電子書籍
思い出の詰まった祖母の家で店を出す物語
2023/03/08 17:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日本代表、WBCで優勝だ!48 - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃住んでいた祖母の家での思い出を思い出しながら、荒れ果てた庭の手入れをする主人公の女性の話です。
紙の本
嬉しい驚きで心温まります
2023/01/08 21:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中途中のバラバラのなエピソードも、
大団円に向かってきちんと回収されて
前向きにおさまりました。
おばあちゃんが、幼い頃の夢の種を
文字通り、芽吹かせてくれていたなんて、
嬉しい驚きで心温まりました。
電子書籍
認知症の祖母
2022/06/10 01:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そして、こわれきったままの庭。その庭を再生するという……。認知症は、現代に一番多い疾患だとおもいます。完全な治療方法は確立していないしね。そして、誰もいつおちいるかわからないゾーンだし……。なんか、他人事とは思えず……
投稿元:
レビューを見る
私は今 介護の仕事をしています。
それぞれの方に それぞれの事情があり、家族の在り方は様々で 施設を利用することが 全て円満ではない事情も目の当たりにして、心が痛むケースもあります。また、逆もしかりです。
“してあげたいこと”が =“して欲しいこと”ではないこと、ハルさんのような立場の方の心の尊重の仕方。
自分は この仕事に、慣れすぎないようにしているのですが、心に入り込みすぎない事も大切なことです。
家族であるから 出来ること。分かること。尊重してあげられること。今の最善を選択すること。難しいですが、見方を変えると 見えてくることがある事への気付き。
”少し目線を変えてみる” 誰にでも難しくなく出来ることかもしれないので、その事に気付き ココロある人になりたいと、さらに思わせてくれるお話でした。
マメさんのステキな cafeに、訪れてみたいです。
投稿元:
レビューを見る
祖母ハルが育ていた庭の花が荒れた。
認知症らしいハルに代わって孫の真芽が荒れた庭を再生していく感動の物語。
都会の生活に行き詰まった真芽自身も再生される。
印象に残った文章
⒈ 自分がやりたいことを、自分のやり方で、できる範囲でやればいいのだ。
⒉ 私にできるのは、ハルばあのこの庭を、ひとりでも多くの人の記憶のなかに残してあげること。
⒊ 記憶を失っていくことは、自分の一部をもぎとられていくことに等しい。
投稿元:
レビューを見る
変えられない、受け入れがたい現実があって、何もかもがハッピーエンドではないけど、きっと誰にでも「やがて」があると思えた。
投稿元:
レビューを見る
やさしげなタイトルに惹かれて手に取った本だが、認知症を患った祖母と、彼女を気にかける孫娘の話だった。正直、「失敗したな」と思ったけれど、全然いやな話ではなくて、荒れ果てた祖母の庭を再生するまめ子の姿に心が温かくなった。早春から晩秋まで、季節と共に咲く花は変わり、人の気持ちもうつろう。治ることのない認知症という病の残酷さ、家族の思いが、静かに、優しく紡がれていく。
投稿元:
レビューを見る
自分の進むべき道が分からなくなった時こそ、目の前にあることをコツコツと取り組んでみようと思えた一冊。
投稿元:
レビューを見る
真芽の祖母・ハルは、いまは一人暮らし。転倒し骨折、そして入院。
荒れ果てた庭を「再生」させるため、真芽は手入れを始める。
また、おかしな言動が目立つようになったハルの症状を「認知症」とひと言で捉えてしまうのではなく、いろいろな方向から見直すことは、
とても重要で大切なことだと気付かせてくれる。
庭が美しく「再生」する様子が目に浮かぶ。
真芽と、遠藤くんには幸せになってほしいな。
投稿元:
レビューを見る
認知症のおばあちゃんに変わって庭を綺麗にするまめ子のお話。
おばあちゃんは庭を空いた心の穴に埋めていたんだと思う。おばあちゃんにとって庭は孫みたいなもので、庭があることで繋がりもうまれ、今回の場合はまめ子や家族を繋げた。
まめ子がおばあちゃんを放ったらかしにしていた事を後悔しているところはとても胸が痛かった。
記憶は人間のほとんどなんだっていう言葉は胸に刺さった。記憶を大切にしたい。
投稿元:
レビューを見る
それぞれのタイトルに二十四節気がついてるのが、とても心が和んだ。
普段気にしていないけど、「小満」ていつ頃のことだろうと確認しながら読んだ。
優しくて心温まる物語だった。
投稿元:
レビューを見る
最初、主人公の女性の人物造形や文章に違和感や引っ掛かりがあり、とても読みにくいなと思った。でも我慢して読み進めたらすぐに引き込まれ、結局は読んで良かったと思えた。主人公の女性のおばあさんが花やガーデニングが好きで、夫が亡くなった後一人暮らしをしていて…など、私自身の祖母と重なるところがあったので、祖母を思い出しながら読んだ。奇しくも今日は祖母の三回忌だ。
「ダ・ヴィンチ」のBOOK OF THE YEAR 2020のランキングで上位だったので読んでみたのだが、大勢に評価される小説はやはり良いなと思った。
投稿元:
レビューを見る
はらだみずきさんの本を初めて読みました。庭と植物と主人公が再生していく過程が、伏線を回収しつつ描かれる。おいしそうな食べものもたくさん出てくるので、穏やかな気持ちで読了。
投稿元:
レビューを見る
認知症という非常に重たい主題を扱っているが、読後感は爽やかで希望を与える、まさに春を迎えるような気分になれる作品。当方に花や樹木の知識があればもっと楽しく読めたはず。一人の女性の成長物語としても楽しめる作品です。
投稿元:
レビューを見る
不安は周りの人の不安
逃げずに向き合う事 理由から目をそらさないで
植物が人を癒す
自分の身近なところにも植物が好きな人がいる
育てるのが楽しくて
うっかり範囲を越してしまうくらい
近くの人がそう言っていた
その人も育てる楽しみを知っている人だね
いいよね自分も分かる
育てられる人は幸せな人
ハルばあも幸せな人だったのだろうなぁ
過去形になってしまうのが淋しい
でも庭がなくても訪れなくても育てる幸せはあるはず
自分はそれを見つけてあげたい