紙の本
おもしろい
2017/12/14 08:17
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投稿者:本大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
武蔵新城にあった(今はない)早川書店の店主が小さい店の事情を書いた本。仕入れの事情、困ったお客さん、、、とても面白い。
紙の本
「読む」ことと、「売る」ことと
2015/01/25 10:54
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投稿者:ヨンデリーヌ - この投稿者のレビュー一覧を見る
と、タイトルを入力して、「読」と「売」がゴンベンのあるなしでしかないことに気づく…
なんだか、「読む」本を「売る」こと、それを仕事にしていた著者が垣間見た世界のようだ。
意図せずして、哲学になってしまっているという。
そんな世界。
「読む」ことも含めて、「本」そのものも愛してやまない読書屋たちには、
沁みて沁みてしかたのない「つぶやき」が散りばめられている一冊。
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早川義夫という人は知らず、帯にあった大槻ケンヂの言葉を目にして購入。ナイーブな感性の著者が淡々と仕事をしていく様を読み、みんなこうやって仕事をしているんだと思うと、なんだか自分の仕事への励みにもなる。文庫化前についていた「就職しないで生きるには」というサブタイトルは無くなってよかったと思う。この本は普通に仕事している人が書いた本だと思います。
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ボヤキ短編集のような中に、くすっと笑える日常の本屋仕事の様子が語られている。
どんな仕事も見える部分と見えない地味な部分で成り立っているんやな。
仕入れ格差の話とかは、なかなか知らない話で面白かった。
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もっと、肩が抜けたエッセイかと思ったら、本屋の経営の本であった。著者はのんびりと、楽だから本屋になったとか書いているが、本屋を開業するまで、ほかの本屋で、働いたり、準備を怠りなくしていた。この本を読んで、初めて、本屋は、希望の本が入荷することができないことを初めて知りました。
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へ〜!と思うことがいっぱい。店主が口下手、世渡り下手なところが自分にも相通ずるところが有るせいか、ついつい共感してしまった。。。
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ロックバンドをやめて本屋になった著者の「本屋のおやじさん」としての22年間のエピソード。「立ち読みにもうまいへたがある」など、客側からも頷きたくなるような本屋のホンネ。軽く読める一冊。(院生アルバイトスタッフ)
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基本的に日記的な内容なんだけど、ところどころに迫ってくる言葉がありました。「楽しめるやり方を考えるのが仕事だ」「ものの見方が大事なんだ」「なんでもない日常にもたくさんの感動がある」などなど…この本に出会えてよかった
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取次や出版社が、出版業界の弱体化を招いたのでは、と思わせる本。
稲泉連さんの本(僕の高校中退マニュアル)
に載っていたのか、この本を読んだ時の調べ物でひっかかったのか、
この本を読んでみたいと思っていました。
早川義夫さんといえば、うっすらとサルビアの花の人だ、という印象があったのですが
なんと音楽活動と音楽活動の間に20年以上の本屋の店主、というものすごい経歴の持ち主だったのです。
そんなことを聞くと、お客さんとの心温まるような話が詰まっているかと思われるかもしれませんが、
いちばんの内容は、出版業界の「おかしさ」です。
ややもすると愚痴とも取れてしまうくらい、取次が全然注文通りに本をくれない、
取次の傲慢な態度、出版社は広告を出しても本が小さな本屋に届くようには出版しない、、
というような内容が一番多いかなという感じ。
こういうことをしていた結果、結局amazon+大書店しか成り立たなくなりつつある
現状に繋がったのだろうな、と思います。
そういった本屋さんの愚痴はさておき、
そんな文章の合間にある、人生哲学みたいなところにグッときました。(引用に記します)
そんな風に感じてしまうのは、就職して生きる私が、
取次のような仕事をしているかもしれない、という自戒の念からなのでしょうか。
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この本を読んだのはいつか本屋を経営したいとか、本屋の仕組みを知りたいなんて思ったからではありません。はじめの方に書いてあった「本よりも本屋が好き」という言葉に激しく共感したから。
苦手なことも、キライなことも、弱い自分も、全く取り繕わず思うがままに書かれた文章に安心感を覚えました。
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本や業界の説明が多く、私には興味のない話が延々と続いたので、途中で読むのを断念しました。
興味のある方には、楽しめる本だと思います。
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本屋さんって大変なんだ
ほしいときにほしい本がないのはストレスだし、いきなり「だまって持っていかないでねぇ」などといわれるのは不快なので、なるべく大型書店あるいはアマゾンにいってしまいます
ごめんなさい
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本屋さんの話が大好物だ。
この本には小さな本屋さんがどんなことで悩んでいるのか全て(ではないか)バッチリ書いてある。
愚痴多めなのだが期待どおりの面白さ(なんて言ったら失礼かな?)。
自分のひいきにしている地元の小さな本屋さんのことを考えながら読み進めた。
あそこのご主人もこんなふうに悩んでいるのかもしれないなとか、私はこういう客ではないなとか、「本屋のおやじさん」視点で本屋さんの世界を見渡して、やっぱり町の本屋さんっていいなと心から思った。
大型書店も大好きだし、ネットで本を探す時もあるし、新刊で手に入らない本は古本屋を訪ねる。
でも、(私にとっては)基本はあくまでも自分の町の本屋さんだ。
今住んでるところの本屋さんは個人商店だけど、前に住んでいたところではチェーン店だった。
(個人商店がなくなってしまった…)
どちらにしても自分の町の本屋さんが一番大事だと思っている。
では、どうしたらそんな本屋さんといい関係でお付き合いしていけるのか?
どうやら答えは簡単で、そんなことで悩む必要はないらしい。
というのも、本が好きで本屋が好きなお客さんのことを「本屋のおやじさん」は見抜いてしまうようなのだ。
これはきっと早川義夫さんだけの特殊技能ではないはず。
私が住んでいる町の本屋さんも入店した客が真の本屋好きかを見抜いている。
私はそのご主人に認められるように自分の中の本屋愛をこれからも育てていけばいいのだ。きっと。
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不勉強で、町の本屋さんにどんなふうに本がやってくるのかは、全く考えたことがなかった。
ネットで本を注文したり、コンビニで受け取ったりが、当たり前になってきて、町の本屋さんは、ますます苦戦してるのだろうか。
育った町の小さな本屋さんには、絵本が並んでいて、買い物帰りに母にねだったり、もう少し、大きくなってからは、漫画を立ち読みしたり、お小遣いを握りしめて買いに行ったりもした。
ネットで本がいくらでも手に入る時代にはなったけど、これからも、小さな本屋さんがある所で暮らしたいから、「ちょっとぐらい時間がかかってもいいや、のんびり待とう」って気持ちで、近所の本屋さんで本を注文しても、いいのかな。
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2015.6.4
街の書店。置きたくても置けない本。それでもお客さんに届けたい気持ち。どれだけお客さんに本との出会いの場を提供できるか、喜んでもらえるか、そのためにどう工夫していくのか。現在の街の本屋さんはその気持ちの部分がすごく大事になっているように思う。こんなに多くの本があって、こんなに未知で、こんなに多くの街の人が通ってきてくれる場所なんだから。私も一人でも多くの人がいい本といい出会いをしてもらえるように、これから頑張ろう。