空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む
著者 角幡唯介 (著)
チベットの奥地、ツアンポー川流域に「空白の五マイル」と呼ばれる秘境があった。そこに眠るのは、これまで数々の冒険家たちのチャレンジを跳ね返し続けてきた伝説の谷、ツアンポー峡...
空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む
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商品説明
チベットの奥地、ツアンポー川流域に「空白の五マイル」と呼ばれる秘境があった。そこに眠るのは、これまで数々の冒険家たちのチャレンジを跳ね返し続けてきた伝説の谷、ツアンポー峡谷。人跡未踏といわれる峡谷の初踏査へと旅立った著者が、命の危険も顧みずに挑んだ単独行の果てに目にした光景とは─。開高健ノンフィクション賞をはじめ、多くの賞を受賞した、若き冒険作家の野心作。
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ツアンポーという地名が頭から離れない
2015/11/28 09:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジョンドリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒマラヤ山脈東部、チベット領内に標高7,782mのナムチャバルワという山がある。そこから北に約22キロ離れたところにも、別の7,000mを越える山がある。この2つの山に挟まれ、山頂から一気に6,000m以上降りたところを流れる激流がツアンポー川。
ローカルな例えだが、「札幌駅」がツアンポーの谷底だとすると、手稲山がナムチャバルワで「新さっぽろ」付近に別の7,000mの山がそびえていることになる。スケールが大きすぎて、ピンとこないが・・・(笑)
そしてこのツアンポー峡谷は、湿潤な温帯に位置するため、山の斜面は深いやぶにおおわれている。しかも急峻な谷は日が当たらず、湿った滑りやす斜面となっている。そこにはヒルがいる。やぶの中でビバークすると、ダニが全身に貼り付いてくる。
この峡谷には100年以上も前から何度も探検隊が入っているが、深く険しいために踏破できなかった流域が「空白の5マイル」。その場所に、筆者である角幡さんが1人で挑むところがこの本の主題となっている。リアリティがあって、爽やかさよりは、むしろ息苦しさを共有することになるが、それでも困難を切り抜けて(または切り抜けられずに)、前へ進んでいくタフなところがこの本の魅力だと思う。
大学生の頃に読んで、たぶん自分の人生を少し変えることになった植村直己さんの著書に共通するもの・・・。この本には、そんな力を感じた。
超辺境の中国旅行記
2021/02/15 10:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふりんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が旅しているののは中国なんだなとあらためて気付かされる。
それほど未開の場所をめぐる話。
旅ができない今だからこそおすすめ。
冒険本
2020/07/11 10:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:toshi - この投稿者のレビュー一覧を見る
空白の五マイルについて、表題だけでは、内容が全然わからなくて、興味を持って購入しました。
1人で、チベットの未開の地に冒険に出かける姿が描かれており、印象的でした。
現代でも、未開の地が存在することに興味を抱いた本でした。
著者テレビ出演がきっかけ
2025/05/19 21:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKの本棚シリーズに登場した著者の本が読みたくなり手に取る。チバットのインド国境の近く、世界最大の峡谷であるツアンポー峡谷の空白の五マイルに挑んだ著者。虚飾なく2回の冒険の顛末を曝け出し特に2度目の探検は、チベットの政治情勢も影響してさんざんなな結果に終わるものの、その窮乏ぶりにはほんとうに生きて生還したのが不思議なほど。
冒険家のロマン
2022/12/09 09:51
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投稿者:令和4年・寅年 - この投稿者のレビュー一覧を見る
数多の冒険家が挑み、伝説の滝があると言われる。チベットに残された空白の五マイル。GPSがあり、携帯電話がある現代も、自らの脚でその場所に立ちたいと冒険家のロマン。
ご苦労様でした!
2013/10/26 12:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大室仙人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくやるな~写真がもっと見たかったです