「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
NOVA 2021年夏号 (河出文庫)
著者 大森望 (編)
SFを中心に書き下ろしの新作短編を集めたオリジナル・アンソロジー。2021年夏号は、高山羽根子「五輪丼」、新井素子「その神様は大腿骨を折ります」、酉島伝法「お務め」など、...
NOVA 2021年夏号 (河出文庫)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
SFを中心に書き下ろしの新作短編を集めたオリジナル・アンソロジー。2021年夏号は、高山羽根子「五輪丼」、新井素子「その神様は大腿骨を折ります」、酉島伝法「お務め」など、全10編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
映画『オービタル・クリスマス』(堺三保監督)を池澤春菜が小説化! 新井素子、乾緑郎、酉島伝法 、野崎 まど他の新作を掲載。【本の内容】
収録作品一覧
五輪丼 | 高山羽根子 著 | 11−26 |
---|---|---|
オービタル・クリスマス | 池澤春菜 著 | 27−57 |
ルナティック・オン・ザ・ヒル | 柞刈湯葉 著 | 59−91 |
関連キーワード
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
蜘蛛SFが秀逸
2021/05/16 19:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本SFをリードする作家陣の書き下ろしアンソロ。池澤春菜さんの作品は「オービタル・クラウド」を読んだ人には嬉しい仕掛けがある宇宙SF。野崎まどさんの「欺瞞」は、もしや…とピンと来るとじわじわ来る面白さがあって、最後はさらにアクセルをかけた「すこし・不埒」系作品。
変化球の多いラインナップだったけど、坂永雄一さんの「無脊椎動物の想像力と創造性について」は本格派の近未来バイオ系SFでこれが一番グッと来た。生物工学の手が加えられた蜘蛛の糸が京都の街を飲み込む描写と、差し挟まれる蜘蛛の生態メモに引き込まれるし、蜘蛛の手に渡った未来を想像させられる。
紙の本
いつも楽しく読んでます
2021/06/15 07:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも、上質なSF短編を供給してくださって、有難うございます。
今回気になったのは、クモの話。「無脊椎動物の…」ってやつ。
何だか、今風の「幼年期の終わり」って雰囲気で、野尻抱介の「大風呂敷」と対になっている気がして、面白いと思った。
多分、クモ族は宇宙に飛び出して覇者となり、人類は「都市」を築いて、その中で永遠の幽閉生活を強いられることになるのだろうな…と、寂しい思いをしたところです。
もうひとつ、大笑いしたのが、野崎まどの「欺瞞」。
〈あらまほしいビット〉な~んて、何を考えてるんだかこの人。
ところで、今回の表紙「NOVA」の「O」って、月になってるんですね。今までの黒猫がいなくなって寂しかったんですが、次回からは何が出てくるか、そちらも楽しみです。