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紙の本
パパは今日、運動会 (ちくま文庫)
著者 山本 幸久 (著)
五反田にある社員200人ほどの文房具会社が運動会を開いた。いい年をして独身寮にいる名物男、社内の嫌われ者のおべっか男、ヨン様ばりのモテモテ男、「ママ」の異名をもつ色っぽい...
パパは今日、運動会 (ちくま文庫)
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商品説明
五反田にある社員200人ほどの文房具会社が運動会を開いた。いい年をして独身寮にいる名物男、社内の嫌われ者のおべっか男、ヨン様ばりのモテモテ男、「ママ」の異名をもつ色っぽい社長秘書、べらんめいの姉御肌…会社にはじつにさまざまな人材がいた!普段とは違う状況下で彼らの人生がほの見え、会社生活の新展開もほの見える。3年後のあの人を描く書下し短篇を追加。【「BOOK」データベースの商品解説】
五反田にある社員200人ほどの文房具会社が運動会を開いた。普段とは違う状況下で、さまざまな人々の人生と、会社生活の新展開がほの見えて…。3年後のあの人を描く書下し短篇「カレシは今日、高尾山」を追加。〔2013年刊に「カレシは今日、高尾山」を書下ろし〕【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
パパは今日、運動会 | 5−264 | |
---|---|---|
カレシは今日、高尾山 | 265−298 |
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最初から最後まで楽しめる、おもしろさ全開の山本作品。
2015/09/11 10:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
笑える。楽しい。山本幸久の作品は明るく楽しいものが多いが、その中でも特に好きな雰囲気だった。
会社やそれにまつわる色んな人たちを多数の視点からとらえる書き方が大変功を奏している。多数の視点ではあるが「語り」ではなく、それぞれ視点になる人物の三人称というのも、べたっとした感じがしなくていい。しかもそれが明るくて、多数視点の三人称の魅力が生かされていた。
誰が、というのは特になく本当に色んなタイプの人間がいるのがおもしろいのだが、強いていうなら広川部長主軸の騎馬戦。愛娘に相手にされない「トーチャン」のがんばり、「嫌いなやつ」のチームをぶっつぶそうとする四人の男。太って泣き虫の三好のキャラもいい。