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読割 50
紙の本
テッパン (小学館文庫)
著者 上田 健次 (著)
中学の同窓会。30年以上を経て開けたタイムカプセルには、懐かしいグッズの数々が。吉田のカプセルにはビニ本に警棒、そして小さく折りたたまれたおみくじ。それは町一番の不良との...
テッパン (小学館文庫)
テッパン
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商品説明
中学の同窓会。30年以上を経て開けたタイムカプセルには、懐かしいグッズの数々が。吉田のカプセルにはビニ本に警棒、そして小さく折りたたまれたおみくじ。それは町一番の不良との思い出の品で…。ひと夏の切ない物語。【「TRC MARC」の商品解説】
80年代 東京――僕と不良のひと夏の物語
中学卒業と同時に渡米し、長らく日本を留守にしていた吉田倫。吉田は旧友である寿司屋の主からの誘いに応じて、中学の同窓会に赴いた。
同窓会のメインイベントは当時作ったタイムカプセルを皆で開けること。タイムカプセルの中に入っていたのは、アイドルのブロマイドに『明星』や『平凡』といった芸能雑誌、『なめ猫』の缶ペンケースなどなど。三十年以上前に流行した懐かしいグッズの数々に、同級生たちの会話が盛り上がる。
そんな中、吉田の紙袋から出てきたのは『ビニ本』に『警棒』、そして小さく折りたたまれた『おみくじ』だった。
それらは吉田が中学三年の夏休みに出会った、中学生ながら屋台を営む町一番の不良、東屋との思い出の品で――。
平凡な「僕」と不良の「あいつ」、正反対の二人が出会った、ひと夏の切ない物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
ラスト2ページは号泣必至、時を越える想いに涙が止まりませんでした。
読み返すたび、6回も泣いた作品は本作が初めてです。【商品解説】
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紙の本
美味しい
2022/12/09 17:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひと夏の物語ということで場面転換は少ないが,その代わり主人公2人の友情に話がフォーカスされてて,話の入りから終わりまで世界観に引き込まれました。あと,とにかく食べ物がめちゃくちゃ美味しそうでした。そう,とにかく食べ物が美味しそうでした。
紙の本
昭和感がいいですね
2022/03/22 12:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学校の同級生に出席した吉田倫。倫は30年前に同級生と埋めたタイムカプセルを見て親友の東屋に思いを馳せる。倫がカプセルに埋めたのは「警棒」「ビニ本」「重なった紙切れ」であったが、それぞれが東屋との大事な思い出が詰まったものであった。東屋は町一番のワルでテキやの倅であったが、夏の補習で知り合い、立場を忘れて付き合った唯一の親友であった。その友を思い、倫は思い出の場所へ・・・・・。
たかが焼きそばですが、それぞれに思うことはいろいろですね。ちょっと感動しました。昭和世代だから共感できるのでしょうかね?
紙の本
夜店の焼きそば
2023/05/03 20:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
食べ物の描写がとにかく美味しそうで、夜店の焼きそばなどページから香りが漂ってくるようでした。お祭りの何とも言えない寂しさや哀愁も感じて、心に残るラストです。「幸運の女神の前髪は短い」という言葉も出てきましたが、これは中年になるにつれて本当に実感できます。しみじみと心に残る本となりました。