ずかん宝石 見ながら学習調べてなっとく

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ダイヤモンドには黒いのもあるんだなぁ。石膏にはキラキラしたものもあり、それは宝石なんだな。オパールは、キラキラはしてないけど、たまーに温泉の成分が固まって沈殿するんだな。珊瑚はきれいに磨けば宝石なんだな。

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すべての漢字にふりがながふられており、言葉遣いも平易で子ども向けの体裁をとっていますが、コラムや豆知識が豊富であること、フルカラーであることもあり読んでいて楽しいです。
結晶系や成分、硬度についての記述もあり子ども向け図鑑としてはかなり詳しく書かれているのではないでしょうか。
一つの宝石に対して大体2ページ割かれているので、写真も一つ一つ大きく見応えがあります。
紹介されている種類についても、ダイヤモンドやエメラルドなどの一般的に名前が知られたものから蛇紋石、方解石等あまり小学生には馴染みないかな？と思うものまで紹介されており、ここから深く調べていくにあたって良い入り口となるかと思います。
また、宝石の出来方、鑑別の方法、宝石採取にあたってのコツ、宝石を扱った博物館等のコラムも充実しているので、知らなかった視点からの気づきがあり、大人が読んでも面白いと感じました。
アゲート、アンモライトが好きなのでそれについて写真が掲載されていたことも嬉しかったです。

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姪にプレゼントした本です。
　一見カラフルな表紙で子供向けの見た目だけの本かな、と思いきや、その実は徹底した子供向けの本です。つまり、ふりがながふってあり、中身もカラフルで飽きが来ないようになっており、さらに知的興味が出てきたときの入り口になるように宝石の成因や化学組成、結晶構造などの基礎情報も載っています。構造について、「斜方晶」という言葉が使われていますが、この本の出版後(2012年よりあと)に「直方晶」という言葉に統一しましょうという流れが出来ていますので、版が変わったら修正されるかもしれませんね。
　どのくらい興味を持ってくれるかは人によるでしょうけれど、おそらく入り口としてはとても良い図鑑ではないかと思います。