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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/09/26
- 出版社: 青弓社
- サイズ:19cm/230p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7872-3441-4
読割 50
紙の本
「混血児」の戦後史 (青弓社ライブラリー)
著者 上田 誠二 (著)
戦後に日本女性とアメリカ兵との間に生まれた「混血児」は、どのように日本の社会を生きてきたのか。聖ステパノ学園の混血児教育の歴史や、各時代の混血児の社会的な立場等を跡付け、...
「混血児」の戦後史 (青弓社ライブラリー)
「混血児」の戦後史
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商品説明
戦後に日本女性とアメリカ兵との間に生まれた「混血児」は、どのように日本の社会を生きてきたのか。聖ステパノ学園の混血児教育の歴史や、各時代の混血児の社会的な立場等を跡付け、混血児をめぐる排除と包摂の戦後史を活写。【「TRC MARC」の商品解説】
「混血児」はどのように戦後日本の社会を生きてきたのか――。占領・復興期から高度経済成長期、そして現在までの聖ステパノ学園の混血児教育を縦糸に、各時代の混血児の社会的な立場や語られ方を横糸にして、混血児をめぐる排除と包摂の戦後史を活写する。【商品解説】
目次
- 序 章 戦後史の裂け目――〝血の政治学〟と〝出会いの教育学〟のはざまで
- 1 なぜ「混血児」の戦後史をいま問うのか
- 2 混血児をめぐる従来の研究と本書の分析視点・内容との差異
- 第1章 占領・復興期の混血児誕生――優生保護法の下で生存する[敗戦から一九五〇年代前半まで]
- 1 敗戦後セクシュアリティ統制の遺産――優生思想にさらされる混血児
- 2 澤田美喜の実践にみる混血児の別学という人格主義――幼稚園の教育実践
- 3 幼稚園から小学校へ――ステパノ学園の実践と苦悩
- 第2章 日本「独立」後の公立小学校の混血児教育――日本人として学ぶ[一九五〇年代中葉]
著者紹介
上田 誠二
- 略歴
- 〈上田誠二〉1971年栃木県生まれ。横浜国立大学ほか非常勤講師。首都大学東京オープンユニバーシティ講師。専攻は現代史、教育史、音楽史。著書に「音楽はいかに現代社会をデザインしたか」など。
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労作だが、戦後史というよりは教育史
2023/04/10 17:15
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
第2次世界大戦後の「占領・復興期の社会矛盾の結節点として混血児が存在したことを浮き彫りに」しながら、彼らがさらされた差別や偏見、社会からの逸脱についての歴史や状況などを、施設に残る文書から掘り起こし分析した労作ではあると思うが、著者が教育の専門家だけあって、教育史が中心であり、タイトルで「戦後史」をうたうわりに、戦後史としては少々物足りなかった。