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商品説明
百姓たちは、苦しい日々を生き抜くためにキリシタンになった。なにかが変わるかもしれないという、かすかな希望。ときの権力者たちも、祈ることを奨励した。しかし…。戦国期から開国までの、キリシタン通史。【「TRC MARC」の商品解説】
隠れキリシタンたちの魂の叫びが、甦る! 慟哭の歴史巨編! 戦国期の伝来から、弾圧を経て、江戸時代の終わりまで。九州のその村に、隠れつづけたキリシタンたち。殉教する者、転ぶ者、密告する者。史実をもとに、命を賭けて信じ続けた村人たちの姿を、過酷な状況を、残酷な処刑を、心の迷いを、温かい視線で描ききった落涙必至の歴史小説。あなたの知らなかった真実が、ここにはある!【商品解説】
開国まで隠れ続けたキリシタンの村。信じている、とつぶやくことさえできなかった人間たちの魂の叫びがここに甦る。慟哭の歴史巨編!【本の内容】
著者紹介
帚木 蓬生
- 略歴
- 〈帚木蓬生〉1947年福岡県生まれ。TBS退社後、九州大学医学部で学ぶ。精神科医。「三たびの海峡」で吉川英治文学新人賞、「閉鎖病棟」で山本周五郎賞、「逃亡」で柴田錬三郎賞を受賞。
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紙の本
キリスト教を受け入れる人々
2023/07/12 09:08
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代のキリスト教というと、伴天連追放令として弾圧、棄教、殉教と重苦しいものを感じえない。あるいは、その中でも信仰に燃える人々に暑苦しさも感じる。少なくとも、今の時代に生きる私には、少し勘弁して欲しいと思える部分がある。
この小説は、そうではなくキリシタン大名であった大友宗麟の夢、キリシタン国をつくることを託された家来から始まり、キリスト教(カトリック)を当時の人が如何に受け入れ、信仰していったかといったことが肩肘張らず素直に描かれている。
今のように様々は情報の溢れる社会でなく、教育がいきわたっている訳でもない当時において、本当に素直に信仰を受け入れる人々がいたということに、自分を顧みて反省をした。この本を読むと、扨、今の時代に本当の信仰人がいるのかなと自分も含めて考えてしまった。
読みやすい小説で、良作だと思う。