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商品説明
大阪を中心として、文化遺産あるいは歴史遺産、都市遺産と呼ばれるモノについて考える。関西大学を拠点に、10年の間に執筆・講演・報告した内容をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
オーストリアの古都グラーツでの「豊臣大坂図屏風」の発見に立ち会い、小学校と連携してなにわ伝統野菜の復元に取組み、ヨーロッパの都市と大学をヒントに、大阪の大学・図書館・博物館を都市遺産として捉えることを提唱、さらに芝居町道頓堀をコンピューターグラフィックスで復元し、NHK「ブラタモリ」にも出演するなど、著者が関西大学を拠点に、大阪の文化遺産に取り組んできた10年間の交流の軌跡を綴る。【商品解説】
目次
- 口絵
- 序 大阪遺産への思い
- 都市と大阪遺産―なにわ・大阪の文化遺産と都市再生―
- Ⅰ 「町人の都」と「武士の町」
- 大坂の武士の営みを伝えたい/「政事」と「文事」―武士たちの大坂―/江戸時代の大坂の位置づけをめぐって―幸田成友・宮本又次と『浪速叢書』―
- Ⅱ 大阪の学問所
- 泊園書院と初代院主藤澤東畡―大阪と高松を結ぶ―/藤澤東畡先生のことを君たちに伝える/懐徳堂と泊園書院―私塾が果たした役割と大学―
著者紹介
藪田 貫
- 略歴
- 〈藪田貫〉1948年大阪府生まれ。関西大学名誉教授、兵庫県立歴史博物館長、大塩事件研究会会長。文学博士(大阪大学)。著書に「国訴と百姓一揆の研究」「男と女の近世史」「天保上知令騒動記」など。
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紙の本
「文化遺産」は人である
2020/09/28 16:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
藪田氏が1995年秋、ベルギーのカトリック・ルーヴェン大学に滞在し、ウイリー・ファンデバレ教授というパートナーを得ることで、大学都市ルーヴェン行きが癖になったとのこと。渡航回数を重ねることで「大学と都市」という関心が生まれたのだそうだ。彼の少年期の都会志向が、異郷の地ルーヴェンを経由することで学術的な関心となった。二〇〇五年四月、関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センターがスタートし、都市遺産研究センターと継承されることで、藪田氏は退職までの10年間、「大阪」と「文化遺産」に取り組んだ。その間に出会った人々の多士済々振り。「文化遺産」の旗を掲げ、よくぞ大学の外に出たものだ、と何度思ったか、と藪田氏。文化遺産は「人」である、が、藪田氏の信念になった。