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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/09/01
- 出版社: 祥伝社
- サイズ:19cm/268p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-396-61791-2
紙の本
多様性の時代を生きるための哲学
著者 鹿島 茂 (著),東浩紀 (著),ブレイディみかこ (著),千葉雅也 (著),ドミニク・チェン (著),宇野重規 (著),石井洋二郎 (著)
対話を介した現代思想・哲学入門。鹿島茂と6人の論客たちが、“今読むべき”現代思想・哲学書を課題に、この社会の「閉塞感」を考える。書評サイト『ALL REVIEWS』の限定...
多様性の時代を生きるための哲学
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商品説明
対話を介した現代思想・哲学入門。鹿島茂と6人の論客たちが、“今読むべき”現代思想・哲学書を課題に、この社会の「閉塞感」を考える。書評サイト『ALL REVIEWS』の限定公開対談を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
この社会の「閉塞感」を考える
鹿島茂 が6人 の論客を迎えて
“今読むべき”現代思想・哲学を簡略に捉えた異色の入門書
東 浩紀……デリダあるいは「考える」ために何が重要か
ブレイディみかこ……ジェームズ・C・スコットあるいは「利他と利己」
千葉雅也……ドゥルーズあるいは「時間的存在としての私」
石井洋二郎……ブルデューあるいは『ディスタンクシオン』と格差時代
宇野重規……トクヴィルあるいは「民主主義」
ドミニク・チェン……ベイトソンあるいは「情報」「つながる」
★書評サイト「ALL REVIEWS」限定公開対談を書籍化★
【本書より】
▼何か事件を起こすためにはどうしても時間が必要なんです。
それは「モノ」としての本が必要なのと同じこと――東 浩紀 (第1章)
▼アナキズム の核心には 「自主自立」 と並んで
「相互扶助」という感性があると思います。
それが日本では忘れられていた気がするんです――ブレイディみかこ (第2章)
▼常に自分をプロセスの途中にいる 時間的存在 としてとらえる。
すると一つの主義主張だけで閉じるのではなく、
いろんな他者に開かれた状態で考えていける―― 千葉雅也 (第3章)
▼「選ぶ」というよりは 「選ばされて」いるのに、それが自分の意思だと思い込んでしまう 。
これがブルデューの「必要趣味」の本質―― 石井洋二郎 (第4章)
▼個人主義になればなるほど多数者の意見に流されやすくなる
という逆説を主張したのは、
トクヴィルの慧眼 だったと思います―― 宇野重規 (第5章)
▼ベイトソンは終始一貫して、情報もしくはコミュニケーションは
「差異を生む差異」であると考えていました―― ドミニク・チェン (第6章)【商品解説】
目次
- ■第1章 東 浩紀×鹿島 茂
- 「考える」ためには何が重要か――デリダ、ルソー、ベンヤミンから
- ■第2章 ブレイディみかこ×鹿島 茂
- 多様性の時代の利他と利己――「他人の靴を履く」ために
- ■第3章 千葉雅也×鹿島 茂
- 私はプロセスの途中にいる時間的存在――ドゥルーズ「切断の哲学」
- ■第4章 石井洋二郎×鹿島 茂
収録作品一覧
「考える」ためには何が重要か | 東浩紀 述 | 14−51 |
---|---|---|
多様性の時代の利他と利己 | ブレイディみかこ 述 | 52−91 |
私はプロセスの途中にいる時間的存在 | 千葉雅也 述 | 92−129 |
著者紹介
鹿島 茂
- 略歴
- 〈鹿島茂〉1949年横浜市生まれ。フランス文学者。
〈東浩紀〉1971年東京生まれ。批評家。作家。株式会社ゲンロン創業者。
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現代思想の話
2023/08/29 13:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
東浩紀の対談に興味があって読んでみた。鹿島茂が現代思想の話を「ドーダ理論」とか、卑近な例で説明してくれるところが読みやすくていい。石井洋二郎の話が興味深い。