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商品説明
コンサルティング会社を営む、富澤。彼はビジネスとして「殺し」を請け負っていたが、標的の奇妙な行動がどうも気になって…。殺し屋が真面目に「日常の謎」を解く短篇集。『オール讀物』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
安心・安全のシステムで、殺し屋、やってます。
コンサルティング会社を営む男、富澤允。
彼には裏の仕事があった。
650万円の料金で人殺しを請け負う「殺し屋」だ。
依頼を受けたら引き受けられるかどうかを3日で判断。
引き受けた場合、原則2週間以内に実行する。
ビジネスライクに「仕事」をこなす富澤だが、
標的が奇妙な行動が、どうにも気になる。
なぜこの女性は、深夜に公園で水筒の中身を捨てるのか?
独身のはずの男性は、なぜ紙おむつを買って帰るのか?
任務遂行に支障はないが、その謎を放ってはおけない。
殺し屋が解く日常の謎シリーズ、開幕です。【商品解説】
収録作品一覧
黒い水筒の女 | 5−36 | |
---|---|---|
紙おむつを買う男 | 37−66 | |
同伴者 | 67−98 |
著者紹介
石持浅海
- 略歴
- 〈石持浅海〉1966年愛媛県生まれ。九州大学理学部卒業。2002年「アイルランドの薔薇」でデビュー。ほかの著書に「罪人よやすらかに眠れ」「ブック・ジャングル」など。
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紙の本
副業、殺し屋。
2017/03/20 16:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
副業で殺し屋をしているコンサルタント。連絡係は歯科医と公務員。
「殺し屋」と言えばゴルゴみたいな印象だけど、このお話の殺し屋は至って普通の青年です。
普通の家庭に育ち、大学を卒業して、社会に出て、殺しの才能もあったから副業してる・・・みたいな。恋人アリ。
事情はどうあれ、請け負った仕事は完遂する。
その後、なんで殺されたのか分かります。殺し屋の理屈で解釈されるのが面白いですね。
人を喰ったような性格の主人公、職業柄浮世離れした恋人、一見殺し屋っぽい公務員、もう一人の連絡係の歯科医は色男だから「伊勢殿」。
登場人物は少ないですが、みんな個性的で楽しかったです。
殺しのシーンはあっさり。そこは全然込み入ったやり方はなしです。