紙の本
副業殺し屋
2020/01/01 10:33
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一人殺すのに650万円。一部上場企業会社員の平均年収分。なかなか盛況なようで・・・。
殺し屋たちが依頼主の事情を想像したり、反対に依頼者目線で話が進んだり、いろんな角度で展開して面白かった。
同業他社も現れ、そうなるとニアミスとかあるよねぇ、って感じで、次はどうなるかな?って楽しみです。
紙の本
殺し屋の話なのに
2020/05/10 18:45
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投稿者:rabch - この投稿者のレビュー一覧を見る
殺し屋、やってます。の第二弾となる本作。
殺し屋の話ではあるが、読みやすい文章と軽いタッチで描かれる死の描写から、全然怖くない物語となっている。
重厚な物語というよりかは、テンポよく読める物語。
今回は、殺し屋のライバルが現れるということで、どのような接点を持ち始めるのかと期待していたが、あまりその部分には触れなかったので次回に期待。
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【安定と信頼の殺し屋がふたり。あなたはどっちに頼みたい?】ビジネスに徹する殺し屋、富澤に商売敵現る? 発売即重版となった『殺し屋、やってます。』に続く、日常(?)の謎シリーズ第二弾。
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各エピソードで殺し屋が探偵のように標的の動向を調査、監視、考察をしながら毎回殺します。初見でも重くなくどんどん読み進めていける作品です。
ドラマ化などされたとき、俳優は綾野剛や松坂桃李あたりが似合いそうです。
(R2D2)
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シリーズ第2弾。
ターゲットが実在し氏名と写真が一致すれば殺しの依頼を引き受けるという、非常にビジネスライクな殺し屋。
ミステリーとしてはとても面白かった。
でもこれはいいのだろうか・・・
(図書館)
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「殺し屋、やってます」の続編。
経営コンサルタントを表の顔に持ち、その裏では殺し屋を続ける富澤。連絡役の塚原や伊勢殿、恋人の雪奈など個性派揃いだが、仕事は完璧。
依頼ごとに完結する一話完結型だが、今作では物語の視点が、それぞれの登場人物に移るのも一つの特徴。
そして、後々富澤と対立しそうな女殺し屋の鴻池知栄の存在も不気味。
1人を殺すのに、550万円は妥当な金額なのか?
そもそも、どんな凶悪な人間だって、殺されて当然なのか?
登場人物の会話は一貫してドライで、そのドライ感が余計人間の命の重さを考えさせられる。
でも、作品としては重くもなく、軽いタッチで面白い!
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本編は未読。
犯行シーンは淡々としている。
ビジネスとしての殺人だが、どの被害者にもそれなりの理由があることを明らかにする過程がおもしろい。
2人の殺し屋の絡みは今後もっと密になるのだろうか。
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『殺し屋、続けてます。』だそうです。続編が刊行されて、特に嬉しくもなければ感慨もないが、作中のろくでもない殺し屋一味同様、淡々と読んでみましょー。前作『殺し屋、やってます。』を読んでおく必要は特にない。
繰り返しシステムの説明はしないが、殺しを実行する富澤と、依頼を受ける「伊勢殿」と、仲介者の塚原、そして富澤が殺し屋だと承知して付き合っている、恋人で漫画家の雪奈。このろくでもない4人が中心人物である。
基本フォーマットは前作と同じ。依頼を受けた富澤は、ターゲットの行動を慎重に探るが、毎回ターゲットの不思議な行動に引っかかる。富澤がその理由を探るのは、あくまで不測の事態を防ぐため。こんなもん日常の謎と言えるかっ!
前作ほど、仕事上必要ないことまで調べていない印象を受ける。富澤が一旦は仕事を断ったり、依頼者や雪奈の視点で描かれたり、ひねったパターンもある。だからといって評価が上がるわけではない。クズっぷりには磨きがかかっているが。
そんな本作の最大のトピックとしては、同業者が登場することだろう。富澤一味みたいなのがそんなにいるのかよ。もう1人の殺し屋は、システムは違うがやはり足がつかないように考えられていて、腕も立つ。なお、ほめてはいない。
富澤と雪奈が将来籍を入れるのかわからないが、第二の殺し屋には娘がいるんだよねえ。そんな彼女が、誰かの家族を奪い、娘の前では母親面していられるのだから、ある意味富澤以上に頭のネジがぶっ飛んでいると言えるだろう。
顔を合わせそうで合わせない殺し屋2人だが、最後の話ではお互いに手口を賞賛しているくらいだから、興味は持っているのだろう。このろくでもないミステリーシリーズに、さらなる続編があるのなら、いつか邂逅することもあるかもね。
殺人という行為を、あまりにも軽く描く、ミステリーというジャンル。中でも飛び切り軽く描く、このシリーズ。毎回そううまく行くのかねえ?
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前回とは違ったパターンの作品もあって楽しかった。
何より、あんな人やこんな人が登場するとは!
色んな不思議にこだわりながらも、淡々と依頼をクリアする富澤がクールでいい。
あの人との接触はどうなるのだろうと思っていたけど、ふーん、そうなんだ。
シリーズ続編があるということでOK?
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『殺し屋、やってます。』の続編で、日常の謎系列の連作短編集。非日常の職業である殺し屋に、日常の謎を絡めるのが石持ワールド。発想が凄い(^O^)。
前作同様、殺しの標的の人物がとった奇妙な行動の謎とか、依頼人の変な注文の謎とかを、殺し屋が推理する話が主体。だけど、今作は別の殺し屋が出たり、語り手が殺し屋の相棒や恋人に変わったりと、話に変化を持たせている。
謎とその解明に関しては、毎回ながら石持さん独特の論理が繰り広げられて普通は考えが及ばない。ただ読んで面白かったと思うだけでした。
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ビジネスに徹する殺し屋、富澤に商売敵現る? 発売即重版となった『殺し屋、やってます。』に続く、日常(?)の謎シリーズ第二弾。
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主人公はプロの殺し屋なので、本来憎むべきなのではあるが、下調べは完ぺきで、仕事は必ず成功させるという優秀さ。加えて、普段は人畜無害の極みのような趣で、経営コンサルタントなどという仕事をしているのである。憎めないではないか。この世界に殺し屋あり、と潔く認めてしまった方が、心行くまで愉しめる、というものである。今回は、そんな殺し屋富澤とは別に、中年女性の殺し屋まで現れ、その私生活も、思わず応援したくなってしまうようなものなので、これはもう応援するしかないではないか。そして、こうなったからには、彼女が富澤の敵になるのか味方になるのか、次作で追ってほしいものである。長く続いてほしい魅力満載のシリーズである。
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殺し屋は依頼を受ける前に、実行可能かターゲットの行動を3日間調査する。
ターゲットが不審な行動をしていたら、それは不確定要素になるので、その理由を推理する。
殺しが終わってから、ターゲットの行動の謎が解き明かされるが、色んなパターンがあって面白かった。
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淡々としてビジネスライクな殺し屋が活躍する日常の謎シリーズ第二弾。今回はライバル? の殺し屋まで登場しますが。相まみえることはないのですね。ちょっと対決を見てみたいような気がしなくもないけれど。双方関わり合いになろうとしない気もします。まああえて戦う必要もないか。
お気に入りは「死者を殺せ」。ターゲットがとっくの昔に死んでいる、という奇妙な依頼の裏に潜むこの状況はかなり怖くって。だけどそれにも関わらず依頼は受ける殺し屋の商売意識が見事といえば見事。変に正義感だとか中途半端なポリシーを持っていないからこそできることなのかな。仕事としてのとことんストイックな姿勢が爽快です。でなきゃやりきれないわこれ……。
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殺し屋の推理というか想像力に驚くが、先日見た海外ドラマでも凄腕の殺し屋はあらゆることを想定して対応できるよう準備するって言ってたから、当たり前なのかも。
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「殺し屋、やってます」の続編。
今回も面白かったー。
やっぱり主人公以外の視点の話もあるのが良い。
そして短編なのに、上手い具合に人物が絡んでくるのがニクイ。