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紙の本
地図とデータでみる都道府県と市町村の成り立ち (平凡社新書)
著者 齊藤 忠光 (著)
古代から近世にわたって長く続いた地方の国郡と町村が、明治時代になり廃藩置県と市制町村制によって、どのように現在の都道府県、また市町村へと変わっていったのか。ふんだんな地図...
地図とデータでみる都道府県と市町村の成り立ち (平凡社新書)
地図とデータでみる都道府県と市町村の成り立ち
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商品説明
古代から近世にわたって長く続いた地方の国郡と町村が、明治時代になり廃藩置県と市制町村制によって、どのように現在の都道府県、また市町村へと変わっていったのか。ふんだんな地図とデータによって読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
日本の「国(クニ)」は律令時代に全国に制定され、国郡制度によってそれぞれの地域が定められた。秀吉の時代を経て江戸初期には郡と村が確定し、江戸幕府は全域を国、郡、町村の三層構造として支配下に置く。明治に入り、新政府は中央集権化を推進すべく廃藩置県を強行、さまざまな地方編制を行っていく。
いかにしてこの国の行政区画は成立したのか。ふんだんな地図とデータによって読み解く。
【商品解説】
古代から続いてきた地方の国郡と町村が、明治の廃藩置県と市町村制により、どのように今の都道府県と市町村へ変わったかを読み解く。【本の内容】
目次
- 《目次》
- はじめに
- 第一章 古代日本の成り立ち
- 一、律令国家における日本の「国(クニ)」の成立
- 二、国と郡と里で成り立っていた時代
- 三、国郡図と行基図からみた日本
- 四、郷里制から荘園が発達し、郡は形骸化する
- 第二章 太閤検地と江戸幕府の地方の治めかた
- 一、太閤検地による測量仕様(検地)の統一と村切り
- 二、徳川幕府は国郡図を作成し、「寛文印知」で郡と村を確定
著者紹介
齊藤 忠光
- 略歴
- 〈齊藤忠光〉1943年北海道生まれ。高崎経済大学大学院地域政策研究科博士前期課程修了。専門地域調査士、日本地図学会評議員。著書に「地球診断」など。
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紙の本
我が国の行政区画の歴史を追った興味深い書です!
2020/05/06 11:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の行政区画がどのようにして成立・確定されたのかを、地図とデータから読み取ろうした画期的な一冊です。同書では、我が国の行政区画について古代から現代までを通して見ていきます。例えば、奈良時代の律令制度、豊臣秀吉の時代から江戸初期にに成立した郡と村の制度、江戸幕府の国、郡、町村の三層構造の成立、そして、明治新政府による中央集権化による廃藩置県などです。内容構成は、「第一章 古代日本の成り立ち」、「第二章 太閤検地と江戸幕府の地方の治めかた」、「第三章 廃藩置県と府県区域の変遷」、「第四章 市が誕生し、町村の概念が変わっていく」、「第五章 蝦夷から北海道、琉球王国から沖縄県へ」、「第六章 昭和から平成へ──市町村合併と人口問題」、「終 章 これからの都道府県と市町村を考える」となっています。
紙の本
古代から現代まで
2020/04/18 11:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書のタイトルを見ると、「データ」とあるので、人口など統計的な数字が並んでるのかと思いきや、中を見るとその思いを良い方向に裏切ります。現在の地方公共団体が成立するまでの歴史と言って良いでしょう。もちろん、「データ」とあるだけに数字も出てきます。地図も出てきます。自分が住んでいるところは、明治時代には、江戸時代にはどうだったという過去に思いをはせることが出来ます。出来れば、大きな地図帳や歴史地図帳を見ながら本書を読むのがおすすめです。
紙の本
私には知っている話でしたが
2020/05/21 17:37
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、当書で書かれている事は私には既に知っている事ばかりだったので、新たな発見を得る楽しみはありませんでした。
ですが、都道府県や市町村の成り立ちを詳しく知らない方々には、分かりやすく解説してある1冊と思います。ぜひ一度、手に取ってみてください。