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商品説明
有力御家人を次々と排斥した北条氏と、相模国最大の豪族で、北条氏の唯一のライバルだったという三浦氏。「吾妻鏡」の記述を相対化する視点から検証し、両氏の役割と関係に新見解を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
有力御家人を次々と排斥した北条氏と、その唯一のライバル三浦氏、という通説は正しいのか。両者の武士団としての存在形態に留意し、『吾妻鏡』の記述を相対化する視点から検証。両氏の役割と関係に新見解を提示する。
対決の東国史 全7巻
2021年12月刊行開始
〈企画編集委員〉高橋秀樹・田中大喜
源義朝の大蔵合戦から小田原北条氏の滅亡まで、400年に及ぶ中世の東国では、さまざまな勢力が対立・連携し戦いを繰り広げた。源頼朝と木曾義仲の相克より小田原北条氏と越後上杉氏の関東覇権争いに至る7つの「対決」に光を当て、東国がいかなる歴史過程をへて近世を迎えたのかを描く。中央政権と地域権力がからみ合い織りなす姿に迫る、新しい東国史。
?源頼朝と木曾義仲………………長村祥知
?北条氏と三浦氏…………………高橋秀樹(第1回配本・21年12月発売)
?足利氏と新田氏…………………田中大喜(第1回配本・21年12月発売)
?鎌倉公方と関東管領……………植田真平
?山内上杉氏と扇谷上杉氏……木下 聡
?古河公方と小田原北条氏 ……阿部能久
?小田原北条氏と越後上杉氏…簗瀬大輔【商品解説】
目次
- プロローグ 北条氏と三浦氏/頼朝時代の北条氏と三浦氏(内乱前後・南関東の武士団と国衙/頼朝と北条氏/頼朝と三浦一族)/執権政治のはじまりと和田合戦(梶原景時排斥をめぐる東国武士団の動向/比企氏の乱と将軍交替/和田合戦と東国武士団)/実朝暗殺事件と承久の乱(実朝暗殺事件の実像/承久の乱と東国武士団/義時の死と伊賀氏の乱)/頼経時代の義村と泰時(幕府新体制の成立/身分秩序の再編と北条氏・三浦氏/義村・泰時の死)/寛元の政変から宝治合戦へ(寛元の政変/宝治合戦/宝治合戦と東国武士)/エピローグ 得宗専制体制への道/略年表
著者紹介
高橋 秀樹
- 略歴
- 1964年、神奈川県に生まれる。1996年、学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了、博士(史学)。現在、國學院大學文学部教授 ※2023年6月現在
【主要著書】『日本中世の家と親族』(吉川弘文館、1996年)、『玉葉精読』(和泉書院、2013年)、『三浦一族の中世』(歴史文化ライブラリー400、吉川弘文館、2015年)、『三浦一族の研究』(吉川弘文館、2016年)
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紙の本
協調から対立へ
2022/01/18 15:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
「対決の東国史」とあるが、むしろ北条氏と三浦氏がいかに協調し、幕府を盛り立ててきたかに重点が置かれた内容。とくに三浦氏の惣領・義村は、朝廷との交渉を一手に手掛けるなど、北条泰時の執権政治安定期にとって無くてはならない存在であったことがよくわかる。だが、そうした関係も、北条氏、三浦氏双方の世代交代によってあっさり崩れ、宝治合戦の対決に至る。時頼の経験不足、泰村の器量不足もあるかもしれないが、ちょっとした行き違いが武力行使にエスカレートする鎌倉幕府の不安定さを象徴しているようである。
紙の本
ついに三浦氏も・・・
2022/06/02 18:22
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大河では蜜月が続く両者の関係だが(2022年5月現在)、1247年(宝治元年)、粛清が続いた鎌倉時代、ついに三浦氏にもその矛先が向いた。三浦氏が滅び、北条氏の得宗専制体制のスタートだったのかも