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商品説明
鎌倉幕府の滅亡後、建武政権の興亡、南北朝分立、観応の擾乱と、京都は深刻な状況が続く。全国の武士はなぜ都に駆けつけて争い、それは政治過程にどのような影響を与えたのか。足利義満の権力確立までの60年を通観する。【「TRC MARC」の商品解説】
鎌倉幕府の滅亡後、建武政権の興亡、南北朝分立、観応の擾乱と、京都は深刻な状況が続く。全国の武士はなぜ都に駆けつけて争い、それは政治過程にどのような影響を与えたのか。義満の権力確立までの60年を通観する。【商品解説】
目次
- 謎多き激動の一四世紀―プロローグ/鎌倉幕府、滅亡(二度の「当今御謀反」事件/鎌倉幕府と社会/果たされる倒幕/コラム1 公家廷臣の「サバイバル」)/建武政権(後醍醐・護良・尊氏/建武政権の特質/コラム2 民衆の住居、武士の住居/足利尊氏の反乱(転変する政情/反撃する足利軍/コラム3 京都周辺の地政学/コラム4 軍忠のレポート)/初期室町幕府の時代(室町幕府の成立/足利直義と高師直/初期室町幕府と京都/初期室町幕府と社会/コラム5 足利一門)/観応の擾乱(師直・直義の相剋/尊氏・直義の相剋/三度の京都失陥/戦乱の深化/コラム6 右往左往する公家廷臣)/内乱収拾の糸口(足利義詮の執政/貞治・応安という時代/コラム7 世代の転換期)/足利義満(義満の登場/公家社会への進出/明徳の乱/ビッグ・イベントの時代/コラム8 二条良基)/内乱を終えて―エピローグ
著者紹介
山田 徹
- 略歴
- 1980年 福岡県生まれ。2009年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。現在 同志社大学文学部准教授。 ※2021年8月現在
【主要論文】「南北朝後期における室町幕府政治史の再検討」(『文化学年報』66・67・68、2017・2018・2019年)、「室町時代の支配体制と列島諸地域」(『日本史研究』631号、2015年)。
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建武の新政、南北朝はよくわからないままできた
2022/09/20 09:53
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投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「京都の中世史」第4巻で、14世紀の京都を中心に描く。鎌倉幕府が滅亡し、建武政権に変わるが長続きせず、南北朝に分かれ、観応の擾乱と京都の深刻な状況は続く。地方から京都に武士が集まり、京都での政治に数多くの影響を与え、同時に地方にも影響を及ぼす。金閣寺で有名な足利義満の権力を確立する。
目次を見ると、プロローグ、1 鎌倉幕府、滅亡、2 建武政権、3 足利尊氏の反乱、4 初期室町幕府の時代、5 観応の擾乱、6 内乱収拾の糸口、7 足利義満、内乱を終えてーエピローグとなる。
鎌倉幕府が滅亡し、武者の時代と思えば、後醍醐天皇の建武政権となる。鎌倉幕府というから東国政権というイメージがあるが、京都とのつながりも深い。建武政権は短命に終わり、室町幕府は京都に置かれるが、南北朝が起こり、内乱となり、幕府の内訌で観応の擾乱となる。目まぐるしく変わるので追っていくだけ大変だが、政権構造や京都(中央)と地方との関係を追っていく。ダイナミックな時代との見方が出てくるのではと期待する。