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紙の本
生きものとは何か 世界と自分を知るための生物学 (ちくまプリマー新書)
著者 本川達雄 (著)
ずっと続くようにできているのが生きもの!? 環境変化の壁と有性生殖、目的と進化、時間の感覚器官…。形と時間をキーワードに、「生物とは何か」を解説する。「自分」を理解する上...
生きものとは何か 世界と自分を知るための生物学 (ちくまプリマー新書)
生きものとは何か ──世界と自分を知るための生物学
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商品説明
ずっと続くようにできているのが生きもの!? 環境変化の壁と有性生殖、目的と進化、時間の感覚器官…。形と時間をキーワードに、「生物とは何か」を解説する。「自分」を理解する上で役に立つ生物学入門。【「TRC MARC」の商品解説】
生物の最大の特徴はなんだろうか?地球上のあらゆる生物は様々な困難(環境変化や地球変動)に負けず子孫を残そうとしている。生き続けることこそが生物!?【商品解説】
地球上のあらゆる生物は様々な困難(環境変化や地球変動)に負けず子孫を残そうとしている。生き続けることこそが生物!?【本の内容】
目次
- はじめに
- ぼくは生物が嫌いだった/生物は目的をもつ/科学は言葉(ロゴス)により厳密に記載・定義する/教養としての生物学
- 第一章 生物という呼び名
- 生物/いきもの=息をするもの/動物・植物/生命/いのち/呼吸/息子は蒸す子/ライフとは続くもの/ビオスとゾーエー/オーガニスム(有機体)
- 第二章 生物は続くもの
- 続くことに立ちはだかる壁/同じとは?/生物は伊勢神宮方式/環境変化の壁と有性生殖/生殖/大きな子を少数か、小さな子を多数か/環境変異
- 〈コラム〉遺伝子は親子で半分以上同じ
- 月と不死
- 第三章 種と生物の分類
- 生物の分類/形態的種/生物学的種/種は個物と普遍をつなぐ/アリストテレスの分類とリンネの二名法/数を重視するのが近代科学/「人は人から」から「〈私〉は〈私〉から」へ
著者紹介
本川達雄
- 略歴
- 〈本川達雄〉1948年仙台生まれ。東京大学理学部生物学科卒業。東京工業大学名誉教授。専攻は動物生理学。著書に「ゾウの時間ネズミの時間」「生物多様性」「ウニはすごいバッタもすごい」など。
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紙の本
集大成
2023/06/24 01:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「本川さんの教え」の
集大成の1冊。
生物学、ひいてはいきもの、
というものを
いろいろな方面から突き詰めていく。
本川さんの著作のなかでは、
引用や言い回しなど、
むずかしめなものが多いかも。
その分内容はとても奥深いものになっている。
紙の本
「生き続けること」を目的に持つかのようなもの。
2019/04/23 17:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学時代、定年間際の教授の講義がこんな風に少し「哲学的」で「よくわからない」「茫洋とした」部分があったことを思いだした。長い年月、深く考えていきつける場所、なのだろう。そこから湧き上がってきた泡のような「つぶやき」。よく耳をそばだてて聞けば味がある。ぼんやり聞くと眠くなる。
生きものの大きさと寿命、時間の話等々。それぞれを扱った著書もあるので、これまで著者の著作を読んでいる人には「既読」の内容も多いと思う。「おわりに」で著者は「遺書のつもりで書いた」としているが、言葉通り、これまで折に触れて著してきたものをまとめさらに「哲学的」色彩を濃くしたものになっている。しかしこれまでの著書と同じく、決して難解な内容ではない。
第五章の「生き物は円柱形」の出前授業の再現は面白かった。他の章も含め、生きものの形について、時間について。きちんとした説明というよりは「こんな感じ」と大づかみにする著者の説明はたしかに「いわゆる科学」とはちょっと違うかもしれない。それでも生きものを『「生き続けること」を目的に持つかのようなもの。』としてみるやり方はかなり魅力的なやり方に思える。