勢と自分の描きたい主題とが噛み合わなかってのではないだろうか。そのこだわりが放つ普遍の強い輝きが読者を惹きつける
ーーーコロナに対してのテンションが全然違う。深刻さと楽観視がくるくる入れ替わる心理状況は疲れるはずだと納得がいく。自粛の強化が必要と気にしすぎても経済が回らないが交互に繰り返され、洗濯機の中で洗浄モードと脱水モードが延々繰り返されるなかで、ちょっとずつ生地のすり減っていく洗濯物みたいな気持ちになった。
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綿矢さんがコロナ禍で書き綴った2020年の日記。家族、仕事、生活の変化のことなど。2020年全員留年、初めて外出先で手指を消毒された事、コロナのことを小説に含めるかどうか・・・など。小説の中だけでは分からない、彼女の一面が垣間見れました。綿矢さんも3歳になるお子さんがいるんだ・・・。(感慨深い)
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綿矢りささんの初めてのエッセイ。あのころなにしてた?、、あのコロナにしてた? タイトルから気が利いている!
元々綿矢さんの小説は好きだったけれど、こんな日記を読んだら、ご本人のことも好きになってしまう。文体は落ち着いているけれど、ユーモアがある。コロナ禍、私が言語化できずにぽやーっと思い巡らしていたあれこれを、きちんと本になさっている。感覚は、とても近い。感染のリスクを背負ってまで行きたい場所が減ったのだ。せっかく気晴らしに外へ出かけても、大丈夫かなとヒヤヒヤしながらだと、あまり楽しめないのだ…。
つくろわないで、くつろいで。というメッセージも、いいな、と思った。
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とにかく本の表装が可愛い。内容もコロナ禍での日記みたいな感じで、「そうそう」「私だけじゃなかったのか」と共感が盛りだくさん。あと、やはりさすが作家さん、何気ない日常の文章なのだが表現が素敵でうまい。(当たり前か)あと、意外な発見として綿矢りささんは絵がお上手。
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授業で登場したので読んでみた。
デザインもかわいくて、薄くて、ぱっと読み終わる。
絵が上手なのが意外だった。家族のイラストがかわいい。
こうやって具体的に時期がわかるような日記を見ると、こちらの様子とも照らし合わせながら読めてとてもおもしろい。
どんなに偉い人でも私のような人でも有名人でも、同じような時期に同じような情報を得ながら過ごしてきたんだな、と思う。とはいえ、その時々で考えていることは違っていて、相手がコロナに対してどのように考えているのかわからないから、話題にするのがはばかられる、といったような内容が最後の方に書いてあったけど、本当にそうだったなと思い出した。全世界の人で同じテーマに向き合っていて、収束してほしいという点については同じ意識を持っていたとしても、やはり価値観はひとそれぞれで、なおかつ身近な人、恐らく同じような育ち方をしてきただろうと思っていた人であっても違ってくるのだと再認識した。普通は普通じゃない。
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2020年に書かれた綿矢さんのエッセイ。コロナ禍の事を中心にご自身の日々を綴っていました。特に印象に残ったのはレスリーチャンの事。レスリーの事を久ぶりに思い出して懐かしい気持ちになりました。綿矢さんはお若いのにレスリーのファンだったなんて・・・とちょっとビックリ。共感ではなく共鳴する部分も多くあった一冊。
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2020年1月5日から12月3日までの綿矢さんの日記。本当の日記から抜粋したものなのか、この企画のために“日記風”のエッセイを書いたのかは判然としないが、内容からしておそらく後者ではないかと思われる。タイトル『あのころなにしてた?』の“ころな”の部分だけ色が変えてあり、内容もコロナに翻弄される日々がメインなのだ。本文に散りばめられた写真やイラストも著者手によるもので、特にイラストは味があってよいなと思った。
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コロナの日々を綴る日記。
この時代、皆さんどう考えて生活してきたかっていうのを知りたくて。
所々に挟み込まれるイラストが面白い。
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ザ・コロナ禍1年目の日記。
「私もこういうことを考えたり、こんな日常をあの頃は送っていた」と近い雰囲気で思い出させてくれた。
毎日20分前後、1週間で読み切れる量で、どちらかと言えば、粛々・淡々と書かれているので薄い内容と思わせられるかもしれないが、大きいフォントで厚みがある装丁よりは、薄く軽いこの形は合っているきがする。
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図書館で借りたもの。
2020年、コロナ禍により変化した家族との生活、創作への影響、目まぐるしい世界の動きについて、パンデミック収束への願いをこめて綴った日記。
中国語を勉強中で中国のニュースサイトやブログを見ていた筆者は、早くから異変に気づいていた。
まさか2021年もコロナに苦しめられるとは思ってもみなかったな。
『非常事態が日常にならざるを得ないなかで、ついに色んなことを“我慢”していた状況から“慣れる”方へシフトしなくてはいけないのかもしれない。』
今はこんな感じだよね。諦めというか。
2022年はどうなるんだろう…。
あとがきのこの言葉に共感した。
『失った数々の行事の喪失感はずっと心に残っている。会えるはずだった親しい人、やるはずだった人に会う系の仕事、行けるはずだったイベント。そんなものの抜け殻が記憶の隅っこにブランクを作り、我慢づくしの長い時間を忘れさせてくれない。』
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2020年の1年間、日々著者が感じたことをまとめた日記。まだ新型コロナが猛威を振るう前の様子から、感染が本格化してきたころまでが描かれている。当時は私もすぐ収まるものと思っていたが、実際は(2022年2月末現在)終息する気配が全く見えない。まだまだ基本的感染対策を講じて行かなければ、と思った。
2022.02.28追記
タイトルがすべてひらがなで、"黄色"の文字だけ詠むと……。
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綿矢りさの2020年の日記。コロナウイルスの世界的流行から、緊急事態宣言の東京。学校の一斉休校、オリンピックの延期、GOTO…いろいろあった。もう遠い彼方のように感じてしまう。感染者数も亡くなった方も、比べものにならないくらい増えている。ワクチンはしたけど、まだまだ先は見えない。
数年後には、あのころ…と思い出すのかな。