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超国家主義の論理と心理 他八篇
日本ナショナリズムは,なぜ超国家主義(ウルトラ・ナショナリズム)へと突き進んだのか? 敗戦の翌年,日本軍国主義の精神構造に真っ向から対峙し,抑圧が下位に移されていく「抑圧...
超国家主義の論理と心理 他八篇
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超国家主義の論理と心理 他八篇 (岩波文庫)
商品説明
日本ナショナリズムは,なぜ超国家主義(ウルトラ・ナショナリズム)へと突き進んだのか? 敗戦の翌年,日本軍国主義の精神構造に真っ向から対峙し,抑圧が下位に移されていく「抑圧委譲の原理」,それゆえの「無責任の体制」などを鋭く指摘し丸山の名を一躍高めた表題作.他に,冷戦下でのマルクス主義再検討など,著者の原点たる戦後10年の論考を集成.
目次
- 目 次
- 凡 例
- I 日本のファシズム
- 超国家主義の論理と心理
- 日本ファシズムの思想と運動
- 軍国支配者の精神形態
- II 戦後世界の革命と反動
- ファシズムの現代的状況
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紙の本
この本を読むと、丸山眞男が真に偉大な思想家だったことが再認識させられる
2016/10/12 19:13
8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
丸山眞男氏の戦後約10年間に書かれた論文を集めたのがこの「超国家主義の論理と心理 他八篇」である。丸山眞男氏については、批判も多いが、この本を読むと、真に偉大な思想家だったことが再認識させられる。特に第一部「日本のファシズム」に収められた三篇は圧巻である。この本を読んでいると現在の自民党安倍政権が戦前に非常に似ていることがよくわかる。
紙の本
政治思想研究論文
2022/06/19 16:25
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
近代政治論を読むと参考文献等で挙げられる丸山眞男の論を読んでみたく手に取った。大きく3部に分かれていて特に興味を惹かれたのは「日本のファシズム」日本の右翼の成立ちや思想、軍部、財界、その時の政治指導者との関係は意味深く納得させられた。これらの論は現代政治にも形を変えて潜み結びついているのでは。と考えさせられた。「反動の概念」は少々読みずらかった。人の思考を止めるメデイアの使い方も多くは書かれてないが納得する面があった。