「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
琉球建国記 (集英社文庫 歴史時代)
著者 矢野 隆 (著)
【日本歴史時代作家協会賞作品賞(第11回)】15世紀、琉球王国。無頼漢の赤や氷角たちと立場を超えて仲間となった役人の加那は、民衆に悪政を強いる勝連城主を倒し、新たな按司・...
琉球建国記 (集英社文庫 歴史時代)
琉球建国記
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
【日本歴史時代作家協会賞作品賞(第11回)】15世紀、琉球王国。無頼漢の赤や氷角たちと立場を超えて仲間となった役人の加那は、民衆に悪政を強いる勝連城主を倒し、新たな按司・阿麻和利となるが…。黎明期の琉球王朝の動乱を描く歴史長編。【「TRC MARC」の商品解説】
15世紀、琉球王国・勝連半島。腐敗した政府を倒そうと、立ち上がった者たちがいた! 民衆の英雄・阿麻和利(あまわり)の半生を描く、書き下ろし歴史長編。【商品解説】
15世紀、琉球王国・勝連半島。腐敗した政府を倒そうと、立ち上がった者たちがいた! 民衆の英雄・阿麻和利(あまわり)の半生を描く、書き下ろし歴史長編。【本の内容】
関連キーワード
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
血湧き肉躍る物語
2022/04/26 10:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
「好漢」が物語中に溢れ、彼らが縦横無尽に戦い抜き、生き切った証が残る物語であった。読み終えて、まだ心が熱い。15世紀琉球王国初期の、王朝が興き、基盤を盤石なものなものにする時期に、好漢たちが活躍した。歴史は勝者により記されるものだが、敗者に国の希望があり、未来を託されていたかもしれないと思う。血湧き肉躍るとは、このような勢いをもつ物語をいうのであろう。
紙の本
まるで異世界ファンタジー
2022/10/11 18:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
琉球王朝の歴史ついてほとんど知識がないので、まるで異世界ファンタジーを読むような気分で非常に興味深く読むことができた。登場人物の性格付けもやや類型的ではあるが、実にくっきりとしてわかりやすい。その後、金丸が政権を簒奪するところまでエピローグとして描けばもっと良かったような気もする。
紙の本
ろおまの古銭
2022/05/10 17:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:okh - この投稿者のレビュー一覧を見る
つい最近、小説の舞台となった勝連グスクから古代ローマの古銭が発掘された。詳細は不明だが、唐、南蛮の船が寄り集まると古謡にうたわれた勝連である。宝飾品として入ってきたのかもしれない。この時代の琉球王国の正史は、極めて不可解で、第2尚氏王統を築く金丸が智謀により、第1尚氏から王位を継承する事実だけが残っている。小説では、氷角に加那こと阿麻和利がローマ古銭を与えたことになっているが、このエピソードはかつての勝連の繁栄を語るものだ。秀吉に比せられる金丸の天下取りの話は沖縄では芝居や小説で数良く語られるが、読むに堪える阿麻和利の小説は少ない。本作はその数少ない阿麻和利本の中でも秀作といえるだろう。
なお、正史では逆臣となっている阿麻和利を、おもろそうし研究で勝連の肝高=英雄だったと喝破したのは外ならぬ沖縄学の祖伊波普猷による阿麻和利考である。