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商品説明
物語は「世界の果て」にある小さな食堂を夢見ながら始まり、静かにゆるやかにつづく。どこからも遠い場所で、どこよりも近い、すぐそばで−。クラフト・エヴィング商会の物語作者が語る、ひとつながりの16の短編集。〔新潮文庫 2007年刊の増補版〕【「TRC MARC」の商品解説】
ビートルズの「ホワイト・アルバム」と呼応する物語がゆるやかにつながる、吉田篤弘のデビュー連作短篇集、待望の復刊! 書き下ろし解説などを含む最新リマスター版。【商品解説】
収録作品一覧
「彼ら」の静かなテーブル | 11−15 | |
---|---|---|
ジュールズ・バーンの話のしっぽ | 17−39 | |
ジョン・レノンを待たせた男 | 41−48 |
著者紹介
吉田篤弘
- 略歴
- 〈吉田篤弘〉1962年東京生まれ。作家。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を続けている。著書に「神様のいる街」「月とコーヒー」など。
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紙の本
やっと読めた吉田篤弘氏の完成度高いデビュー作。
2020/04/21 22:34
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家吉田篤弘の魅力にあとになって気づいた読者としては、読みたくてもそのすべがなかったデビュー作。その全編筆を入れての復刊だそう。頭にイメージはあるんだけれど、どうも小説を書き出せない吉田君のモデルは作家自身?消えた作家ジュールズ・バーンとは?と、軽い謎解きというか伏線というかを記憶しつつ読み進む楽しさはデビュー当時からの作風だったんだなぁと思う。そして、各章を貫くアイテムがビートルズのホワイト・アルバムというのも、吉田篤弘さん的。いいぞいいぞ。この一冊を読み終えると、もっと吉田篤弘作品が読みたくなるのが難点かも。それでも、今なら、次作はたくさん読める幸せ。もしもデビュー当時にリアルタイムで読んでいたら、次作をジリジリと待つことになっただろう。