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商品説明
【鮎川哲也賞(第26回)】小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉の航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの1人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。そして次々と犠牲者が…。【「TRC MARC」の商品解説】
第26回鮎川哲也賞受賞作
特殊技術で開発された、小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、次世代型ジェリーフィッシュの長期航空試験に臨んでいた。ところがフライト中に、密室状態の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行プログラムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。精緻な筆致で描く本格ミステリ、新時代の『そして誰もいなくなった』登場!【商品解説】
第26回鮎川哲也賞受賞作
特殊技術で開発された、小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、次世代型ジェリーフィッシュの長期航空試験に臨んでいた。ところがフライト中に、密室状態の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行プログラムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。精緻な筆致で描く本格ミステリ、新時代の『そして誰もいなくなった』登場!
【本の内容】
著者紹介
市川 憂人
- 略歴
- 〈市川憂人〉1976年神奈川県生まれ。東京大学卒。在学時は文学サークル・東京大学新月お茶の会に所属。会社員。
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紙の本
21世紀の『そして誰もいなくなった』!
2020/10/18 12:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
第26回鮎川哲也賞受賞作。同時に年末のベストテン企画に続々ランクインした話題作でもあります。
21世紀の『そして誰もいなくなった』を標榜する本作。舞台は、試験飛行中の飛行船。そこで、乗組員が次々に殺されていきます。
閉鎖環境での連続殺人は、それこそ星の数ほど書かれていますが、『そして誰もいなくなった』のように、登場人物が全員殺されてしまい、容疑者がいなくなってしまうところまで踏襲している作品は非常に珍しい。果たして犯人はどこへ消えたのか……。
大仕掛けのトリックが明かされると同時に姿を現す犯人の正体が、その動機の背景ともども、いつまでも記憶に残る傑作です。
紙の本
ジェリーフィッシュとはクラゲに似た形の小型の飛行船のこと。
2018/07/29 04:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
第26回鮎川哲也賞受賞作。
帯に<新時代の『そして誰もいなくなった』登場!>、とありますが・・・物語の舞台はパラレルワールド展開の80年代。“ジェリーフィッシュ”を成立させるために世界をイチから作り出すところはさすが鮎哲賞応募作!
まぁ、若干文章が固いとか、一部登場人物の個性が薄いもしくは類型的過ぎるとかはありますが、そして刑事コンビのアニメのような会話っぷりも私はもうげんなりする年代になってしまいましたが、80年代だったらこんなもんかな、と思えるし。
なによりも、それを超える大ネタトリックの存在には大向こうから声をかけたい感じ。
そうそう、鮎哲賞といえばこういうトリックよね!、としみじみします。
巻末には審査員総評が載っていて、これも面白い。
辻真先の「ぼくに比べたらみなさんにはまだまだ時間があるんだから」的な発言にはちょっと笑ってしまいつつ、でもドキドキするのでやめてください。
電子書籍
翻訳じゃない洋物ミステリー
2018/03/18 16:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koki - この投稿者のレビュー一覧を見る
古き良きアメリカンな世界観を純粋な日本語で読めるのが嬉しい。そこに真空気嚢というちょっとしたSFがミックスされて、『そして誰もいなくなった』式のミステリーが繰り広げられる。小型飛行船という舞台をしっかり活かしていたのがよかった。
紙の本
次作が楽しみ!
2017/01/04 10:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AKR1703 - この投稿者のレビュー一覧を見る
捜査のパートが無駄に饒舌なのに対して、飛行船内のパートは極端に描写が簡略、登場人物の描き分けも不十分。だが、これも作者の仕掛けたトリックを成立させるための仕掛け。最初、引っ掛かりを覚えた点も無神経なのかと思ったら、実は重大な手がかりだった!(こういうのが本格ミステリを読む楽しみ)「そして誰も」よりも「十角館」の雰囲気に近いような気がした。次作が楽しみだ。